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  • 堂本かおる
    堂本かおる
    ニューヨーク在住フリーランスライター
    菊田 均
    菊田 均
    文芸評論家
    松本 健一
    松本 健一
    評論家
    中岡 弘
    中岡 弘
    著述家
    大島 直行
    大島 直行
    伊達市噴火湾文化研究所長
    時広 真吾
    時広 真吾
    舞台演出家
    渡辺 久義
    渡辺 久義
    京都大学名誉教授

    七三一部隊のこと

    731部隊といえば、森村誠一の小説『悪魔の飽食』で、あたかも悪鬼の部隊であったかのように宣伝された戦前戦中の関東軍の機関です。
    小説ですから、そこには作者の主張もあるし、あくまでもフィクションですから、ひとつの部隊を題材に、あれこれ空想しながら仕立てることは自由なのでしょうが、そうしてつくられた悪の虚像を、ことさらに政治利用して、まるで731部隊が本当にそのような酷いところであったかのように宣伝するのは、これは先人たちへの冒涜というものです。

    そもそも戦前戦中までの大陸は、疫病の宝庫だったところです。
    生水なんて飲もうものなら、たちまち重い病気になってしまう。
    現に、そうした知識がまだあまりなかった明治の中頃に起きた日清戦争(明治27〜28)では、邦人の戦死者1万3,311名のうち、病死が1万1,894名です。
    なんと89.4%が病死であって、戦いによる戦死者は1,132名しかいません。
    それほどまでに大陸の衛生環境がひどい状態であったから、昭和11(1936)年に当時の関東軍板垣征四郎参謀長によって「関東軍防疫部」として発足したのが731部隊であったのです。

    この731部隊の部隊長の石井四郎軍医中将は、千葉県山武郡芝山町加茂の出身だったのですが、部隊には同じ郷の出身者が多数いたため、発足当時は加茂部隊と呼ばれたりもしていました。
    この「関東軍防疫部」には、同時に「関東軍軍馬防疫廠」も併設されました。
    人だけでなく、軍馬の防疫も担当したのです。
    この二つが、昭和15(1940)年に統合されて、「関東軍防疫給水部」となりました。

    部隊が大手柄として名をはせたのが昭和14年のノモンハン事件です。
    このとき石井軍医中将は、特殊な技術の石井式濾水機を考案して、現地の給水活動にあたりました。
    御存知の通り、大陸では洋の東西を問わず、糞尿を川にそのまま垂れ流す風習がありました。
    ですから大陸における衛生的な給水は、軍の行動にとって、とても大切なことです。
    戦いに備えるべき兵士たちが病気で倒れてしまい、それによって部隊が全滅の危機に瀕するのでは何にもならない。あたりまえのことです。
    過去には西洋でペストが大流行し、人口の3分の1が失われるというたいへんな事態もあったのです。

    日本は国土の表土が衛生的に保たれ、山には森の樹々が茂り、その下の土は腐葉土や岩盤、砂利、粘土層など、幾重にも折り重なった地層があって、雨水が自然濾過されて、衛生的できれいな地下水が、全国いたるところで湧き出ます。
    たとえば富士山に降り積もった雪は、溶けて地下水となりますが、これが足柄あたりで湧き水となるまでに約30年かかります。
    自然は、それだけの長い時間をかけて、水を清潔で美味しい水にしてくれているわけです。

    ところが大陸には、まず緑がありません。
    黄砂の砂漠で、表土にはわずかばかりの草が茂るだけです。
    自然に木が生えても、すぐに刈り取られたり燃やされたりしてしまいます。

    いま、グーグル・アースなどで衛星写真を見ることができますが、赤や黄色の砂漠ばかりの大陸で、かつての満州や朝鮮半島、あるいは日本軍が進駐していたChina東部に緑があるのは、当時、日本の軍関係者や民間人が、
    「みどりの潤いがあれば人々の殺伐とした心がきっと和むに違いない」と、
    数十億本単位で植林事業を行ったからです。
    そうして生まれた緑さえ勝手に伐採してしまい、緑がなくなったからと山の斜面を緑色のペンキで塗りつぶす。
    それが大陸です。

    そのような土地で、軍が衛生的な水を確保することは、とても大切なことです。
    そのために防疫部をつくる。
    これはもう、当然すぎるくらい当然の軍の行動であったわけです。

