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「Go To トラベル」、旅行客で賑わう那覇空港

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)

 国による観光振興策「Go To トラベル」キャンペーンが始まった22日とその翌日にかけて、那覇空港には多くの家族連れをはじめとする観光客が到着した。国内便のフライトはほぼ感染拡大前の便数に戻り、空港は多くの旅行客でにぎわった。

 一方で、同キャンペーンから東京都民が除外されたことによる影響もある。東京除外が発表されると、フライトの空席が目立ち始めた。コロナ感染拡大前の連休と比べても予約が取りやすい傾向にあった。

 空港で客待ちをしていたタクシー運転手は、「流れが早くなった。やっとこれまで通りの日常が戻りつつある」とホッとした様子。空港ターミナル内の土産店の店員は、「お客様が増えてうれしい気持ちと感染第2波が来ないか恐れる気持ちと半分半分」と正直な思いを語った。

 心配事は尽きない。キャンペーン初日、サーモグラフィーで37・5度を超える旅行者を対象に、抗原検査を行う予定だったが、検査機器が確保できずに実施されず、開始時期は未定のままだ。さらに、発熱が確認された旅行者の中に、問診の協力を断った人がいたという。

 もう一つ、連休最終日の26日、那覇空港はチェックイン・カウンターや人気飲食店に長蛇の列ができた。ソーシャルディスタンスはどこ吹く風で、行列はほとんど前後の間隔が空いておらず、密の状態ができていた。大阪からの旅行客によると、「キャンペーン前までは(飛行機の)座席の間隔を空けていたようだが、今日はほぼ満席だった」と話す。機内でも密になっているのだ。

 沖縄県は、観光需要喚起のために「Go To トラベル」を事実上歓迎している。ただ、本格的な感染第2波を引き起こさないためにも、旅行者や関係者には最低限の防疫意識を持ってほしいものだ。

(T)

(サムネイル画像:663highland – 投稿者自身による作品, CC 表示 2.5, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=14889629による)

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