ワシントン・タイムズ・ジャパン

年度末に目立つ未成年の飲酒、大人は指導を

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)

 沖縄県警交通企画課はこのほど、2020年中に発生した交通人身事故のうち飲酒が絡む事故の割合は1・6%となり、全国ワースト9位で、2年ぶりにワーストワンを脱却したと発表した。事故の発生件数は45件で、1990年の統計開始以来、最少となった。飲酒が絡む死亡事故の割合は9・1%で全国ワースト14位だった。

 手放しで喜べる数字ではない。県警当局は、ワーストワン脱却は「新型コロナウイルス感染拡大で交通量が減ったことが要因の一つ」と分析。全国平均と比べると依然として高い水準が続いているという。

 5日には18歳の女子高校生が飲酒運転し、女性をはねてけがを負わせ、過失運転致傷と酒気帯び運転の両容疑で現行犯逮捕された。

 卒業式シーズンになり、未成年の飲酒による事件事故や補導のニュースが連日のように飛び込んでくる。

 2月27日午後10時半ごろ、沖縄本島南部の中高生が那覇市内の飲食店で集団飲酒。15歳から16歳までの16人がビールや泡盛を飲んでいた。3月2日には、沖縄本島南部の与那原町のバーで高校生16人が集団飲酒。いずれも通報により補導された。

 沖縄市では11日、アパートで集団で酒を飲んだとして、いずれも18歳の本島中部の男子高校生4人などが補導された。14日には、青信号で横断歩道を渡っていた女性が、酒気を帯び運転の18歳の女子高生にはねられる事故が起きた。

 沖縄では、「自分も昔は高校生の時、飲んでいたものだ」「卒業祝いの時ぐらいはいい」とおおらかに考える親世代が多いのが気になる。未成年で飲酒をし、それに伴う事件事故を起こしてしまえば、人生設計が狂いかねない。羽目を外さないよう指導し、見守ってあげるのが大人の役割だ。

(T)

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