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依存症は牢獄のようなもの

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“The hardest prison to escape from is your mind.”
–Unknown
「脱出するのが一番困難な牢獄は、あなた自身の心だ」
–作者不詳
(訳 舟田譲二)

昨日の記事、「IR(統合型リゾート)の甘い罠」は読者の方々の大きな反響を呼びました。
政府やいくつかの地方自治体が熱心に推し進めている統合型リゾートには案の定、多くの人たちの不安や反対がありました。
中にはかつてギャンブル依存症だった人が何人か経験談をシェアしてくださいました。
次は、そのうちのひとりの方のお証です。
「本当に人生を破滅してしまいます。勝った側も負けた側も人間性を壊していきます。今までそういうのは多く見てきました。私自身もそうでした。18歳から26歳か27歳まででした。
あの時はマモンに支配されたとか、本当に異常でした。朝から晩までパチンコ店に。お金がなくなってもやめれない私でした。本当にイエス様の助けがなかったら、どうにもならなかったのです。今はギャンブルとは完全に縁を切ることができました。ただ、主に感謝しかないです。
カジノはどんな理由があっても反対です」

とくに昨日の記事を読んだ方たちは、ラスベガスのカジノの恐ろしさを目の当たりにして、反対ののろしを上げました。これが全国的な運動につながればいいと思います。
甘い言葉に騙されて安易に地元に導入したりしたら、あとで取り返しのつかないことになるでしょう。

今日の冒頭の言葉も実に意味深長です。
「脱出するのが一番困難な牢獄は、あなた自身の心だ」
これこそまさに賭け事に限らずあらゆる依存症の恐ろしさを実に見事に言い表したことわざです。
「依存症」と言うとなんだか一種の病気のような錯覚を覚えますが、実際には何かに夢中になっていると知らないうちにその虜、すなわち「牢獄に入れられた囚人」のようになってしまうということです。本当に不自由な身で自分の意志でやめられなくなるのです。

以前、アルコール依存症だった方からも体験談を送っていただきました(「アルコール依存症からの解放」)。
私の身近な人の中にもアルコール依存症で自らとその家族の人生を滅ぼした人がいるのでその恐ろしさをよく知っています。

聖書には次のような言葉があります。
「酒はあかく、杯の中にあわだち、なめらかにくだる、あなたはこれを見てはならない。
これはついに、へびのようにかみ、まむしのように刺す。
あなたの目は怪しいものを見、あなたの心は偽りを言う。
あなたは海の中に寝ている人のように、帆柱の上に寝ている人のようになる。
あなたは言う、『人がわたしを撃ったが、わたしは痛くはなかった。わたしを、たたいたが、わたしは何も覚えはない。いつわたしはさめるのか、また酒を求めよう』と」
(箴言 23:31-35)

これはつい数日前、大阪万博の特集のテレビ番組で紹介されていた、大阪あいりん地区のアルコール依存症の人たちの生活そのものです。
最初はだれでも自分がそのような依存症になるとは思っていません。
でも、少しずつハマっていって知らないうちに抜け出すことができなくなるのが依存症です。


「ジョージ学院長の元気が出るブログ」より転載
http://www.academygakuin.com/blog/

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