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ベテランMCらへ批判殺到、フジテレビお昼の情報番組の危機

 先月、今月と立て続けにフジテレビ系お昼の情報番組のMCに注目が集まりました。

 正午から始まる『バイキング』から、『直撃LIVE グッディ!』へと続くフジテレビの情報番組。先週は『直撃LIVE グッディ!』放送中の安藤優子の失態、今週は『バイキング』の坂上忍のパワハラ問題が露出されました。

熱中症を笑い事にしようとする姿勢へ批判殺到

8月19日放送の『直撃LIVE グッディ!』では、14時過ぎ頃、番組ディレクターが京都の渡月橋からマスクを着用し、炎天下の中、京都の暑さ対策に関することなどを中継していました。しばらくすると、呂律が回らなくなったり、言葉が思うように出てこなくなったり、ディレクターの様子に異変が現れました。ディレクターは、「暑すぎて頭がボケーとしてるんですね。ごめんなさい」と自嘲気味に笑うような声で話し、「(スタジオに)お返ししておきますね」と切り上げようとしました。

 手元の温度計は40.1度を示しており、熱中症寸前のような様子でした。このままスタジオに切り替わるかと思いきや、番組キャスターの安藤優子さんは笑いながら、「返しちゃうの? 私、返されたのね」と言い、「準備していた話があと3つあるはずなんだけど、えーと、もう1回お返ししていいですか」と中継を続けるよう促しました。

 ディレクターは困惑気味に、「はい、返しちゃいますよね、そうですよね」と、中継を続けようとしていたのですが、スタジオの高橋克実さんや、カンニング竹山さんらが熱中症を心配し、「休憩した方がいいよ」、「車に入って、車に」と慌てて声をかけ、倉田大誠アナウンサーが、「はい、ありがとうございました。引き取ります」と中断を終わらせました。

 スタジオの雰囲気もディレクターを心配している様子で、倉田アナウンサーが、「恐らく、あの~、取材をされて」と言いかけたところを、安藤さんが遮り、「よく関西の方は、今ありましたでしょ、キュウリ持ってらっしゃる方いますよね」と話題を続けようとしていました。他の出演者も話題を合わせるように相槌は打っていましたが、明らかに安藤さんだけが浮いているように見え、視聴者からは ディレクターの体調を心配する声や安藤さんの非常識さ、番組側の安全配慮不足の低さへの批判が殺到しました。

 しかし、番組内で謝罪があるわけでもなく、21日には熱中症の症状や対策について特集を組み、なかなか自分では気づけない、突発的な熱中症に注意が必要だと、注意喚起を促しました。

 これ対してSNS上では、安藤さんや番組への批判の声が上がっています。

 「暑い所ありがとう、涼しいところで休んでくださいとか言うべきだったんじゃないかな」

 「安藤優子、このまま謝罪なしなのか… レポーターさんが熱中症じゃなかったのは安心だけど、そういう問題じゃないよね 過去に数えただけで約10回もサイコパス発言してるし、この先何度炎上するつもりなの…?」

 「ひどいとは聞いていたけど、ここまでとは…。 加えて、事後の危機管理能力もないのか? 悪意すら感じる。心から楽しめて、安心できる番組をしっかり作って欲しい…」

 『直撃LIVE グッディ!』は9月で終了することが決まっており、終了間近での批判殺到は手痛かったのではないでしょうか。9月からは『バイキング』が1時間延長され、『直撃LIVE グッディ!』の穴を埋める予定ですが、その『バイキング』にも不穏な影が漂っています。

番組MCのパワハラ問題が内部告発により明るみに

 6月、『バイキング』のスタッフ2名が、坂上さんからのパワハラにより体調を崩して休職し、フジテレビが調査に乗り出したことが「週刊女性」で報じられました。その後も坂上さんのパワハラ疑惑が伝えられていましたが、7月の「女性セブン」で、フジテレビがスタッフへの聞き取り調査を進めていることが報じられました。坂上さんにも聴取が行われ、『時事ネタを扱う態勢を整えないフジにも問題がある』などと答えたようです。坂上さんはその日の放送内容に備え、主要な新聞を全てチェックし、メモを作成して入念な準備をして番組に臨んでいるそうなのですが、打ち合わせでスタッフに質問してもスタッフが答えられず、イライラするということがよくあったといいます。

 坂上さんと番組スタッフの熱量に差があったことが原因なのか、番組制作への準備不足、スタッフの力量不足に対する不満が募り、「なんでできねえんだよ!」などとスタッフへ強い態度を示していたそうです。

 スタッフと坂上さんとの間に生じた亀裂により、番組から離れたい、あるいは番組を終わらせたいと思うスタッフが週刊誌へ、坂上さんのパワハラが酷くて番組が疲弊しているという情報を流しているのではという意見もあります。しかし、フジテレビからすれば、9月からは『直撃LIVE グッディ!』を打ち切って一定の視聴率がある『バイキング』にかけているため、坂上さんのパワハラについてフジテレビの上層部は問題視しているというものの、広報部は明確にパワハラを否定しています。
 
 『直撃LIVE グッディ!』に続き、『バイキング』に対しても視聴者からの不信感が募っているなか、SNS上では以前から坂上さんに感じていた不満や批判が改めて浮き彫りになったような声が多く集まっていました。

 「あのヒステリック坂上の同調圧力要らない。 バイキング主要スポンサーへのボイコットが必要かも」

 「坂上忍のパワハラは、視聴者だって不快だよ」

 「フジテレビが何故 坂上忍を起用し続けるのか解らない ?(・_・;? 自分の立ち位置も理解せず、上からの態度、内容の薄い個人的意見を通そうとする横暴ぶり」

 また、坂上さんだけでなく、番組に対する批判も上がっており、中には打ち切りを願う声もありました。

 「パワハラ関係なくバイキングは見るに耐えない内容、早く打ち切る事を望む」

 「バイキング、見ない。 画面左、フジ認定専門家。画面右、芸人。坂上忍ご真ん中で大声で言っているだけ。中味、薄っ」

 坂上さんからすれば、番組を制作する側のスタッフが準備不足なことに苛立ちを覚え、怒鳴り声を上げてしまうのでしょう。ただ、視聴者からすると、坂上さんが番組内でよく怒りを顕にして、偏りのある一方的な主張をしている印象が強いので、より良い番組を作りたいという熱い思いから、つい語尾が強くなるというよりも、熱量の低いスタッフが自分より劣っているように感じられ、罵声を浴びせたり、批判したり、パワハラをしているのではないかと思うかもしれません。

 10月からの番組1時間延長を前に、視聴率がどうなるか、フジテレビとしては不安なところでしょう。視聴者からの批判をどう受け止めるのか、10月以降の『バイキング』の坂上節に注目です。

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