ワシントン・タイムズ・ジャパン

医師が決める寿命 透析中止は安楽死と同じ 今の時代倫理的には問題

毎日新聞の記事です。(医師が「死」の選択肢提示 透析中止、患者死亡 東京の公立病院
よくあるシャントがつぶれた後の透析対応事例なんだと思われます。

いっぱい医師が悪いと思わせる患者家族よりの記事が書かれています。ただ正直なぜこの状況になったのかの内容がわかりません。それこそ後に続いている他社記事も同様で、もう少し詳細な調査を待たないと正確な判断は難しそうです

透析をやめるという選択。それはほぼ数日後の死を意味します。だからこそ維持透析見合わせには医学的にかなり厳しい取り決めがあるのです。

そしてそれ以外に患者の希望も存在します。そうこれ以上の医療行為を望まないというものです。それは患者の意思になりますが、正直医療者がどこまで積極的になるかで変わる可能性が高いものです。

>外科医は首周辺に管を挿入する治療法と併せ、「死に直結する」という説明とともに透析をやめる選択肢を提示。女性は「透析は、もういや」と中止を選んだ。外科医は夫(51)を呼んで看護師同席で念押しし、女性が意思確認書に署名。治療は中止された。

今回の事例もこのように患者の希望案件のようです。そしてそれを夫も認めたのですから尊重すべき内容です。

>外科医は「正気な時の(治療中止という女性の)固い意思に重きを置いた」と説明。中止しなければ女性は約4年間生きられた可能性があったという。

少なくとも透析を行えば4年?とか言ってるそうなので終末期ではなさそうです。そして撤回の話を聞いたのなら正直鎮静ではなく透析やるべきだと思います。ただ状態が悪化していてもう透析再開できない状態だったのかもしれません。

>外科医は「十分な意思確認がないまま透析治療が導入され、無益で偏った延命措置で患者が苦しんでいる。治療を受けない権利を認めるべきだ」と主張している。

そう記事によるとこの医師はそこまで積極的に患者を透析で生命を維持させようとは思っていないようです。でもそれとこれとは正直話は別です。

患者の精神状態が不安定だったという情報もあるようですが、もし家族の言うように再度透析を希望したのなら今の医療ではやるべきです。ご主人も倒れたと書かれていますので、今ひとつ意思伝達がうまくいかなかったのかもしれません。

ご主人の言葉です。
>「医者は人の命を救う存在だ。『治療が嫌だ』と(女性)本人が言っても、本当にそうなのか何回も確認すべきだと思う。意思確認書に一度サインしても、本人が『撤回したい』と言ったのだから、認めてほしかった」

正直この文章は医療者への責任の丸投げを感じます。最終的に説得するのは家族であるあなたです。そして後半は同意します。ただ先ほど書いたように本人の状態の情報は不明です。

半年後に、医師に殺されたような記事の書き方は正直好きではないですが、他にも2人いるという情報もあります。であればこの医師、いや放置していた病院は法的にはわかりませんが倫理的には問題だと思います。詳細な報告を待ちたいと思います。


「中村ゆきつぐのブログ」より転載
http://blog.livedoor.jp/dannapapa/

0

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。