«
»

中国共産党の戦争準備を想定すべきだ

■危険な兆候

 中国共産党は米中対立を継続中。アメリカと交渉して和解する道を選んでいない。それどころか、軍事演習を実行して威嚇。さらに隣接国に圧力を加えて状況を悪化させている。インドとの国境付近で対立を悪化させ、9月7日には数十年ぶりにインド軍は威嚇射撃を行った。

 さらに人民解放軍は、インドとの国境付近に戦力を集めているとも言われている。これでは状況を悪化させるだけで、国際社会から中国共産党は孤立する。だが中国共産党は国際社会からの孤立を恐れていない様だ。

中国、インド国境に兵士5万と戦闘機150を配備か=印メディア
https://www.epochtimes.jp/p/2020/09/62153.html

■国際社会のマナー

 今の国際社会のマナーは白人世界の経験則。白人世界は戦争した経験から、可能な限り戦争を回避するルールを見つけ出した。その一つが、「国境付近に4万人以上の戦力を集めない」というルール。

 地上戦で4万人の戦力は威力偵察に使われる。これは機動力と打撃力を備え、「敵が強いか弱いか」の判断をする戦力。そして敵軍の指揮命令系統を混乱させる戦力として使われる。敵軍の動きを知り、自軍が主導権を持つための機動部隊。

 つまり、開戦して敵国に侵攻する最初の戦力。だから国境付近に4万人以上集まれば隣国に侵攻する意思と見なされる。このため白人世界では、国境付近で軍事演習を行うとしても、4万人規模は可能な限り回避する。仮に集める場合は、仮想敵国に対する威嚇に使う。

■中印国境付近の5万人

 インドメディアは、人民解放軍が国境付近に5万人規模の人民解放軍を集めていると報道。事実ならば危険な兆候で、中国共産党は戦争準備をしていることになる。基本から見れば、戦争するなら大量の物資が必要。だが現段階では、中国国内で大規模な物資の移動は確認されていない。

 何故なら2万人規模の師団後方25kmには、小規模兵站基地が置かれる。さらに50km後方には中規模兵站基地が置かれ、100km後方には大規模兵站基地が置かれる。これが基本で、兵站基地ネットワークが存在するから継続的な戦闘が可能。だから戦争準備を確認する基準になる。

 2万人規模の師団ならば、1日で2000トンの物資を消費。空軍機が師団を対地攻撃で支援するならば、1日で4000トンの物資を消費する。1日だけで6000トンを消費するから、4万人規模なら1万2000トンの物資を必要とする。

 ならば、25km・50km・100km後方に、消費に対応できる物資を集積していなければ戦闘継続は不可能。これが現実だから、戦力の集中だけでは威嚇に終わる。しかし中国共産党は、朝鮮戦争で人民解放軍の兵站を無視して参戦している。これはアメリカ軍には奇襲になって大損害を与えた。過去の戦例があるから警戒すべきだ。

■人民解放軍は基本を無視する

 中国共産党は軍事の基本を無視する戦例がある。朝鮮戦争が典型例で、兵站が得られない地形から人民解放軍を投入した。アメリカは兵站を重視するから、兵站が得られないルートからの侵攻を予想しなかった。これが朝鮮戦争でアメリカ軍に損害が出た原因の一つ。

 人民解放軍の物資移動と備蓄が確認出来ないなら、1カ月以内の戦闘を計画していると見るべきだ。何故なら2万人規模の1個師団は、基本的に1カ月分の物資を持って活動する。戦闘開始後、1カ月以内に上級司令部から補給を得ることで戦闘継続する。

 人民解放軍が基本を無視するとしても、師団級ならば独自の物資を蓄えている。そうでなければ軍事演習すら行えない。過去の人民解放軍を見ると、軍事演習をしているから、師団単位の物資は備蓄されている。

 ならば人民解放軍は、開戦から7日間は苛烈な攻勢が行え、15日から節約型の戦闘に移行することになる。だからこそ人民解放軍は、開戦奇襲でアメリカ軍に損害を与えることを選ぶと思われる。

■開戦奇襲なら同時多発

 仮に中国共産党が開戦奇襲を決断するなら、最初にインドへの侵攻。次に中距離弾道ミサイルを用いた対艦弾道ミサイルで、ペルシャ湾に展開するアメリカ空母艦隊を攻撃。そして、南シナ海・東シナ海でアメリカ空母艦隊に攻撃を開始するだろう。

 これは人民解放軍がインドに侵攻することで世界を驚かせる。同時にアメリカ軍への攻撃ではないから油断させる。これは陽動で、ペルシャ湾に展開するアメリカ空母艦隊を中距離弾道ミサイルで攻撃。これでアメリカ空母艦隊をペルシャ湾に拘束。そして南シナ海・東シナ海のアメリカ空母艦隊を攻撃し、アメリカ空母艦隊がアジアに集中しないようにする。

 この時にイランも参戦すれば、中東付近のアメリカ軍は足止めされるから、アジアへの移動はできない。そうなれば人民解放軍は、分散したアメリカ空母艦隊を打撃可能。その時は、7日間は苛烈な攻撃を行い、可能な限りアメリカ空母艦隊に損害を与えることを選ぶ。

■想定していれば人民解放軍の敗北

 アメリカ軍は朝鮮戦争で失敗を経験した。仮想敵国が軍事の基本を無視することを経験したから、兵站を無視した開戦奇襲を想定に入れる。そうなれば、アメリカ空母艦隊は人民解放軍の奇襲攻撃を前提に動いているはずだ。

 世界各地に展開したアメリカ軍は、人民解放軍からの開戦奇襲で一時的に分断されるだろう。だが1カ月後からアメリカ軍の反撃が開始され、大陸の海岸線の制空権・制海権を獲得する。その後は、人民解放軍が狩られる立場になるだろう。

7

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。