    防疫ですから、当然、細菌への対策研究をします。
    このため731部隊の研究資料などは、戦後、すぐに米軍がすべて接取してしまいました。
    そしてそれは世界最先端の防疫学上の第一級資料です。
    この資料は、米国の薬品メーカーにとって、きわめて貴重性の高い資料でした。
    ですからその接取資料は極秘扱いにされています。

    そして731部隊の業績が極秘となったことをいいことに、まるで731部隊が悪魔の部隊であるかのように戦後宣伝されました。
    その宣伝に一役買ったのが森村誠一の『悪魔の飽食』であったわけです。
    この小説は単なる空想話でしかないし、史実に関してあまりにも誤りが多いことが度々指摘されていたにも関わらず、いつの間にか、その小説の作り話が、あたかも真実であるかのように宣伝されました。

    これを利用したのが中共政府で、中共内に「731部隊記念館」をつくり、そこに実は日本人が被害者である済南事件(http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1879.html)のときの写真を「日本陸軍七三一部隊による人体実験の犠牲者の写真」として蝋人形にして展示し、かつまた学校の歴史教科書にまで掲載しました。

    風土病にコレラにペスト。
    とにかく大陸は(いまもですけれど)伝染病の巣窟でした。
    だから731部隊があったのだし、その研究成果に基づいて731部隊は現地の人たちに無償で予防接種もしています。
    その予防接種のことさえ、人体実験にすり替えられました。

    要するに大陸では、731部隊の活躍とその研究成果によって、やっと衛生的な環境を手に入れることができたわけです。
    すくなくとも、これによって彼らは風土病から開放され、安全な生活を手に入れることができたのです。
    ところがそれをいま、冒頭の写真のようなイカサマまでして、あたかも731部隊を悪魔のように仕立てる。
    それまで庶民にとって最大の味方だったものを、次の政権が最大の敵へと(政治的に)変更してしまう。
    それがChinaにおいて2千年以上繰り返されている彼らの文化です。

    また米国も、史実について、沈黙を守り通しました。
    理由については、米中の関係悪化を懸念した、あるいは薬品メーカーにとって終戦時に日本から奪いとった研究データが躍進のきっかけになっていたことを隠したかった等々、いろいろに言われていますが、すべて忖度です。
    どれも当たらずとも遠からずとは思いますが、これによって日本が貶められる状況が続いていたことは事実です。

    だいぶ以前ですが、「安倍総理米議会演説と新たな世界秩序の開始」(http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-2631.html)という記事で、安倍総理の米議会演説により、日米関係は、第二次世界大戦の戦勝国と敗戦国という枠組みから、新たに「東西冷戦を一緒に戦い勝利した同盟国」へと、日米の関係が大きく変化したことを書かせていただきました。

    そして米国は、「米国立公文書館が731部隊(関東軍防疫給水部)に関する機密文書10万頁分を公開」をしました。
    そして公開文書の中には、どこにも日本が悪辣な細菌兵器を用いたといった記録などないし、むしろ日本の疫学の研究がどれほど進んでいたかが見事に立証されています。

    いまもなお、敗戦利得にしがみつく人々によって、日本国内も、また東亜の情勢も混乱が続いています。
    けれど、これまで敗戦利得者たちが主張していた、かつての日本に対する「嘘の山」は、これから次々と明るみに出てきます。
    彼らの主張は、それがどんなに立派な会社や政治家や大学教授の主張や本であったとしても、あと何年かするとことごとく「クズの山」になることでしょう。
    世界はおおきく変わろうとしているのです。

    731部隊の石井四郎陸軍軍医中将は、戦後、新宿区内で医院を開業しました。
    そして近隣の住民が怪我や病気になると無償で診察、治療を行っていたと伝えられています。
    そしてこのことは、昭和57(1982)年8月29日の『The Japan Times』で、報道されています。
    たいへんな人格者で、多くの患者さんから慕われたのです。
    そして昭和34(1959)年10月に、満67歳で天寿をまっとうされてお亡くなりになりました。

    ※この記事は2015年5月の記事のリニューアルです。
    お読みいただき、ありがとうございました。


    「大和心を語るねずさんのひとりごと」ブログより転載
    http://nezu621.blog7.fc2.com/

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