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さらば「左翼老人」

 先進国には「友人や親族といった人間関係は、その人の政治思想にとらわれてはいけない」というモラルがあります。なぜならば、先進国が採用するデモクラシーには、「完全な正義は存在せず物事を決定する時には、主権者である国民の代表が常に話し合うべきだ
」という基本的な考え方があるからです。

 なぜ、先進国の国家権力は、国会・内閣・裁判所の3つに分かれて存在するのか?それは、「常に正しい絶対権力」など存在しないからです。国会による議論の尊重も、信頼できる者を自分の代表にして議論させるという間接民主制も、全ては同じ考え方を基礎にしているのです。先進国の政治システムはどの国も微妙に異なりますが、誰にも絶対的な権力を持たせない「三権分立」と、国民の代表に議論をさせる「間接民主制」を基本とするという点では、どの国家も同様と言えるでしょう。

 しかし、20世紀の間、アメリカを除くほとんどの先進国には、「三権分立」「間接民主制」を否定する共産主義という理念を掲げる政党が大きな力を有していました。彼らは、そのようなシステムは経済的強者である企業や大金持ちに有利になるだけなので、今の国家を暴力でもって打ちこわし、抜本的にシステムを変更すべきだと主張したのでした。彼らは自分達こそが絶対的な善と考えるので三権分立を否定しますし、主権は国民にあり政治家はその代弁者に過ぎないという考え方さえ否定して、自分達の政党(名称は共産党とは限りません。現在の立憲民主党や社民党も本質的には同じです)による独裁こそが正しいと考えるのです。

 21世紀初頭、左翼(共産主義者及びその末裔)が大勢いる民主党が政権を取り、私たちは地獄のような日々を暮らしました。民主党政権の第2代目総理であった菅直人は「民主主義というのは、交代可能な独裁なんです。選挙で政治家や政党を選んだ以上、任期いっぱい、その政治家や政党の判断に任せるべきだ。」と主張しました。左翼の言う「民主主義」は決して「デモクラシー」ではないのです。

 ですから左翼に騙されて、立憲民主党や共産党、社民党に投票する愚か者(多くは老人)を皆さんの周りから少しでも減らしてほしい。そう願って私はビューポイントに記事を書き続けてきましたし、3月2日には扶桑社新書から『左翼老人』を出版しました。

 『左翼老人』には左翼を改めさせるための手法も記しました。しかし、万が一、皆さんの周りの人々が左翼から卒業できなかった時は。彼らに「さらば」を言うのが正しい生き方だと思います。なぜなら、左翼は左翼以外の人々にも「善」がある事を一切認めない人だからです。ドイツが彼らを犯罪者としているように、デモクラシー社会に存在してはいけない人だからです。

 今回でビューポイントの記事は終わりです。私の皆さんへの「さらば」は決して別れではありません。また、どこかで私の記事を読んでくださる事を願っています。

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