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  • 彩島 うた
    彩島 うた
    学生ライター
    ココ浅井
    ココ浅井
    ブラジル在住
    きむむ
    きむむ
    大学院生
    三井 俊介
    三井 俊介
    陸前高田市議会議員

    ボーッと生きてるのは運動しない女性か、上から目線の男性か?

     10月30日、「女性スポーツ促進キャンペーン」のアンバサダーとして任命したチコちゃんの任命式が、文部科学省で行われました。「女性スポーツ促進キャンペーン」とは、スポーツ庁が主に推進している女性のスポーツ実施を促す事業のひとつ。チコちゃんを任命した理由について、スポーツ庁の鈴木大地長官は、「スポーツ参加に消極的な女性が今回のターゲット。幅広い年代に人気の方なので、就任頂いた」と説明しました。

     スポーツ庁によると、スポーツ実施率が特に低いのは20代~40代の女性。鈴木長官のいう「スポーツ参加に消極的な女性」というのはこの年代の女性のことを指していると思われます。チコちゃんをアンバサダーに任命したことでキャンペーンに対して、女性が親近感を持てるという考えだったと思われますが、どうやら裏目に出てしまったようです。

    チコちゃんの決め台詞目当てが丸見えの任命

     スポーツ庁のホームページを見てみると、女性スポーツの促進方策について以下のように説明しています。

     女性のスポーツ実施率は男性に比べて低く、中学生の女子の約20%が「スポーツが嫌い」「やや嫌い」と答えるなど、運動習慣の二極化が見られます。また、20代~40代の女性のスポーツ実施率は特に低く、スポーツ指導者やスポーツ団体における女性役員の割合も低い水準にとどまっています。このため、スポーツの様々な側面で女性の活躍や女性の参画の拡大が期待されています。「女性スポーツの促進方策」においては、団体の女性役員の増加、女性指導者の育成、世代ごとのスポーツ実施率の向上を取り組みの柱としています。

     「世代ごとのスポーツ実施率の向上」の取り組みについては、男女参画局の資料によると、主に若年期女性の運動不足による健康課題への理解を促進するとともに、生涯を通じてスポーツに親しむことのできる環境を促進するとあります。そのために、「女性スポーツ促進キャンペーン」の実施、女性スポーツアンバサダーの任命、健康課題とスポーツの実施効果に関する情報発信などを実施することが記されていました。今回のチコちゃんの任命はキャンペーンの第一歩でした。

     任命式の際、アンバサダーにチコちゃんを任命した理由はという質問に対して、鈴木長官は、「チコちゃん、スポーツのイメージがないんですね。スポーツ参加に消極的な女性が今回ターゲットです。チコちゃんは幅広い年代の方に人気な方ですので、アンバサダーに就任頂いたんですね。あとはですね、チコちゃんの例の決め台詞で、分かってはいるんですけど、ついついスポーツや運動に対して腰が重い女性に対してですね、バシッと言ってもらいたいと思っています」と話していました。

     また、女性スポーツアンバサダーに就任した意気込みはという質問に対してチコちゃんは、「すっごく嬉しいわ」と話し、「体を動かすことを楽しんで、スポーツで体も心もそして、お肌も健康になる習慣を身につけてもらえるようがんばりまーす」と、アンバサダーとしての意気込みを見せていました。

     そして、ここが任命式のキーポイントといわんばかりに笑顔の鈴木部長が、「スポーツ参加に消極的な方々の背中を押すために、ぜひいつもの一言」というと、チコちゃんは「分かりました。大地のたってのお願いだから特別よ。体を動かすことの大切さに気付いてほしいから、チコ、あえて言うわね。ボーッと生きてんじゃねーよ!」と決め台詞。会場内から拍手が起こります。

     チコちゃんは運動をしているかという質問に対して、「チコ、頭が大きくてかさばるからなかなか運動できなくて、だからチコも皆と一緒に頑張ります」と、いつもの上から目線を少し遠慮しているような答え方をしていました。

     そして、次の企画として女性が楽しく運動をできるよう、「バブリーダンス」などを手がけたakaneさんが振付を担当したオリジナルダンスを制作し、近々公開するというアナウンスがありました。チコちゃんは「こんな動きもあるのかしら」と言いながら、鈴木長官が30年前に得意としていたバサロ泳法の動きを見せ、鈴木長官をいじり、笑いを起こしていました。

