ワシントン・タイムズ・ジャパン

けん玉で「介護予防」を

 年末のNHK紅白歌合戦では、けん玉でギネス記録に挑戦し、見事に記録を樹立した。これを見て、けん玉の魅力に触れて、やってみたいと思った人も少なくないかもしれない。

 超高齢化社会となり、シニア世代の地域での取り組みが叫ばれている昨今、地域イベントでなかなか参加が少ないとされているのがシニア世代、中でも男性だ。男性の参加を促す意味で、けん玉を取り入れたらどうだろうか。戦前戦後の時代ではけん玉は男の子の遊びとされてきたこともあり、男性の参加しやすい企画である。

 このけん玉が「介護予防」として行う人が増えている。介護予防の具体的なテーマとしては、認知症予防と転倒予防が挙げられる。手も使い、全身運動でもあるけん玉は、脳の活性化にもよく、転倒予防にも効果が期待されている。

 練馬区では、認知症予防に挑戦するというテーマで、「数独とけん玉」(12回シリーズ)で募集をかけたところ、定員20人に対して、50人以上の希望が集まり、高い関心が示された。抽選で20人が選ばれ、シニアの方が数独とけん玉に積極的に取り組んでいる。

 筆者は1月22日に講師としてけん玉を指導してきた。

 参加者の多くは、けん玉を熱心にしたことがない方々。けん玉の技は3万種類以上あると言われている中で、介護予防を目的した場合にオススメの技を紹介し、体験していただいた。

 講座の中で、以下のことをお伝えした。

・上手になることは大切ではありますが、それ以上に今回は認知症予防、健康になるためのけん玉をするために集まりました。
・ですから、失敗しても問題ありません。
・どんなにできなくても良いのです。
・ここまで歩いて、参加して、けん玉して、運動して、脳が活性化して。それが良いのです。
・はじめからけん玉ができる人はいません。
・けん玉でリフレッシュして、楽しんで運動しましょう!

 3月まで続く挑戦するシリーズなので、これからが楽しみである。けん玉を手だけですると勘違いしている人が少なくないが、全身を使って行う運動で、集中力を使う技も多い。どのように楽しみながらけん玉をするかがポイントである。

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