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    石平
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    西郷どんの最終回を見て(鈴木亮平の役作りに感動)

     西郷どんの最終回を見て、役者の鈴木亮平の名演技に感動した人は多かったのではないでしょうか。またその好敵手である大久保利通役の瑛太も熱演して、この二人の掛け合いがこのドラマの大いなる見どころだったと思います。

     最終回は賛否両論あると思います。

     伝えられている史実と違うじゃないかという声がたくさん聞こえてきています。私も西郷どんを介錯した別府信介が先に自刃するので、「あれ?」と思ってみていたのですが、泥にまみれて死んでいく西郷隆盛はあまり好きではありません。

     でも、これは大河ドラマだと言い聞かせても、あの戦闘シーンや最期の場面はちょっとどうかと思う派です。

     まず、大将である西郷隆盛が雑兵のように敵陣に突っ込み、敵兵を切るというシーンはどうかなと思います。というのも、西郷さんは若い時にけんかの仲裁で腕の腱を切って握力がなくなり、剣の修行をあきらめるということがあるからです。そこは前半ちゃんと描かれておりました。

     そこで大きな挫折をするのですが、自分が落ち込めば自分に誤って傷を負わせた人に重い負担になることになるという「人を思いやる心」が働いて、努めて明るくふるまい、そして剣の道ではなく、学問の道に邁進し、農業経済や藩の経営はどうあるべきかを実践とともに学ぶのです。

     人を思いやる気持ちと物事の神髄を探求する心が相まって人間西郷隆盛の魅力を形成していったと思っております。

     それが晩年になって握力が戻り、乱戦で刀を振り回すことなどないと思います。

     またいくら乱戦でも大将が単騎でいることなどありえません。

     太ももの付け根と腹に銃弾を受けて、有名な言葉「信介どん、もうここいらでよか」と襟を正して皇居を仰ぎ、一礼をして、切腹するという重要な場面ですが、ここはあまり外してほしくなかったと思う人は大勢いると思います。

     というのも、明治天皇も西郷さんが大好きで、薩摩に帰った後になんども写真を送れと催促されたと聞いています。でも、西郷さんが写真嫌いで撮ろうとせずに送らなかったので、寝ているところを写真に撮ったのですが、それではあまりにも天皇陛下に失礼だろうと没になったと南洲神社で聞いたことがあります。

     西郷隆盛亡き後、西郷従道をそばにおいておられたほど、西郷ファンだったのです。明治22年、大日本帝国憲法発布に伴う恩赦で復権し、鹿児島市内を見下ろす南洲神社の隣に立派なお墓が仲間とともに立っています。鹿児島市民の浄財によって建てられたそうで、根強い人気を保っていました。

     幕末の志士たちがご皇室に思いを馳せるところを出したくなかったのか、当時の志士たちが「日本=ご皇室」と考えていたことをあえて避けたのか、あまりにも仲間や家族に重きを置いた演出にちょっと大西郷の描き方が不満に思えました。

     ただ、西郷さんと大久保両者の渡り合いはいつも見事で、そこだけで十分に視聴者を感動させることができる迫力を持っていました。鈴木亮平の役作りは大丈夫と思えるほど見事で、どんどん体重を増やし、これほど西郷さんに似た役者はいないのではないかというような雰囲気を醸し出していました。

     西郷さんといえば大目玉というのが常識ですが、そうではない俳優がここまで西郷さんの雰囲気を醸し出しているのにとても感動しました。最後の回想シーンで、若い時に大久保利通を迎えに行くシーン、ここが私も一番好きなシーンでしたが、そこがちゃんと登場してまた感動しました。

     西郷どんは日本海戦で大勝利を収めた東郷平八郎に海軍の道を開いた一言があります。東郷は鉄道の道に行こうとして大久保を訪ねましたが、けんもほろろに追い返されます。大久保は鉄道関係の職はないし、稚児の時から知っているからこそ、情実人事を避けたと思われます。

     その次に訪問したのが、西郷どんのところでした。西郷は東郷平八郎に「今は鉄道の口はなか。しかし海軍の道はある。そしてその海軍は東郷平八郎を求めておる」というようなことを言ったそうです。兄とも慕う西郷からこう言われたら、海軍の道に行くしかないでしょう。そしてのちに東郷平八郎は大勝利で日本を救うのです。

     私は年をとればとるほど、西郷さんの魅力に惹かれており、久しぶりに西郷さんが死ぬところはテレビに向かって「死なないで」と言いたくなるような魅力を持った名演技でした。

     大河ドラマですから、史実にはあまりこだわることはしてはいけないと思いながら、西郷さんの人格形成で大きなポイントになった右手の腱の断裂による挫折を前半には描きながら、最後に結び付けなかった矛盾をとても残念な気持ちで見ていました。

     ただ、死ぬ間際に青空を見て、「もう、ここらでよか」という演出は、斬新だったと好意的に受け止めておりますが、やはり西郷ファンとしては、泥にまみれては死んでほしくなかったし、当時の常識からいえば、大将の首を隠すのは当たり前だったことを考えれば、ちょっと冒険が過ぎたなと思いました。

     主役級の二人の演技が見事だったので、脚本のまずさをだいぶ救ったと思います。

     鈴木亮平の西郷隆盛は私の中でも一番いい俳優だったと思っています。


    「井上政典のブログ」より転載
    https://ameblo.jp/rekishinavi/

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