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「戦争犯罪人」を知らない日本人へ

■戦後日本の戦争犯罪人と認識

 日本では戦争犯罪人と言う言葉が継続しています。戦争犯罪人としてA級・B級・C級に区分され、東京裁判で裁かれました。戦後日本では、戦争犯罪人は事実であり軍人を裁くのは当然との声もある。根拠も無く軍人を裁き、靖国神社での合祀を批判する。これが戦後日本。

 しかし戦争犯罪人を批判する者は、戦争犯罪人の概念がいつ、どの国から始まったのか説明する者はいない。ただ戦争犯罪人を批判するだけで、根拠も無く軍人の名誉を奪う行為が続いている。私は微力だが、戦争犯罪人に関して説明したい。

■人類史に戦争犯罪人は存在しなかった

 3000年の戦争史を見ても、武人や軍人を犯罪者として裁く戦争犯罪人と言う記録は存在しない。軍人が犯罪を行った場合は、憲兵が対応し軍事法廷が開かれる。これが基本的な国の対応だった。

 軍人が戦争に参加したことで、戦争犯罪人として裁かれた例は記録されていません。敗北した敵国王に新しい平和を受け入れさせるか、敗北の将の地位を守り捕虜にするのが慣例でした。人類の経験則では、戦争犯罪人などは考えもしないことなのです。

■アメリカが戦争犯罪人を生み出した

 戦争犯罪人と言う概念は、アメリカが初めて国際社会に持ち込みました。人類の慣例で存在しないのに、なぜ国際社会は受け入れたのか。その理由は、国際社会は強国の論理で動くから。国際社会は強国に従うマナーで動いたので、時の強国であるアメリカに従ったのです。これで戦争犯罪人だと言われれば、他の国も従いました。

 アメリカの戦争犯罪人と言う概念は、アメリカ国内法の概念と思われます。私見では、アメリカ国内の治安を否定した犯罪者を裁く認識です。アメリカの治安を平和に置き換えれば、平和を否定したドイツ軍人と日本軍人は犯罪者だから、裁判で裁くのは当然と言う認識になります。

 国際社会は慣例として先に開戦した国が悪の国と見なします。これは今の平和を否定する行為だから、悪の国と見なすのです。この慣例は国際社会から戦争を回避する経験則なのですが、アメリカは違った認識をした様です。

 今の平和を否定した国が悪の国ならば、アメリカ国内法の概念で敗戦国を裁くことは正義だと認識したと思われます。

■人類に戦争犯罪人は存在しない

 戦争犯罪人に指定された軍人がアメリカ国内法の概念で裁かれたならば、これは指定も裁判も完全に無意味になります。軍人は政治の方針に従い戦争したのであって、犯罪行為ではありません。

 国際社会の慣例とアメリカ国内法の融合が戦争犯罪人ならば、日本人は慣例とアメリカ国内法を分離する必要が有ります。そして世界に対して、軍人を戦争犯罪人として裁く無意味さを主張しなければなりません。

 アメリカの戦争観は善悪論。善悪論は国内限定の法律論。法律は国内限定なのに、国外に持ちだしたら相手国の国家主権を否定する行為。国家間の戦争は強弱論だから、戦勝国と敗戦国は存在しても戦争犯罪人は存在しない。

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