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モノレール浦添市延伸の課題

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)

 「ゆいレール」として親しまれている沖縄都市モノレールは10月1日、首里駅(那覇市)からてだこ浦西駅(浦添市)までの延伸区間を開業する。これまで那覇市でしか運行していなかったモノレールは浦添市まで伸びる。

首里石嶺駅

急ピッチで工事が進められている首里石嶺駅だが、道路と駐車場の整備が遅れている=沖縄県那覇市首里石嶺町

 延伸を記念し、20日には全乗客を対象に、全線で終日、運賃を無料にする。当日、全駅で無料乗車券を配布し、増便した臨時ダイヤで運行する。

 増設されたの4駅のうち3駅は浦添市。この日は、市の最大イベント、「てだこまつり」が開催されることから、市とモノレールは「まつり」来場者にモノレール利用を呼び掛けている。

 特に市の西部は、観光地や商業地として発展しているが、モノレールが中部から東部を通ることで、市の発展の均衡化が期待される。

 新たな終点として大規模開発が行われているのはてだこ浦西駅。「パーク&ライド駐車場」が整備される。地上4階で最大千台が駐車できる。沖縄自動車道の利用者が車からモノレールに乗り換えることで渋滞緩和とモノレールの利用促進を狙う。 しかし、沖縄自動車道の新しいインターチェンジ(IC)を造り、乗り換えをスムーズに行う計画は、2025年頃になる見通しだ。また、モノレール開通に併せて商業施設もオープンする予定だったが、計画が大幅に遅れている。

 他の駅でも周辺整備が遅れている。首里石嶺駅では、車の乗降場となる交通広場が開業日までに間に合わない。駅の東西に設置予定の交通広場のうち、西側の工事は未着手だ。

 モノレール延伸に合わせて整備されている道路も完成には程遠い。首里石嶺と経塚(きょうづか)駅の間のトンネルは12月頃の開通を見込む。モノレールからの景色が工事現場ばかりでは寂しい。

(T)

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