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コロナ感染で韓国を誉め日本を批判するのは間違っている

 コロナウィルス対策で韓国は約25万人が検査を受けたのに日本はわずか1万人しか受けていないのを理由に韓国の対策の方がすぐれていると韓国を誉め日本を批判する専門家やマスメディアが国内でも国外でも多い。

 韓国の新型コロナ感染者は8086人であるが日本が734人であるのは検査数が少ないからだと批判する。韓国のように検査すれば韓国と同じ感染者がいるはずなのに日本は検査を少なくして感染者が少ないように見せているというのである。

 専門家は「適切な検査ができなければ、対処能力が著しく制限される」と指摘して、渡航制限や休校といった対策をどの程度実施するかは「ウイルスがどの程度、どこにあるかが分かるかどうかによる」とし、日本の検査数が少ないことを批判する。

 感染者の数は韓国のように検査をすれば増えるかもしれない。しかし、検査数が少ないからといって死者の数が少ないということはない。感染が原因の死者の数は検査は少なくても正確な数である。

 日本の死者はクルーズ船の死者を入れなければ21人である。韓国の死者は72人である。日本は韓国の3分の1の死者である。人口は日本1憶2千万人で韓国5千万人であり日本が二倍以上の人口である。人口比でみると日本は韓国の6分の1の死者である。この数字は韓国より日本の方がコロナウィルス対策に成功しているということである。

 日本は中国観光客が非常に多かった。韓国のようにコロナウィルス感染者が増えて死者数も韓国と同じになる可能性は高かった。しかし、死者数は比率で6分の1である。圧倒的に少ない。圧倒的に少ないのには理由がある。日本は検査よりも感染拡大を防ぐのを優先したからである。だから感染者は少なく死者も少ないのである。

「適切な検査ができなければ、対処能力が著しく制限される」と指摘するが、日本政府は感染者が見つかった場合は徹底して感染経路を追及し、感染原因を公表して感染を避ける方法を国民に伝えた。

「渡航制限や休校といった対策をどの程度実施するかは『ウイルスがどの程度、どこにあるかが分かるかどうかによる』と、検査の重要性を強調するが、安倍首相が小中高の休校を要請したのは子供たちの感染防御を最優先したからである。ここにも検査よりも感染拡大を防ぐのを優先する日本政府の方針が如実に表れている。日本政府は発熱した人は外出しないように指導したし、密集した空間をつくらないように指導した。これも感染が拡大しないのを優先した政策である。

 政府が最初に優先することは検査ではなく感染拡大を防ぐことである。感染拡大を防ぐのを優先させた日本と検査を優先させた韓国との差が死者数比率として現れたのである。


「沖縄に内なる民主主義はあるか」より転載
http://hijai.ti-da.net/

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