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    宋大晟
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    呂 永茂
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    高橋 克明
    「ニューヨーク BIZ」CEO 兼 発行人
    ファリード・ザカリア
    ファリード・...
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    「毒入り中国製品」問題を解決せず、指摘する人民を取り締まる中国共産党

     こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。
     前回は3月上旬の中国の全人代の裏話を紹介しました、今回は全人代期間に起きた中国の「毒まみれニュース」を紹介しましょう。元々中国共産党政権は、全人代開催期間中、「維穏」(社会安定の維持)を最優先にして、あらゆるの事件を平時以上に厳しく取り締まる傾向があります。おそらく習近平国家主席は、何事もないことを祈っているのでしょうが、その意に反して大事件が起きてしまいました。

    ●アウディに乗ったら、白血病を発症?

     まず1つ目の事故は、3月上旬、北京市と山東省の市民6人が中国の国有自動車企業「一汽大衆」傘下の「アウディ」製自動車を使用したことが原因で白血病を発症したことを告発しました。実は車内の椅子に有毒物質が含まれてることが分かりました。今回摘発された車の型番はA4、A6、Q5など、どれも人民元で40~60万くらい(日本円:700~1000万円相当)のハイエンド商品です。つまり、高級品を購入=安全、というイメージが崩壊したわけです。一番の問題は、「一汽大衆」は国有企業のため、共産党政権が存続する限り倒産はしません。いわば共産党の隠れ蓑のように問題を隠蔽し、問題が発生してもそれを直すことはないという致命的な体制です。この件に関して、本場ドイツ、アウディのブランド価値が傷付くことが避けられないでしょう。

    ■関連ニュース:大紀元時報より
    「中国産車に有毒物質か 白血病などの健康被害が続出」
    https://www.epochtimes.jp/2019/03/41129.html


    ●カビまみれ、悪臭だらけの学校給食食材

     2番目の事故は、同時期の3月上旬に、四川省成都市の第7中学校が、毒給食を生徒に提供したことが摘発されました。この事件の経緯は、生徒たちが学校の食堂で食事をした後で、嘔吐、下痢、血便、喉に異物が刺さっているような違和感、声帯のカスレ、のどが痺れる等々の症状が起き、保護者たちは学校給食に問題があることに気付いて、複数の保護者が毎日のように学校の前で見張っていました。その数日後、食材を運ぶトラックを無理やり止めて、トラックから食堂用の毒食材を現場で摘発しました。その食材の写真はネット上にアップされて、どれもゾッとするものばかり。例えば謎の黄色粉末まみれの鶏もも肉、黒いムラが出来てる豚肉やイカの下足、カビの生えた餡餅、等々、「どれも悪臭まみれだった」と保護者らが証言しました。

     その食材の消費期限を見てみると、数カ月前か、半年以上前に処理されたものばかり。取材を受けた生徒たちはからは「ご飯が固すぎる」といった回答がありました。中国ではプラスチックでできてる米が流通してるが、もしかして偽米かもしれません。

     結局、千人規模の保護者たちは学校の責任を問い、生徒たちの健康被害に賠償を求める集会が発生しました。中国政府は大量の武装警察を動員して、保護者を追い払うために催涙ガスを噴射し、集会を呼びかける保護者たちを拘束しました。

     しかし、この事件の加害者である学校側の責任者たちは、誰も拘束されず、保護者たちから警察に守られてる状態です。これは学校側の責任が重大であることは明らかですが、犯人が「大逆転」するという顛末に。

    ■参考動画
    https://www.youtube.com/watch?v=lFqusmHwvhk


    ●「ゾンビ肉」と「溝オイル」って何?

     4年ほど前のニュースで、1970年代に製造された非常食が中国の食卓に流通するという事件がきっかけで、消費期限切れてかなり時間が経過した肉が、青や黒に変わって、通称「ゾンビ肉」と言われました。それ以外にも、豚肉を牛肉味にする化学調味料を混ぜて、『偽牛肉』にして、より廉価の豚肉を牛肉だと偽って提供していました。

     さらにひどい話として、中国では下水道の汚水から油を抽出して飲食店に出回る「溝オイル」問題は依然未解決事件となっています。

    ■参考ニュース
    中国のゾンビ肉「すでに国内に入っている可能性ある」と識者
    https://www.news-postseven.com/archives/20150721_336670.html


    ●アメリカ領事館に助けを求める保護者ら

     3月18日に、中国共産党の機関紙・環球時報は「保護者こそ社会秩序を乱す加害者だ」という文章を掲載しました。「保護者は持参した黄色粉末を肉にかけて、カビ、黒いムラに見えるように工夫した」とアップで写された写真には「捏造だ」と保護者を「賠償金狙い暴徒たち」と決め付け、武装警察が暴力で鎮圧することを正当化しました。

     つまり、社会問題が発生すると、問題を解決するどころか、問題を摘発する国民を処罰するのが中国共産党の「十八番(おはこ)」です。保護者の中には、ストレスで飛び降り自殺した人もいるという噂もあります。但し、報道規制のため、検証できていません。このような展開になって保護者はキレて、もはや中国政府に絶望しています。

     先日は一部の保護者が成都にあるアメリカ領事館に助けを求めました。実は、中国では不祥事が発生すると、人民が一番信用するのは民主主義国家の外国人記者です。これは中国政府の問題を解決する為に、外圧をかけるのです。

     先程取り上げた2008年頃の中国で起きた「溝オイル問題」について、中国政府は「政府の力で徹底的解決はできません」と責任回避の回答をする始末。さらに「溝オイルを摂らないためには、安い飲食店で飲食しないようしよう」と勧告しました。

     しかし今回の事件の中学校は、年間6000万元(約100万円)の学費で、学食費用も月に6000元(約10万円)をかかる中産以上の家庭の子供しか通えない高級な学校です。

    ●中国製品は毒物含有だけでなく、著作権侵害も

     冒頭部分に紹介した、ハイエンド車を使用して白血病を発症することとも同じで、中国ではいくら高額な商品でも、安全性が保証されないことを証明しました。

     実は同時期の3月上旬に、ロシアの国営テレビでは、中国製のおもちゃを大量に処分した、と伝えました。ロシア国民に「中国製おもちゃを買わないように」と勧告しました。摘発された中国製のおもちゃは、ベンゼンという有毒物質を含有していることがわかり、子供に白血病など健康被害が出ると専門家が指摘しました。しかも一番皮肉なのは、摘発された女児向けの人形のおもちゃは、アメリカの「LOL Baby」のパクリ商品です。中国の商品は有毒だけじゃなくて、著作権侵害も同時に摘発されました。

     今は日本人の生活に欠かせない「中国製」商品が溢れてますが、日本のメーカー、ブランド価値と株価をどん底に落ちないように、「脱中国製」という未然に防ぐ対策を進めた方が賢明です。

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