■連載一覧
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  • 2016 世界はどう動く-識者に聞く
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  • 香港憤激 一国二制度の危機
  • 香港・中国返還20年 「一国二制度」の前途
  • 台湾に吹いた蔡英文旋風
  • ルポ・政権交代の攻防 台湾総統選
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  • 香港誌「前哨」編集長 劉達文氏に聞く
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  • ドゥテルテ大統領就任から3カ月 どこへ向かう比政権
  • 香港「自治」の行方 識者に聞く
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  • 中台関係の行方
  • 日米同盟と台湾 海洋安全保障の展望
  • 蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題
  • ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ
  • 緊張 南シナ海
  • 中央アジア胎動 中国「新シルクロード」と日本の戦略
  • “政熱経熱”の中韓
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  • 新グレートゲーム・幻想だった中国の平和的台頭
  • 新グレートゲーム・中国南進の海
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  • 2013/4/18
  • ムスリム同胞団とアラブ モハメド・F・ファラハト氏に聞く
  • 多難な年明けのトルコ
  • EUと難民 UNHCRウィーン事務所報道官に聞く
  • ロシアのシリア内戦介入 アルアハラム財団事務局長に聞く
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  • 2015/12/11
  • 2015/11/13
  • 大阪G20サミット焦点
  • 地方創生・少子化対策 首長は挑む
  • 新閣僚に聞く
  • 懸案にどう挑む 第4次安倍改造内閣
  • 「赤旗」役所内勧誘の実態
  • 憲法改正 私はこう考える
  • 衆院選大勝 安倍政権への提言
  • 2017衆院選 国難と選択
  • 新閣僚に聞く
  • 第3次改造内閣 信頼回復へ始動
  • ’17首都決戦
  • 施行から70年 憲法改正を問う
  • どうなる「民共協力」 27回共産党大会の焦点
  • 蓮舫民進 疑問の船出
  • 新閣僚に聞く
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  • 安倍政権 新たな挑戦
  • 16参院選 注目区を行く
  • 伊勢志摩サミット
  • 憲法改正 ここが焦点
  • 筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談
  • 第3次安倍改造内閣スタート
  • 詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性
  • 衆院選 自公圧勝 ~課題と展望~
  • ’14衆院選 注目区を行く
  • 第2次安倍改造内閣スタート
  • 日米首脳会談 成果と課題
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  • '18沖縄県知事選ルポ
  • 歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第2部 自衛隊配備へ動く石垣島
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第1部 与那国島・陸自駐屯地
  • 激震・翁長県政 「オール沖縄」の凋落
  • 普天間基地移設 経緯の検証と提言
  • 「援護法」に隠された沖縄戦の真実
  • 2018/9/25
  • 2018/4/07
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  • 2016/1/26
  • 2015/10/01
  • 2013/7/08
  • 金正恩体制を斬る 太永浩・元駐英北朝鮮公使に聞く
  • 迷走する北非核化
  • 平壌共同宣言の波紋
  • どうなる米朝首脳会談
  • 検証 南北首脳会談
  • どう見る北の脅威
  • 北暴走 揺れる韓国
  • どう見る北の脅威
  • 北朝鮮 制裁の現実
  • どう対処 北の脅威 米有識者に聞く
  • 9年ぶり左派政権 文在寅大統領の韓国
  • 弾劾の波紋 漂流する韓国政治
  • 検証・金正恩統治5年
  • どこへ行く混迷・韓国 国政介入事件の深層
  • どう見る金正恩体制 日韓専門家対談
  • 迎撃ミサイル配備 韓国の決断
  • 3代世襲“完成” 北朝鮮第7回党大会
  • 検証 元料理人 藤本氏の再訪朝
  • 韓国総選挙ショック
  • 日韓国交正常化50年 識者に聞く
  • どうする拉致解決 日朝ストックホルム合意1年
  • 日韓国交正常化50年 「嫌韓」「反日」を越えて
  • 張成沢氏失脚 北で何が起きたか
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  • 2013/12/10
  • 待ったなし地球温暖化対策
  • 環境先進国フランスの挑戦
  • 迫る気候変動の脅威 どうする大災害への備え
  • 2016/1/02
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  • 2015/9/21
  • 米中新冷戦 第2部 中国・覇権への野望
  • 米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国
  • 検証’18米中間選挙
  • 米国の分断 第3部 「自虐主義」の源流
  • 米国の分断 第2部 反米・容共の風潮
  • 米国の分断 第1部 断罪される偉人たち
  • 「米国第一」を問う トランプを動かす世界観
  • トランプのアメリカ 就任から1年
  • トランプVSリベラル・メディア
  • 「情報戦争」時代と米国
  • 米軍再建への課題-元上級将校の提言
  • トランプ政権始動
  • トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう
  • トランプvsヒラリー 米大統領選まで1カ月
  • オバマのLGBT外交 米国と途上国の「文化戦争」
  • トランプVSヒラリー 米大統領選まで3カ月
  • オバマ外交と次期米大統領の課題
  • 2016年米大統領選まで1年
  • 再考 オバマの世界観
  • オバマの対宗教戦争・第1部
  • オバマの対宗教戦争・第2部
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  • JAXA宇宙探査計画
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  • 彩島 うた
    彩島 うた
    学生ライター
    ココ浅井
    ココ浅井
    ブラジル在住
    きむむ
    きむむ
    大学院生
    三井 俊介
    三井 俊介
    陸前高田市議会議員

