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今年も拉致被害者は戻らない

■全ての戦争を悪とした日本の悲劇

 北朝鮮による日本人拉致が明らかになっても、日本政府は拉致被害者救出作戦を行っていない。話し合いで拉致被害者を救出すると言うが、それは絵に描いた餅だ。相手は日本の都合など無視するから、話し合いは相手も話し合いで解決する時に有効となる。相手が話し合いを無視するならば、日本が話し合いを求めても無意味になる。

 日本は第二次世界大戦で敗北してから“反戦病”に侵されている。症状は重症で、全ての戦争を「悪」と認識している。これで自国民救出を目的とした戦争すら放棄し、無意味な話し合いを延々と続けている。

■戦争にも善と悪がある

 国家の戦争目的は複数ある。

A:主権を護る
B:覇権を争う
C:利権を争う
D:主義・宗教を争う
E:国内権力を争う
F:植民地争奪
G:略奪

 植民地争奪戦争と略奪は歴史から消えたが、他の戦争は今も健在。何故なら、戦争にも善と悪があると区別される。国家が国民の人権を護るから、国家が消滅すれば国民は無人権になる。国家は国民を無人権にしないために戦争する。だから主権を護る戦争は良い戦争として国際社会では認識されている。

 独立戦争は主権を国内で奪うか、国内に新たな主権を認めさせる戦争。この戦争は新たに人権を生み出すから、全ての戦争を否定すれば人権を否定する行為になる。だから人権を護る戦争は良い戦争。

■他力本願の日本

 戦争を否定する者は善人と見なされ、自国民救出すら話し合いで解決する者が多い。だが全ての拉致被害者は帰国できていない。自国民救出すら外国に依存する他力本願では、国際社会は動かない。国際社会は建前で協力を口にするが本音は自国第一。外国人のために自国の兵士に血を流させることはない。これが国際社会の現実である。

 日本が拉致被害者を救出したければ、政府が自衛隊に救出命令を出せばよい。それだけで各国は日本を支援し、軍隊を派遣して日本を支援する国も出てくる。他力本願では日本に利用されると警戒するが、日本が自ら動くなら人命救助に参加する。それだけのことだ。

■拉致被害者の人権

 北朝鮮が日本人を拉致したことが明らかになっても日本政府は救出しない。常に話し合いだけで解決することに拘泥しており、自衛隊を用いた救出を行わない。これでは拉致被害者は永遠に戻らない。

国家戦略=外交×軍事

 国際社会では軍事を背景にした外交が基本だ。日本だけが外交だけに頼る。北朝鮮は日本が軍事を背景にした外交を行わないことを知っているので、安心して(舐めてかかって)時間稼ぎができる。日本は外交だけで解決を求めるから、拉致被害者は日本に戻らないことになる。

 これでは理想を優先して拉致被害者の人権を捨てたことを意味する。理想と現実を見れば現実を優先すべきだ。現実は理想に合わせないから実行が難しい。だが理想は現実に合わせることができる。

■幻想を捨てよ

 拉致被害者救出が話し合いで解決するという幻想を捨てよ。拉致被害者を日本に帰国させるのは北朝鮮の都合だ。北朝鮮の都合を変えるのは、軍事力を背景にした外交しか選択肢はない。話し合いは拉致被害が明らかになって数年ならば可能ったが、話し合いで解決できないならば、戦争で解決するのが国際社会である。何故なら戦争は政治の延長であり戦争も政治だからだ。

 国際社会では先に戦争を始めた国が「悪」にされる。これは今の平和を否定する行為だからで、しかし、国際社会には抜け穴があり、自国民救出を目的とした戦争は肯定されるのだ。そうしなければ自国の国民を護れない。だから全ての戦争は悪ではない。日本政府は拉致被害者救出を目的とした戦争を選択肢に入れるべきだ。

■拉致被害者を見捨てるのか

 政治の延長として戦争があり戦争も政治の一つ。これが国際社会だから日本も合わせるべきだ。自国民救出は政府の使命であり、自国民救出目的の戦闘は国際社会で肯定されている。だから日本も北朝鮮から拉致被害者を救出すべきだ。日本は憲法9条優先であれば拉致被害者の人権など無視する国に落ちぶれることになる。

 救出命令を出すのは政治家。政治家が決意すれば自衛隊に救出命令を出せる。そうでなければ自衛隊は動けない。政治家は一日も早く決意するべきだ。

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