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「不倫は裏切り、絶対許せない」加熱する女性達の不倫バッシング

 またもや芸能人の不倫報道に辟易しますが、渦中の人物にも驚きを隠せません。俳優、女優として夫婦共に活躍している東出昌大さんと杏さん夫妻は、おしどり夫婦、憧れる夫婦として上位にランクインしてきました。そのこともあり、東出さんの約3年間に渡る不倫に、ネット上は大炎上。報道でも連日、東出さんと不倫相手とされる女優の唐田えりかさんのことを詳細に取り上げています。東出さんだけでなく、唐田さんへの非難の声や、杏さんへの同情の声などが高まっています。

杏さんへ同情する女性達、東出さんに理解を示す一部男性達

 不倫報道後、東出さんと杏さんは「今後の関係を修復するため」という理由で別居生活を送っているそうです。東出さんと唐田さんは、映画で共演したことで急接近し、そこから不倫の仲へと発展していきました。不倫が始まった当時、杏さんは第3子を妊娠中で、双子の育児をしていたようです。東出さんはイクメンとして知られていたこともあり、世の女性達は東出さんの実態に驚きと不信感、嫌悪感を抱き、非難の声を上げています。

 その影響もあり、現在東出さんが出演しているドラマの視聴率は下がり、出演が決まっていたCMも流れました。また、面倒な育児はすべて杏さんに任せてほとんど何もしていない、帰宅しても温かい料理が準備されていないと怒って、外に飲みに出るなど、イクメンとは真逆のモラハラ疑惑も報じられており、良い夫、良いパパの印象は急降下。

 東出さんの所属事務所は不倫報道が事実であることを本人から確認したと説明し、謝罪のコメントを発表しました。コメントの中で、「これらのことは 東出の愚かさ、未熟さ、責任感の欠如が引き起こした事柄だと思います。どのように非難されても 弁解の余地はありません。現在、本人はこのような事態になったことに対して 責任の重さ、失ったものの大きさを実感し ひたすら後悔に苛まれ苦しんでおります」としています。

 東出さんに対して、事務所側も厳しい表現をしていますが、後悔に苛まれ苦しんでいると、東出さんが反省していることも伝えています。厳しい表現をしながらも東出さんを庇うような表現をしていると、非難する声も上がっており、事務所側は東出さんの信頼回復に手を焼くことが想像されます。

 また、不倫相手の唐田さんは韓国と日本の事務所に所属しており、どちらの所属事務所も謝罪のコメントを発表しています。韓国でも大々的に不倫報道が取り上げられ、韓国芸能界にも波紋を呼んでいます。日本でも、唐田さんが現在出演中のドラマでは出演自粛が発表されました。4月期に出演予定だったドラマの大役も流れてしまい、女優としてこれからという時に、22歳にして日韓の芸能界から追放されると厳しい見方もされています。

 ネット上では主に東出さんや唐田さんへの非難の声や、杏さんへの同情の声が多く上がっています。

 「東出昌大最低すぎるー 第三子妊娠中とか本当に最悪すぎる… 妊娠中の不倫とか1番嫌なやつ」

 「奥さんが妊娠中に浮気する男は人間じゃない ケダモノだ」

 「東出昌大も不倫するんだー これはショック。 唐田えりかもクズだなー 3人の子供がよぎらないかね。 唐田えりか引退して欲しいわ。今後また出んの?胸糞悪過ぎ」

 「なんかさ、杏ちゃん子育て中なのに、 よく東出さん不倫出来るよね。最低すぎる。1番最低なことしてるよ。しかも不倫相手はプロの女優さん。しかも女優さんもインスタに東出さんの画像載せてるし。杏ちゃんの気持ち考えて欲しい」

 「東出ってやつほんとにいろいろやばいわ。 浮気はもちろんだけど イクメンって売り続けてたのが腹立つわ。杏ちゃんは イクメンじゃない事を知ってたのに旦那の事を思って世間には いわなかったんだろうなあ」

 芸能人の不倫報道は近年増えてきたように感じますが、男性が不倫しても一時的な謝罪会見でここまで批判されてこなかったように思います。女性が不倫した場合は、より一層批判され、芸能界を一時期追放され、復帰するまでに数年時間を要することもあり、男女で見解の違いがありました。しかし、東出さんには唐田さん以上に非難殺到。杏さんという美人で女優としてもすぐれた才能を持っている妻がいながら、しかもよりによって妊娠中に不倫していたということが、世の女性達の反感を買いました。

 ただ、男性の中には、東出さんに理解を示す声も多少あるようです。

 「しっかり者の妻に息が詰まる気持ちは理解できる。優しくされたいのでは?」

 「家にいる時はイクメンを演じないといけない。その上、稼ぎを保つプレッシャーもある。東出のように飲み歩きたくなる気持ちは分かる」

など、東出さんのことを他人事のように思えない一部の男性もいます。

 また、他人の家庭のことなのだから周囲がとやかく言う必要はないと主張する人も少なからずいます。確かに他人の家庭事情にまで首を突っ込み、全くの部外者が、不倫は悪だ、最低だと、鬼の首を取ったように悪事を暴き、批判する必要はないと思いますが、芸能人は結婚も、妊娠、出産も、離婚も、不倫も全て発表される立場なので、批判の声が上がるのは当然のことです。

 一般でも表立って非難はしませんが、女性達は特に陰で噂話をしてすぐに広まり、不倫した方への非難、された方への同情心を共有したがるものです。ネットの発達で報道で公になる芸能人へ、表立って批判の声が上げられるため、不倫バッシングは加熱していくのでしょう。また、不倫は裏切りということを、女性達が公に言えるようになったことで、不倫バッシングが高まっているとも考えられます。

 不倫バッシングも結構ですが、自分とパートナーは本当に大丈夫?

