«
»

嫉妬深く同調圧力に弱い国民性で炎上した剛力彩芽のインスタ

 「インスタ映え」が流行語になるほど若者世代を中心に広まっているインスタグラム。SNSの主流は今やインスタグラムになっているほどで、特に芸能人の投稿は注目を集めます。そんな中、タレントの剛力彩芽さんの投稿がこれまでにないほど注目を集めました。FIFAワールドカップロシア2018の決勝戦を現地で観戦、その模様を写真に撮ってインスタグラムに投稿したところ、炎上。それに対して剛力さんは謝罪し、過去のインスタグラムを全て削除する事態にまで発展してしまいました。

彼氏のセレブ自慢でインスタ炎上

 剛力さんは7月16日にロシアのモスクワでW杯の決勝戦を観戦。そのことを、モスクワのルジニキ・スタジアムの前で「FINAL 15.07.2018 MOSCOW」と書かれたタオルを掲げた写真と共にインスタグラムに投稿しました。さらに同じタイミングで、剛力さんと交際中でZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイの前澤友作社長もTwitterに、剛力さんと同じくスタジアムの前で、同じタオルを掲げた写真を投稿。どうやら日帰りの弾丸旅行だったようで、前澤社長の自家用ジェットで往復したことが後日判明し、「はしゃぎすぎ」「浮かれている」「彼氏の金で遊び歩いて……」と批判を浴びせられ炎上しました。700件近いコメントが寄せられる中、剛力さんも少ないながらもユーザーとやり取りをしていました。特にネットニュースで話題になったのは以下のやりとりです。

ユーザー「やっぱ金持ちはモテるな~女性遍歴知ってる?」
剛力彩芽「お金がなくてもモテるので心配ですけどねっ笑」
ユーザー「こんなクソリプに返信されるなんて…もう、ど、どうかお幸せに!!」
剛力彩芽「クソリプありがとうございました(ハート)笑」

 皮肉めいたコメントにまで丁寧にレスポンスをする余裕がみられ、今が本当に幸せなんだろうなと感じさせる印象を与えます。写真の表情も満面の笑みで、画像を加工して盛った様子がなく、好感が持てるというファンもいるようで、剛力さんの恋を応援するコメントも多数寄せられています。

 しかし、中にはかなり攻撃的なコメントも多くみられました。

「彩芽ちゃんは初めての年上彼氏に舞い上がって泣きを見るかも。それとも、子供を作って出来ちゃった婚するつもりかな?」
「一応あなたにもファンはそこそこいたんじゃないの? さすがにこれはファンに対する冒涜行為かと」
「金、かね、言われて、嫌なのなら、ズバッと、結婚して、二人で、きちんと、会見、するべきです! 結婚、うん? しないけど、まあ、凄いことを、楽しむよー! たっくさん、お金、使ってもらって、たくさん、楽しむよ!に、どうしても、見えてしまうんでしょうね…」
「ここまでおおっぴらにする意味がよくわかりません」
「もっと頭いい人やと思ったんやけどけど。浮かれすぎ感がね。。。こりゃイメージ悪くなる。賛否両論起こるのはしゃーない」

 これらの声を受けて剛力さんは、「心機一転のつもりです」として7月24日には過去のインスタグラムの投稿を削除。29日には前澤社長の寝顔写真を添える形で、「環境も気持ちも今までとは変わったのでInstagramもゼロから挑戦したいと思ったのが理由です。今まではなんとなくお仕事の宣伝を載せていたのもあり、中途半端さも感じていたので、新しくしたいと思い削除に至りました」と、過去の投稿を削除した理由を説明しました。

 炎上を鎮火させるためではという見方もありましたが、それに対しては「炎上したからとか、彼を連想させる投稿をしたから、消したということではありません」ときっぱり否定。過去の投稿を削除したことに対して、ファンからは「やっかみですよね」、「削除せざるを得ないみたいな風潮なのは、何でなんだろう…」、「幸せを喜んであげるのがファンだし、ファンじゃなかったら気にしなきゃ良いだけでは?否定癖ついてない?」と擁護する声も多数寄せられ、気の毒に思っている人も多いようです。

 賛否両論の騒動を起こした剛力さんのインスタグラム。不倫でもなく、事務所が認めていない交際をしているわけでもなく、これほどまでに批判が寄せられるのは何故なのでしょうか。

