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日米に性能で劣っても“間接戦争”で勝る中国軍

■兵器性能と運用では日米は優位

 中国海軍の空母が演習すると、空母の性能と艦載機の性能の低さを笑うコメントが多い。さらに中国の原子力潜水艦が海上自衛隊に探知されていることを笑うコメントも多い。これが日本の大半であり、軍事知識が豊富な人ほど性能の差を笑う。中国軍の兵器性能が低いのは事実であり、空母を保有しても運用能力が劣るのも事実だ。しかし、日本は中国を笑えない。

■間接的な戦争を知らない日本人

 戦争は軍隊が戦場で戦うだけではない。戦争の裏の顔は、テロ・ゲリラ・海上封鎖・経済封鎖などが黙認される世界で、さらに仮想敵国のメディアを取り込み、仮想敵国のメディアを操って仮想敵国の政権を攻撃させる。

 自国メディアが自国政権を批判することは珍しくはない。だが自国メディアが仮想敵国の操り人形になればどうなるのか。自国メディアが印象操作で国民を誘導する。自国政権の政治家が国民の敵であり、打倒すべき存在だと連呼すればどうなるのか?

 政権を打倒できなくても妨害は可能だ。司法と軍隊は国民を容易には排除できない。仮に強引に排除すれば、仮想敵国に操られたメディアの主張を正しいと認めることになる。これでは容易には対応できない。

 中国が自国兵器の性能が、日米よりも劣ることを認めたらどうだろうか。中国は日米と軍隊を用いて正面からは戦争はしない。必ずメディアを用いた印象操作で対応する。日本の野党とメディア連合の“モリカケ魔女狩り”裁判が中国の指令で動いていたらどうだろうか。中国からの指令が証拠として出せなければ、公安でも対応できないのが現実だ。

■間接的な戦争は国際社会で黙認される

 仮想敵国に対する経済封鎖や、機雷を用いた海上封鎖は間接的な戦争である。仮に中国が機雷を台湾海峡に敷設しても、間接的な戦争に該当する。これで日米は怒っても、日米は中国に対して戦争開始できない。

 中国が台湾海峡に機雷を敷設する行為は間接的な宣戦布告だ。見た目は中国からの開戦だが、国際社会では開戦とは認めない。大砲やミサイルを用いた越境攻撃も間接的な戦争であり、間接的な宣戦布告である。実際にイスラエル空軍がシリアを空爆しても黙認されているのである。

 外国人だとしても、見た目が日本人ならばどうなるか。日本人として政府批判をすることは容易で、日本人として政府批判の声を拡大し、メディアと連携すれば、日本全土で印象操作が可能となる。この様な活動も間接的な戦争で、治安組織が動けなければ、自衛隊の行動すら制限されるのである。

■檻の中に入れられた自衛隊

 自衛隊の質が中国軍に勝っているとしても、自衛隊が檻の中に入れられていたらどうだろうか。野党・メディア・自称日本人の活動で自衛隊の活動が筒抜けになり、さらに有事の際に動けない状態にされたらどうか。

 野党・メディア・自称日本人の声が多数派になった場合は、警察も自衛隊も「悪」として行動が制限される。印象操作とは恐ろしく、何度も繰り返せば信じる人が出てくるのである。“モリカケ魔女狩り”裁判はどうなったか。証拠も無いのに悪と断定され、毎日与党・官僚批判が続けられた。連日の報道で“モリカケ魔女狩り”裁判を真実だと信じる者が出ていたら、信じた者たちによって与党と官僚は追い詰められるのである。

■中国の“瀬戸際外交”に動かない日米

 さらに厄介なのが中国の“瀬戸際外交”に日米が対応しないことだ。“瀬戸際外交”は仮想敵国に小さな戦争を売り付け、仮想敵国に戦争を回避させる策のことである。戦争を売り付けられた国は、コストが合わないから譲歩して戦争を回避する。これで“瀬戸際外交”は成功である。

 中国は“瀬戸際外交”を採用しており、たとえ兵器の性能で劣っていても、日米に強気で戦争を売り付けている。戦争を売られた日米は迷惑で、可能な限り譲歩して穏便に済まそうとする。これが南シナ海に中国が進出した原因である。

 日米は国内で批判され、外国からは戦争を売られている。こんな時に中国が台湾海峡で演習しても日米は対応できない。これは台湾海峡の主導権を中国が持っていることを意味する。

 “瀬戸際外交”にも欠点があり、仮想敵国が怒って戦争を開始すると“瀬戸際外交”の失敗となる。“瀬戸際外交”を採用する国は、軍隊が正面から戦えない国が大半だ。だから“瀬戸際外交”を採用するので、最善の対抗策は強気の姿勢となるのである。

■兵器の性能差だけで慢心するな

 中国だけではなく反日的な国が連合したら、日本は有事の際に中国の原子力潜水艦を撃沈できない。国内外の妨害で自衛隊が動けない様にされたら、兵器の性能差が日本有利であっても勝てないのだ。実際に日米は中国の“瀬戸際外交”に押され戦争回避を選んでいる。この現状では性能差の議論は無意味。それよりも反日的な組織の主張をネットで否定し、与党・自衛隊・警察を動き易くする環境を提供すべきだ。

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