 これまで、男性は浮気をするものだとして、女性が我慢するしかない傾向にありました。むしろ浮気を許すぐらいの度量のある妻が求められている時代もありました。芸能人でも、浮気しても仕事が減ることはなく、テレビに出続け、“芸のこやし”だとして不倫を肯定しているような印象も見受けられました。

 しかし、女性が不倫すると騒ぎ立て、謝罪会見まで開かれ、芸能界を一時期追放されるほど追い込まれます。近年は男性も謝罪会見する人が出て来て、ネット上の非難の声が反映されるのか、商品の顔となっているCM出演は見送られたり、CMが消されたり、仕事量が減ったりと大きなダメージを受けています。

 そもそも不倫は、永遠の愛を誓い合って結婚した相手への裏切りです。芸人のダウンタウンの松本人志さんは、結婚する時、妻に「俺は浮気するで、それでもいいのか」と言って了承を得て結婚したと明かしています。このようにパートナーが理解を示しているなら他人がとやかく言う問題でもありませんが、一般的には不倫される、不倫すること前提で結婚はしないので、不倫は裏切り行為、悪だと捉えられます。

 これまではオープンに批判する場がありませんでしたが、ネットの発達により、批判の場が設けられ、不倫は悪だという価値観が共有され、広まってきたこともあり、不倫バッシングは加熱していると考えられます。

 また、芸能人へのバッシングは、一般人への見せしめにもなっていると思います。不倫は裏切り、悪だという価値観が広まることで、不倫された時、した時のことを我が事の様に考えることができるのではないでしょうか。

 そもそも不倫してしまう傾向のある人とは、恋愛好きの浮気性、誘われたら断れないまま付き合ってしまう意志の弱い人など考えられますが、夫婦間で信頼関係や愛情があれば他の異性に目を向けることはできないと思います。夫婦間で上手くいっていない、コミュニケーション不足などで、お互いを信頼したり尊重したりできなくなってきた時、誘惑があると乗っかってしまうと考えられます。

 夫婦として過ごす期間が長くなると、ないがしろにしていい相手ではないのに、すべてを晒しているがゆえに、相手に甘えて自分の要望を受け入れて愛してほしいという欲求のせいか、つい強くあたったり、相手のことを考えずに自分勝手に物を言ったりするようになってしまうことがあります。例えば、大半の家庭が、女性が家庭での仕事を主に抱えていますが、共働き時代の現代では夫婦で共に家事、育児をすることが求められます。しかし、家庭のことは女性主体で回すことが好ましくもあり、妻は夫に対して上手く家事育児に参加できるよう促す必要があるのです。

 とはいえ、一緒にやるのが当然なのに何でしないのかと非難したり、自分だって仕事で疲れてるのになぜ自分だけと卑屈になって文句を言ったり、我慢して溜め込んだりしていると、徐々に夫に愛想が尽きてきます。夫にチクチク文句を言ったり、子どもの前で非難するものだから子供からも蔑ろにされ、家庭に夫の居場所がなくなってきて、家に居づらくなります。

 そんな時によその女性から誘われたら断りきれず、つい浮気、不倫へ走ってしまう。一例ですが、こういうことは実際に起こりうるでしょう。杏さんが、家事も育児も仕事も頑張れるタイプだったため、東出さんも家庭に居場所がなく、妻とは違う印象の女性に惹かれてしまったのではないでしょうか。

 芸能人の不倫報道を受け、ただバッシングするだけではなく、女性達は普段夫に対してどのように接しているか振り返る必要があると思います。芸能人の不倫を我がごとに置き換えて、夫の裏切りをあら探ししたり、不安になったりする前に、夫に対しての自分の愛情を確認し、不足な面はないか内省し、その上でコミュニケーションをよくとって、してほしいことがあるなら相手が気分よく手伝えるように伝えることが大切ではないでしょうか。

 私自身、上手くできている自信が100%あるわけではありませんが、夫とのコミュニケーションを円滑にするために、「ありがとう」と言うことを忘れないようにしています。夫が家事、育児を手伝うことが当たり前だと思ったら駄目だということを、結婚1、2年目の時に察しました。どんな些細なことでも感謝を述べ、やってほしいことがあったら相手のタイミングを見計らって伝えることが大切だということに気づきました。「後ででもいいから」、「悪いけどやっておいてほしい」、「自分は他の家事をするから子供をお願い」など、上から目線であれやって、これやって、私もやってるんだからあなたもやってよという感情で物を言わないようにする努力はしています。

 不倫バッシングもいいですが、自身の普段の夫への態度を客観的に振り返る機会として、自分の未来が芸能人のようにならないように先手を打つ機会として捉えてはいかがでしょうか?

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