    「社員、遺族を守りたい」京都アニが警察・マスコミを牽制

     戦後最凶といわれるほど凄惨な放火事件から半月が過ぎました。7月18日、京都市のアニメ制作会社「京都アニメーション」の第1スタジオに男がガソリンをまいて放火。35人が亡くなり、33人が重軽傷を負う大事件が、日本中を震撼させました。放火、殺人、傷害などの容疑で、埼玉県さいたま市に住む職業不詳の青葉真司容疑者が京都府警に逮捕されました。しかし、放火した際、自身も大やけどを負い、病院へ搬送。重篤で話ができる状態ではなく、本人から直接犯行の動機を聞けていません。犯行前後の言動や、パソコンやスマートフォンなどの押収物を解析するなどして、警察は動機を探っています。

    京都アニメーションの、社員、遺族を守りたい想い

     青葉容疑者は身柄を確保される際、「小説をパクりやがって!」と叫んでおり、警察は京都アニメーションとの関係を探っていました。青葉容疑者の自宅から京都アニメーション制作のアニメ作品や関連グッズ、原稿用紙などが見つかり、京都アニメーションのファンだったのではと想像できます。また、青葉容疑者と同姓同名で住所・連絡先が一致する人物が、京都アニメーションに小説を応募していたことが情報提供されました。当初、京都アニメーション側は青葉容疑者とは全く接点がないと話していましたが、小説の応募があったことを認め、1次審査で落選していたと明かしました。1次落選の小説の内容を京都アニメーション側が真似してアニメを制作するというのは非現実的で、警察側は落選させられた逆恨みによる犯行ではないかとみているようです。青葉容疑者の容態が戻らない限りははっきりとした動機を知ることは難しいでしょう。

     現在も重軽傷を負った京都アニメーションの社員は入院中であったり、療養中であったりしています。回復には長い時間が必要だと思うので、心身ともに休息を取って頂きたいです。そして、お亡くなりになられた方々、心からご冥福をお祈りします。遺族の方々もショックが大きく、胸が張り裂けるような苦しみを抱えていらっしゃると思います。先日、お亡くなりになられた35人の内、10人の方々の実名と顔写真が報道されました。事件発生から2週間後という異例のことでしたが、その背景には京都アニメーション側の、犠牲になった社員や遺族を守ろうとする想いがありました。

     京都アニメーションのホームページにて公開された文章の中で京都アニメーションは、
     「弊社は現在、傷ついた社員のご家族・ご親族、そして亡くなられた社員とご家族・ご親族に対し、出来る限りの取組みに努めております。つきましては、メディア等の対応は下記の弁護士に依頼することと致しました。当面の間、弊社、弊社社員及び弊社社員のご家族・ご親族、ご遺族及びご友人、弊社お取引先等に対する直接のご取材等はお控えいただきますよう、お願い申し上げます」(京都アニメーションHPより引用)