    ネット上に溢れる女性達の怒りの声

     報道では特に「ボーッと生きてんじゃねーよ!」の決め台詞の部分が使われ、運動に消極的だとされている20代~40代の女性からは批判の声が上がりました。

     「朝は6時起きで食洗機回して保育園準備と小学校送り出して、昼休みなしでフルタイム働いて、夕方は学童お迎えして保育園お迎えしてご飯食べさせて風呂いれて洗濯機回して、干さざるをえないやつを浴室に干して乾燥して寝かしつけると10時くらいなんだけど、いつ運動すればいいんすかね」

     「3歳娘、14キロ。毎日上げ下ろしして、追いかけ回してますけど?? 産後すぐから3キロ~の動く米袋をずっと抱っこして移動したりゆらゆらしてましたが?? 産前のジム通いの方がよっぽど楽でしたよ」

     「チコちゃん5歳は家事も仕事も子育ても介護もしてないもんね。運動不足の女性たちは『ボーッと生きてる』ように見えるんだよね。スポーツ庁の皆さんも」

     「私もそのニュース見た時腹立ちました。ボロボロになって働いてるのにスポーツなんかする余裕ない!日本の男達の考えそうな事だなーって思いました。もう鈴木大地さんの顔見ても反吐が出そう」

     「どれだけ自分の親や配偶者を見ていなかったかよくわかる。ちゃんと見てりゃそんな暇ないよなって考えに至ると思うんだけど…。家庭から目を逸らし続けた結果これ」

      知らないというだけで「ボーッと生きてんじゃねーよ!」と上から目線でいうキャラクターが気に入らない、5歳の設定だけど声は「50代のおじさん」が担当していると誰もが知っているため、声の人が好きではない、結局おじさん視点でしかないと、チコちゃん自身の好感度があまり高くないこともあり、そもそもスポーツ庁の幅広い年代の人気という考え方が誤っていたのかもしれません。

     女性のスポーツに取り組む割合が低いのは、家事や育児などで男性よりも時間を取られているからという調査結果が出ているにも関わらず、男女参画局も含め、運動不足とされる女性はスポーツをしなければいけないという押しつけがましいキャンペーンを実施していること自体に疑問の声が上がっているように感じます。

     チコちゃんの「ボーッと生きてんじゃねーよ!」の台詞が余計に拍車をかけて、普段から男女で仕事量や、自由な時間の有無の違いに不満を抱いている女性の怒りを買ってしまったのでしょう。

    「誰もボーッと生きてねーよ!」

     私自身は、運動に消極的とされる20代で、運動自体好きではない方なので、チコちゃんに「ボーッと生きてんじゃねーよ!」と叱られる側だと思います。チコちゃんはこの決め台詞あってこそのキャラクターだと思うので、任命式での台詞は妥当のように思えました。しかし、運動をしたくても仕事、家事、育児、あるいは介護に追われてしたくてもできないという女性からすれば不快な台詞に聞こえるのも頷けます。スポーツ庁がチコちゃんを任命したのも、この台詞でもって、運動しない女性をどこか上から目線で批判したかったのではないかと疑いたくなります。

     男性よりも家事や育児に時間をとられているからスポーツに取り組めないという調査結果を考慮せず、運動したくてもできない女性への配慮が一切ないと批判されてもおかしくないキャンペーン内容に、賛同する女性は少ないでしょう。なぜ運動に消極的なのか、スポーツ庁にはそこをもっと考えてもらいたいです。ターゲットにしている女性の視点に立てば、「ボーッと生きてんじゃねーよ!」の台詞はNGだと気づくようなものでしょう。

     運動とは、ジョギングや筋トレやジムに通ったり、ヨガをしたりと、きちんとしたカテゴリで定期的に行っているかどうかが定義なのでしょうか。仕事、家事、育児、介護に追われ、重たい子供を抱っこしたり、重たい買い物袋を持って歩くだけでも十分運動になっていると思います。運動できないのは時間がないからだと主張する女性も、普段の生活が十分運動になっていると自信を持ってもいいと思います。

     「ボーッと生きてるだけの人はいない! そんなに女性に運動させたいなら、まずは男性が女性の仕事を分担しろ!」という女性の声が、ネットを通してひしひしと感じられました。スポーツ庁は女性の声を受け止めてくれるでしょうか。このまま男性の上から目線でキャンペーンを続けていても税金の無駄になってしまうことが見受けられます。どうか、女性の視点に立って、男女共に運動に参加できるキャンペーンへとシフトチェンジしてもらいたいものです。

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