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日本は戦術核と戦域核を無力化する

■長射程空対艦ミサイル

 防衛省は射程400kmを超える空対艦ミサイルの開発を発表した。空対艦ミサイルの射程延長は敵艦の防空ミサイルに対応するため。だが飛行速度マッハ3で射程距離400kmを超えることは、空対地ミサイルとして発展する可能性を持っている。

■専守防衛

 早くも専守防衛を問題視する声が出ているが、これ飛行速度マッハ3で射程距離400km以上だから。これを空対地ミサイルに発展させれば、日本を攻撃する敵基地・敵弾道ミサイルを攻撃することが可能。

 空対艦ミサイルとしての命中精度を持ち、射程距離400km以上になれば、空対地ミサイルは戦略兵器に発展する。

先制攻撃の区分
攻勢攻撃(Offensive Attack):国際社会で否定される
敵国の国防線を踏み破って奇襲攻撃を仕掛ける。

防勢攻撃(Defensive Attack):国際社会で肯定される
自国の国防線の中で脅威国が戦争準備した段階で先制攻撃する。

 国際社会の基準を用いれば、国際社会が肯定する防勢攻撃としての先制攻撃は可能。日本は専守防衛であり、敵国の侵攻と攻撃を阻止すれば良い。

 日本を弾道ミサイルで攻撃・侵攻する準備をすれば、空対地ミサイルを用いて弾道ミサイル・敵基地を攻撃することは専守防衛の範囲内になる。何故なら防勢攻撃でなければ自国防衛は成立しない。だから国際社会では肯定されている。

 専守防衛を宣伝する者たちは、国際社会で使う防勢攻撃の先制攻撃を教えない。常に日本が攻撃されることが前提で、日本の反撃すら禁止する。これは日本を狙う国の工作員の宣伝だと思うべきだ。
 
■仮想敵国の恐れ

 日本を狙う国は射程距離400km、飛行速度マッハ3の空対艦ミサイルを警戒する。なぜなら空対地ミサイルに発展する。すると日本は先制攻撃と報復攻撃能力を持つことを意味する。

 日本が先制攻撃と報復攻撃能力を持てば、日本と戦争すると自国の損害も大きくなることを意味する。日本に戦略の選択肢を増やすことになるので、工作員を用いて専守防衛に違反すると宣伝させる。それだけ価値があるのだ。

■戦術核を無力化する

 飛行速度マッハ2・射程距離100kmの対地ミサイルは、理論上戦術核を無力化する。理由は回避行動時間を敵から奪う。弾道ミサイルの発射態勢から移動態勢に移行し、回避行動として移動する距離を失わせる。これは弾道ミサイル運用側から見れば悪夢。

 飛行速度マッハ3・射程距離400km以上の空対地ミサイルになると、理論上戦術核を無力化する。それだけではない、日本を狙う戦域核を理論上無力化する。だから日本を狙う核保有国は、工作員を用いて専守防衛に反すると批判させるのだ。

■日本の対核兵器戦略

 日本が飛行速度マッハ3・射程距離400km以上の空対地ミサイルを持てば、日本は核保有国の戦術核・戦域核を理論上無力化させる。これは日本が対核兵器戦略を持つことを意味する。

 空対地ミサイルだから航空機の飛行距離が加算される。すると実質的に射程距離は延長される。これは大陸の海岸線から内陸400km以上を攻撃できるので、日本を狙う敵基地・弾道ミサイル基地を攻撃できる。

■侵攻能力を撃破

 日本を核ミサイルで狙っても、日本が空対地ミサイルで撃破すれば脅すことも出来ない。日本侵攻用の基地を攻撃すれば、日本侵攻を行うことができない。敵基地を支援する補給基地を空対地ミサイルで攻撃すれば、敵基地は補給が得られず日本侵攻が困難になる。

 日本防衛は敵の侵攻手段を撃破すれば成立する。これは国境の外で行うから日本国民を戦争の惨禍に巻き込まない。敵から侵攻手段を奪えば良いのだから戦争規模は小さくなる。

■戦争回避が可能

 完全に戦争をなくすことが出来ないが、可能な限り戦争を回避することは可能。それは日本が射程距離400kmを超えるミサイルの保有で可能になる。何故なら日本が先制攻撃と報復攻撃を行うのだから、仮想敵国は容易には日本と戦争できない。

 仮想敵国に日本との戦争を躊躇させることは抑止力になる。だから防衛省は正しい選択をしている。

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