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中国共産党は瀬戸際外交に失敗した

■尖閣諸島での変化

 中国共産党は30年前から超限戦を実行していたと思われる。だから世界の主要メディアを親中派にすることができた。各国の大学に孔子学院を設立し、そこでスパイを育成していた。この努力が、後にアメリカ大統領選挙で効果を発揮した。“死者が投票する”という怪奇現象すら黙認され、バイデン大統領が誕生した。

 だが中国共産党は人民解放軍を用いた実際の戦闘は回避。隣接国を脅して譲歩させることを優先。日本に対して尖閣諸島で連日圧力を加えた。さらに2月1日から中国海警局は武器を使用すると発言。これで日本を脅したが、海上保安庁は引かなかった。

日本が尖閣での武器使用「排除しない」との考え、「緊張あおる」と中国メディア
https://www.recordchina.co.jp/b872203-s25-c100-d0193.html

 さらに海上保安庁の奥島高弘長官が、海上保安庁は尖閣諸島で武器使用を“排除しない”と発言した。これに中国共産党は驚き、政府系メディアを用いて間接的に海上保安庁に抗議している。

■瀬戸際外交

 瀬戸際外交は戦争では勝てない国に、コストが合わない小さな戦争を売り付ける。戦争を売られた国は、コストが合わないから譲歩する。これで瀬戸際外交が成功する。瀬戸際外交を使った人物は、第2次世界大戦前のドイツのヒトラー。戦後であれば、イラクのフセイン大統領・北朝鮮の金一族。

 瀬戸際外交では、コストが合わない戦争を売られたので、戦争回避で譲歩する国が多い。それに離れた地域の戦争ならば、隣接国に譲歩するように説得する。何故なら、戦争回避できるなら安い話。

 しかし瀬戸際外交にも欠点があり、連続すると、何処かで相手国が怒る。そうなると瀬戸際外交は失敗に。瀬戸際外交は自国が戦争する軍事力がない国が行う常套手段。自国の軍事力を大きく見せて脅す。端的に言えば“弱い犬ほどよく吠える”。

 中国共産党は人民解放軍の存在を宣伝した。毎年軍事力を強化しており、空軍は最新鋭機を購入。海軍は他国が驚くほどの軍艦を建造。さらに多様な弾道ミサイルを開発し、都市攻撃用の弾道ミサイルだけではなく、対艦ミサイル型も開発した。中国共産党は軍事力を見せつけるが実際には動きを世界に宣伝していない。

■尖閣諸島で明らかになった瀬戸際外交

 中国共産党は日本に対し、尖閣諸島で瀬戸際外交を行っている。中国共産党としては、戦争を回避しながら尖閣諸島を手に入れたい。だから中国海警局を使い、連日尖閣諸島に進出させている。

 国際社会では、国土は実効支配している国の物になる。国内では法律が土地の権利を保護するが、国外では実効支配による既成事実が優先される。この現実を中国共産党は悪用し、瀬戸際外交の道具として日本に使っている。

 中国共産党は何年も尖閣諸島で瀬戸際外交を行い、日本側に譲歩を求めた。海上保安庁が音を上げるかと思えば、海上保安庁は粘った。次に中国共産党は、中国海警局に武器使用で日本政府と海上保安庁を脅す。

 武器使用ならば戦争の予兆。仮に戦闘になれば、日本の政治家は混乱する。それに戦争回避へ動くと考えた。だが海上保安庁は尖閣諸島から引かない。仮に中国共産党・中国海警局が戦闘を覚悟しているなら、2月1日辺りで攻撃している。だが7日を過ぎても中国海警局は攻撃しない。

 中国共産党・中国海警局は、瀬戸際外交で日本を脅していただけ。日本を脅して譲歩すると思ったが、海上保安庁は引かなかった。それどころか、海上保安庁長官が武器使用を臭わせた。こうなれば中国共産党の瀬戸際外交の失敗。さらに中国共産党が日本に仕掛けたチキンレースは、海上保安庁の勝利で終わった。

■アジアに海軍を集める失敗

 中国共産党は裏工作には長けていた。だから世界に親中派を作ることができた。しかし、軍事的な支配があるから、中国共産党の真意に気付いた国は反中に変わる。フランス・ドイツ・オーストラリアなどは親中派だったが、2020年から急激に反中に変わった。

 トランプ前大統領時代に中国共産党包囲網が軍事的に組織され、バイデン大統領になっても、イギリス・フランス・ドイツなどが日本付近まで海軍を派遣する。特に香港での人権弾圧は最悪で、米中対立から英中対立に変えるほど悪化させた。

 遠く離れたヨーロッパから、日本付近まで海軍を派遣する。アジアで軍艦の大規模整備ができるのは日本だけ。だから日本を拠点とした派遣になるが、これは日本とヨーロッパの関係を強くする意味がある。さらに、イギリス・フランス・ドイツが、連合してインド洋・南シナ海を守る意味もある。これは中国共産党には悪夢で、瀬戸際外交で戦争を譲歩させていたが、気が付くと多くの国を怒らせていたことが明らかになった。

 軍隊派遣は自国の立場を明らかにする行為。だからバイデン大統領になっても海軍をアジアに派遣することは、それだけイギリス・フランス・ドイツが怒っている証。ならば中国共産党は、「南シナ海の基地群の対艦ミサイルで攻撃するぞ」と脅すだろう。仮に脅せば、今度はヨーロッパを巻き込んだチキンレースになる。

 中国共産党がヨーロッパに喧嘩を売るだけではなく、人民解放軍が対艦ミサイルを撃たないとチキンレースの敗北。さらに対艦ミサイルを撃てば、次の瞬間からヨーロッパとの戦争に拡大する。そうなれば、ヨーロッパ連合軍となり、日本を拠点とした中国共産党との戦争に至る。

■中国共産党のこれから

 中国共産党は瀬戸際外交を止められない。仮に止めれば、中国共産党への恐怖が低下する。中国人民の中国共産党への恐怖が低下すると、易姓革命の種になる。中国共産党はこのことを知っているから、嫌でも瀬戸際外交を止められない。

 だが瀬戸際外交の限界が早まっており、ヨーロッパから海軍をアジアに呼び込み、尖閣諸島でチキンレースに敗北し、勝てると思った日本にも、海上保安庁の決然とした態度により失敗。この精神的な打撃は大きく、必ず勝利を目的とした瀬戸際外交を日本に仕掛けるだろう。

 それは対艦ミサイル・弾道ミサイルを用いた瀬戸際外交。日本限定で脅し、より大規模な戦争を臭わせて譲歩を求めると思われる。日本の対応は簡単だ。引かないこと。これだけで、中国共産党が売付けたチキンレースに勝利できる。

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