    と、マスコミに対して遺族の取材を牽制する旨を伝えています。さらに、

     「弊社は警察及び報道に対し、本件に関する実名報道をお控えいただくよう、書面で申入れをしております。遭難した弊社社員の氏名等につきましては、ご家族・ご親族、ご遺族のご意向を最優先とさせていただきつつ、少なくともお弔いが終えられるまでの間は、弊社より公表する予定はございません」(京都アニメーションHPより引用)

    と、遺族の了承を得ないと実名公表しないでほしいとはっきりと記載しています。

     実名を公表した京都府警は、慎重に遺族の意向を確かめた上で、葬儀を終えて了承を得た10人を明かしたとしています。しかし、重大事件ということでやむなく了承した人がほとんどで、遺族としては複雑な気持ちで公表に同意を示したことがうかがえます。警察の被害者支援で、ここまで詳細に遺族の意向を取りまとめるのは過去に例がないと京都府警は話しています。

     京都アニメーション側の意向を警察側はある程度汲んで折り合いをつけているように感じられます。しかし、京都アニメーション側が危惧しているもう一つの存在、マスコミに関しては、ネット上で非難や批判の声が広がっています。

    遺族のツイート、メディアスクラムの批判高まる

     あまりにも凄惨な事件だったため、国民の関心が大きく、マスコミとしても様々な角度から報道したいのでしょう。京都アニメーション前の献花の様子や、青葉容疑者の身柄確保の際の映像や、実名が公表された遺族への取材など、連日報道されているのを見ます。視聴者側としては見るたびに放火事件を思い出し、被害にあわれた方々に思いを寄せることができますが、当事者からするとメディアスクラムにあったり、私生活で平穏を乱されたり、迷惑を被っているようです。放火事件の遺族と名乗る方が、ツイッターに投稿した内容が話題になっています。

     「京アニ被害者の遺族です。 記者達がどこから嗅ぎつけたのか、実家に押しかけ、葬儀場に連絡し、黙って押しかけ勝手に撮影しています」、「マスコミのせいで、名前を掲げることもできない。警察による厳重な警備を依頼しないといけない。 そんな葬式をさせられて、黙っていられるはずがありません」、「そっとしておいて下さい。真実を伝える事はとても大切な事ですが、 嫌だと言ってる人を撮ることははやめてください」

     切実な訴えに、メディアスクラムの批判が高まり、投稿へのコメント欄には、「マスコミからプライバシーを守れる法律がほしい」という声が多数上がっていました。また、献花を捧げに行った方が、京都アニメーションのある町内の家に、マスコミの取材を断る貼り紙がしてあったことを報告しています。

     中には、遺族のアカウントはマスコミ批判のあおりだとして、本物か偽物か分からない、ツイッターの情報をむやみに信じるのは危険、真剣に受け止めない方がいいというコメントもありました。

     ツイッターのアカウントが本当に遺族で、マスコミ被害に遭われているか判別はできませんが、メディアスクラムは昔からあるもので、事件が起きるたびに遺族や関係者がマスコミによって疲弊させられてきた事実はあります。

     実名報道に関しては、重大事件のため行わなければならないという警察や報道側の考えもありますが、実名と写真が公開されることで、事件をもっとリアルに、身近に感じられ2度とこのような悲劇を繰り返したくないと思わせてくれます。

     しかし、当事者からすれば、マスコミが押し寄せて、毎日のように取材にきて、喪に服す間もないというのは怒りが湧いてくるのも頷けます。そっとしておいてほしいと思うのも当然のことでしょう。公人であればメディアに囲まれるのも致し方ない部分はあると思いますが、家族を亡くしたばかりで傷ついている方々のところへ土足で上がり込んで我が物顔でカメラやマイクを向けるのは、いくら仕事とはいえ配慮に欠けています。

     実名が公表されていない25人の方々の遺族は、匿名のままを希望されているので、遺族の意向を汲んでもらいたいものです。衝撃的な事件だったので、実名をすぐに公表しないという異例の事態となりましたが、これを機に今後、実名報道の在り方が見直され、メディアスクラムの改善に繋がるかもしれません。

     35人の皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。そして、入院中、療養中の皆様が一日も早く回復されることを願っております。

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