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    江崎 孝
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    我那覇 真子
    我那覇 真子
    フリーライター
    星 雅彦
    星 雅彦
    沖縄県文化協会顧問
    松谷 秀夫
    松谷 秀夫
    普天間日米友好協会会長
    仲村 覚
    仲村 覚
    沖縄対策本部代表
    仲里 嘉彦
    仲里 嘉彦
    万国津梁機構理事長
    西田 健次郎
    西田 健次郎
    OKINAWA政治大学校
    豊田 剛
    豊田 剛
    那覇支局長
    宮城 能彦
    宮城 能彦
    沖縄大学教授

    枝野代表は立憲民主党が左翼であることを沖縄で吐露した

     立憲民主党の枝野幸男代表は那覇市内での同党県連設立の発表で、普天間飛行場の辺野古移設反対を明言した。
     会見で枝野代表は米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設について「米国政府との間で辺野古基地を建設しない解決策に向けた再交渉を行うとともに、結論を得るまで工事を止めるべきだ」と辺野古移設反対の方針を表明した。

    枝野代表は、
    「この5年余りの間の状況の変化から、このまま基地の建設を続行する状況ではないという判断に至った。鳩山政権の閣僚の一員だった責任から逃げるつもりはないが、新しい政党として一から議論を進めた結果、辺野古に基地を造らない、普天間飛行場を返還する、日米安保の堅持の三つは併存可能と判断した」
     と述べた。この発言で立憲民主党が左翼であることを枝野代表が吐露したのである。

     民主党政権時代の鳩山首相は、
     「できるなら普天間飛行場は国外、最低でも県外移設をする」
    と宣言した。国外移設が無理だと知った鳩山首相は県外移設をしようとした。しかし、本土で移設を引き受ける自治体は一つもなかった。どうしても県外移設をやりたかった鳩山首相は苦し紛れに徳之島移設を発表したが、鳩山首相が発表するとすぐに徳之島では移設反対の声があがり、反対集会が開かれた。一万人集会と銘打った集会になんと一万五千人も集まった。徳之島市民のほとんどが反対運動に立ち上がったのである。徳之島3町長も反対し政府と交渉するのを拒否した。

    2010・04・18
    徳之島で普天間移設反対集会 15000人が気勢 
    【徳之島で吉田伸】米軍普天間飛行場の移設候補地に浮上している鹿児島県徳之島の徳之島町亀津新漁港広場で18日、地元3町など約60団体でつくる実行委員会が「米軍基地徳之島移設断固反対1万人集会」を開いた。島民ら約15000人(主催者発表)が参加し、「長寿、子宝、癒やしの島に米軍基地はいらない」とする決議を採択した。
     出席した島の3町長らは「振興策の甘い汁を飲んだら毒になる。島の誇りを守っていこう」と訴えた。住民らは「徳之島には基地はいらん」などと書いたプラカードを掲げ「移設反対」をアピール、気勢を上げた。
     島内での大規模な移設反対集会は3月28日に約4200人(同)を集めて開かれたのに次いで2度目。
              沖縄タイムスより引用

    2010年5月7日
    徳之島3町長、今後の交渉も拒否 普天間移設で首相に
     鳩山由紀夫首相は7日午後、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として検討している鹿児島県徳之島の伊仙、天城、徳之島の3町長と首相官邸で初めて会談した。首相は「普天間の(機能の)一部を引き受けてもらいたい」と述べ、徳之島に普天間のヘリコプター部隊の一部を移設するか、訓練を移転する案を正式に打診した。しかし、3町長は移設反対の姿勢を崩さず、拒否する考えを首相に直接伝えた。その上で、「徳之島は絶対受け入れることはない。もう会う必要はないのではないか」(大久保明・伊仙町長)、「今後会っても平行線だ」(大久幸助・天城町長)などとして、これ以上の交渉に応じない意向を示した。
              朝日新聞より引用

     普天間飛行場の国外移設に加え県外説も無理であることがはっきりしたのが徳之島移設問題であった。徳之島に移設できないことを知った鳩山首相は「最低でも県外」と宣言したにも関わらず県外を諦めて、辺野古移設することに決めたのである。

     辺野古移設は国外・県外移設ができないから決まったのであり、辺野古に移設する案は最初はなかった。辺野古沖に移設する案はあったが、反対運動によってボーリング調査をすることができなくて断念した。

     小泉首相は稲嶺知事の要求を受け入れて、県外移設をやろうとしたができなかった。県外移設を諦めた小泉首相は米軍基地であるキャンプ・シュワブの陸上に移設する案を出した。しかし、地元の名護市は反対した。それから紆余曲折があり、辺野古崎沿岸部を埋め立ててV字型滑走路の飛行場にすることで名護市と政府は合意した。

     埋め立ての権限は県にあるので、政府と県は埋めたてで交渉し、合意したが、書面で合意する前に自民党政権から民主党政権に代わったので合意書を結ぶことはできなかった。
    民主党政権になり鳩山氏が首相になるとあの有名な
    「できるなら国外。最低でも県外」
     を宣言したのである。しかし、鳩山首相は県外移設をできないで辺野古移設に戻った。
    鳩山元首相は沖縄県に来て、辺野古移設に戻ることを発表した。そして、2010年に鳩山政権を引き継いだ管首相が辺野古移設を決めた。2010年に辺野古移設は政治決着したのである。

     枝野代表は鳩山政権の閣僚の一員だった。鳩山首相が「最低でも県外」と宣言しながら県外移設を断念して辺野古移設に戻ったいきさつを知っているはずである。枝野代表は「責任から逃げるつもりはない」と言っている。だったら責任から逃げるないで辺野古移設を容認しろと言いたい。

     枝野代表は「新しい政党として一から議論を進めた結果、辺野古に基地を造らない、普天間飛行場を返還する、日米安保の堅持の三つは併存可能と判断した」
     と述べたが、注目するところは枝野代表は辺野古移設に反対する弁解に「普天間飛行場を返還する」と言ったことである。返還というやさしい言葉を使っているが、これは共産党や社民党が主張している閉鎖。撤去と同じことである。
     
     鳩山元首相は閉鎖・撤去は最初から無理だと考えていたから「できるなら国外移設。最低でも県外移設」と言ったのである。閉鎖。撤去は実現することが一番困難である。閉鎖・撤去を主張するということは現実的には普天間飛行場が固定化することを認めることになる。辺野古移設は普天間飛行場の固定化をしないことが目的である。枝野代表の「普天間飛行場の返還」は現実的には普天間飛行場固定化である。

     枝野代表は辺野古移設反対、普天間飛行場閉鎖・撤去を主張している。「立憲民主党は右でもない左でもない中道である」と中道であることを強調しているが、沖縄で本当は左翼であることを吐露したのである。


    「沖縄に内なる民主主義はあるか」より転載
    http://hijai.ti-da.net/

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