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サンタさんはコロナ感染しないの? 子供も不安になる2020年のクリスマス

 今年も様々な出来事がありましたが、世界中を震撼させたのは現在も感染拡大が続くコロナウイルスです。3月から日本でも警戒が強まり、4月、5月は緊急事態宣言が各地で発令され、新生活に胸踊らせていた新入生、新社会人にとっては“空白の期間”となってしまいました。

 世代、年齢、人種に関係なく、全人類にとって恐怖を与えたコロナウイルス。クリスマス、お正月という年末年始の楽しいイベントが近づいてきた今、幼い子供達まで不安に襲われているようです。

今年はサンタさん、おうちに来れないの?

 クリスマスといえば、サンタクロース。子供達にとっては、クリスマスの朝に、枕元にサンタさんからのプレゼントが置いてある特別な日です。昨年、2歳の娘は、朝起きると枕元に欲しかったおもちゃが置いてあるのをみて飛び起き、「サンタさん、ありがとう!」と、朝からハイテンションでおもちゃで遊んでいました。

 子供の夢として存在しているサンタクロースですが、子供にとっては現実味のある存在のようで、世界中の子供達の家を回ってプレゼントを配るサンタクロースが、コロナウイルスのせいで家に入れないのではないか、プレゼントを配ってくれないのではないかと心配している子供もいるようです。

 アメリカの子供向け教育番組「セサミストリート」の関連番組に、国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長が出演しました。視聴者の子供から、サンタはどうやってワクチンを打つのか、家に入ってきて大丈夫なのかと、幻想的な人物に対して現実味を帯びた質問が相次ぎました。ファウチ所長は、「私がワクチンを打ってきた。もう煙突から入ってプレゼントを置いてこられる。心配ない。準備万端整った」と回答し、子供達を安心させていました。

 また、WHO(世界保健機関)の感染症専門家であるマリア・ファンケルクホーフェ氏は記者会見で、「サンタは今年、子どもたちにプレゼントを届けることができるでしょうか?」と質問されると、「サンタクロースは新型コロナウイルスに対する免疫があるんです」と返答しました。サンタさんが来ないかもしれないと心配する子どもたちに対し、「サンタクロースはお年寄りなので、心配するお気持ちは分かりますが、新型コロナウイルスに対する免疫があるんです」と説明しました。そして、「サンタさんと少し話したんですが、サンタさん夫妻はとても元気です。いま非常に忙しくしているそうです」と述べ、今年も子供達がサンタクロースからプレゼントをもらえることを保証しました。

 サンタクロースに対して現実味のない大人からすると、子供達の心配はかわいらしくて笑ってしまいますが、子供達からするとサンタさんがコロナに感染しないか、世界中の子供達の家を回れるのか、家に入ってきてくれるか、プレゼントをもらえるか、不安になってしまうのでしょう。

今年のクリスマスは中止しない! 断言するサンタさん

 クリスマス2カ月前、サンタクロースが今年のクリスマスを心配する子供達に向けて動画を配信しました。 バンクーバーに本社を置くカナダの放送局 global news の公式YouTubeでこの動画を視聴することができます。
https://www.youtube.com/watch?v=mxxhpvUrIu4

 動画にはサンタクロースと妖精が登場し、サンタクロースはまず、「今年のクリスマスは中止しない」と子供達に宣言します。 妖精は、コロナが世界中に蔓延している中、どうやってクリスマスを過ごせばいいのかと子供達に代わって質問します。サンタクロースは、「クリスマスが素晴らしいのは、皆で一緒の時を過ごせるということだよ」 と答えます。妖精は続けて、サンタさんのクリスマスの願いは何か聞くと、「皆が健康でいてくれることが私のクリスマスの願いだよ。近いうちに会えることを楽しみにしているね」と、サンタクロースは優しい笑顔で答えていました。 この動画は世界中で 話題になり、Twitterではサンタクロースの回答に称賛の声が上がっています。

 また、WHOの「サンタクロースは新型コロナウイルスに対する免疫がある」という主張に対しても、「WHOおしゃれ」、「粋だな」、「子供達に優しい」など、子供の不安を払拭した発言に好意的な声が多かったです。

 主人は、親が影でプレゼントを用意しても、サンタクロースからのプレゼントだと娘は思うので、サンタクロースの手柄になるとして、去年は親からのプレゼントということで別に用意して渡していました。今年も同じことをする予定らしく、出費を考えて欲しいと思った私は、娘に「今年はコロナでサンタさん来れないんだって」と伝えていました。ところが、サンタさんは免疫があるから来れることを知ってしまったので、今年もサンタクロースと親からのとで、2つのプレゼントを用意することになりました。

 サンタクロースの存在をいつまで信じさせるべきか、SNSでも苦悩している親の声が上がっており、今年はコロナを言い分にできると思った親も少なくないように感じました。

 「まだサンタさんを信じているうちの子。もうそろそろかと話そうとしたのだけれど、本人がめっちゃ信じているので、言いづらく、『今年はコロナでサンタさんも来れないみたいだから、代わりにお父さん、お母さんからあげるね』と言葉を濁した」

 「この前、コロナでサンタは来ないよ、と言ったら号泣の娘。今日のニュースで、WHOでサンタにはコロナの免疫があるって発表。娘に伝えたら、やっぱりサンタは来る!って笑顔。息子はどうしてサンタだけ免疫あるの?だって」

 「このニュースに触れ、大半の子供が喜び、大半の大人が嬉し悲しい顔をしております」

 サンタクロースを信じている子供達からすると、保育園や幼稚園、学校にも行けない自粛生活の続いた今年、サンタさんも来てくれないというのは酷な話です。子供に一番我慢をさせた年だったので、サンタさんからの動画や、WHOやファウチ所長のお墨付きは粋な計らいだと思います。

 まだまだ収束が見えないコロナウイルスですが、来年の春は、通常通り入学式や入社式が行われて、新生活を気持ち良くスタートできることを願います。

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