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傍聴記、孔子廟訴訟控訴審 第一回口頭弁論

昨日、孔子廟訴訟の控訴審が福岡高裁那覇支部で行われた。
傍聴席は約30名の支援者でほぼ満席でした。 次回の口頭弁論は11月1日に決まった。
本訴訟を提訴したのが平成26年5月で、約4年に及ぶ長い訴訟のため、昨日の控訴審を判決日と間違えた人もいたくらい。
裁判の経緯を分かりやすく説明してほしいという意見も有るので概略を述べてみたい。

本住民訴訟は那覇市民である金城テルさんを原告に、那覇市の公有地に久米孔子廟をという宗教施設を無償で提供しているのは憲法で謡う政教分離原則に違反している、として同施設の撤去を求めるもの。
被告のな那覇市側が「儒教は学問であり宗教ではない」と主張したのに対し、原告側は儒教の権威である大阪大学名誉教授加地伸行 先生の学説(【おまけ】参照)を引用、儒教の本質は「招魂再生」で宗教そのものだと主張。 つまり沖縄のお盆などでご先祖の霊を迎える宗教行事も基をたどれば儒教に行き着くという。
本訴訟は前回の控訴審で、一審差し戻しの判決が出たため一審で審議の結果4月に原告勝訴の判決が下り、これを不服として被告が控訴した控訴審である。
では、昨日の第一回口頭弁論で、被告側は何を主張したのか。
那覇市側は、原告の主張する「儒教は宗教」は間違いであり「儒教は学問であり文化」だという。
一審判決は間違いだと主張したのだ。
代理人の徳永弁護士によると「今ごろ、何言ってんねん!」ということだ。
四年前の第一審以来、原告は儒教に関する学説を総動員して被告の「儒教は宗教でない」説を木っ端微塵に粉砕している。 原告の主張に異論が有れば反論する機会はタップリ有ったはず。
被告側はこの期に及んで、複数の琉球大学教授の学説を引用して「儒教は宗教ではない」と主張してきたのだ。
4月の一審判決まで、原告の「儒教=宗教」説に対し、被告は終始「だんまり」を決め込んでいながら、「今ごろ、何言ってんねん!」と呆れ返る徳永弁護士の気持ちは理解できる。
勿論、昨日の控訴審で、原告側は煩雑を承知で過去に主張した「儒教は宗教」を再度意見書として提出した。
つまり、第二回口頭弁論から「儒教は宗教か否か」をめぐって、学説を武器に原告vs被告が大論争を展開するという。
今後の楽しみである。
徳永弁護によると裁判官から、無償の市有地利用に対し、地代を支払えば和解に応じるか」との和解勧告が有ったという。
これに対し徳永弁護士は何と答えたか。
「地代など金銭の問題ではない」
「那覇市は政教分離原則の憲法違反を犯している」
「憲法違反だ」
「孔子廟の施設そのものの撤去をするまで戦う」
このように主張、和解案を一蹴したという。


「狼魔人日記」より転載
http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925

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