嫉妬、同調圧力で執拗ないじめ、私刑をする国民性

 そもそもSNSは自慢をする場のようなものでしょう。恋人や家族と旅行に行った写真や、流行最先端のスイーツなどの写真を投稿して、自分は今幸せです、自分は流行に敏感ですと意識的でなくとも不特定多数の人に公にしている時点でそれはもう自慢していることと同じです。剛力さんの投稿内容はセレブすぎる内容で、やっかみもあると思いますが、何より事務所の規則通り25歳になるまで一切交際報道がされなかったピュアな印象とのギャップも大きいのでしょう。

 世間的には25歳で初めてできた彼氏が超セレブで、これまで体験したことのない世界の中であどけない少女が浮かれているイメージが、インスタグラムの写真を通してユーザーに伝わったのではないでしょうか。剛力さん自身がどんな人と付き合ってどんな旅行をしてどんな写真を撮るのは自由ですが、不特定多数に見られる場に投稿したということは、自慢したい、自分が体験したセレブな世界を一般人にも共有したいという思いも多少なりともあったように感じられます。

 だからといって削除に至るまで追い込むようなコメントを寄せる必要はないでしょう。フォローしなければ投稿を見ることもないので、フォロワーをやめればいいだけで、ファンにとってはどんな剛力さんでも見たいという人がいると思うのでそういう人だけがフォローし続ければいいだけのことです。

 ただそれだけのことにも関わらず、こんなにも批判の声が寄せられるのは、人の幸せをやっかむ人ほどリアルな世界で幸せを感じられていないからでしょう。他者を攻撃するネット民は多く存在します。以前、ネット上でさまざまな人々に対して誹謗中傷を繰り返したあげく、有名ブロガーを刺殺した事件がありました。加害者は42歳無職で、犯行声明の中で自身のことを「ネット弁慶」と自嘲しているように、ネットでイキイキと他人を「低脳」呼ばわりしていた一方で、現実世界では幸せとは言い難い人生を送っていました。行き場のない不満や怒りを抱えながらも、それを現実世界で発散することができない不幸せな人が、心の均衡を保つため、有名人をサンドバック代わりにして誹謗中傷のコメントを書き込んでいるのです。

 しかし、それはまだ表面上の原因で、もっと根本的かつ、大きな要因があるという見方もあります。それは、もともと日本人は他国の人よりも嫉妬深い「日本人の国民性」があるということです。日本人は嫉妬深い、これは福沢諭吉も「学問のすゝめ」の中で説いています。嫉妬深い上に戦前の日本人は短気でキレやすい国民性がありました。

 今では列もきちんと真面目に並び、満員電車も文句も言わず乗ります。しかし、それは戦争に負けた後マスコミを中心として作り上げてきたセルフイメージ。実際に1919年に出た石橋朝花氏の『紅き血の渦巻』(別所万善堂)の中には、「されど悲しい哉、日本人に一の欠点あり、そは短気なる事なり、日本人は短気な国民なり」という日本が大好きだという外国人の言葉が掲載されています。

 もともとの国民性から、戦後、すさまじい同調圧力によって、キレやすい人がおとなしく満員電車に乗り、黙って行列に並ぶようになり、短気さをねじ伏せられてきたのです。同調圧力に弱い日本人が、ネットやSNSというツールを持てば、「出る杭」を執拗に叩いたり、「空気を読めない人」を私刑にする「不謹慎狩り」が始まったりするのは当然のことで、今回の剛力さんの投稿は、やっかみに加えて、さらに同調圧力をかけにきたネット民のいじめ、私刑ともいえる執拗な誹謗中傷のコメントが殺到し、炎上してしまったのでしょう。

 剛力さんが過去の投稿を全て削除し、心機一転とした対処は良かったと思いますが、新たな投稿にも批判の声はつきまとっているようです。一度目をつけられたらそう簡単には逃がしてもらえないのでしょうか。このまま前澤社長と結婚をしてもお祝いムードになるか分かりません。また、もし別れてしまっても浮かれすぎたからだ、いい気味だと言われてしまう恐れもあります。剛力さんと前澤社長には仕事上のイメージはあるでしょうが、なるべくネット民の批判的な声には耳を貸さないで自分達のやりたいとおりにやってもらいたいものです。

4

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。