■連載一覧
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  • 香港・中国返還20年 「一国二制度」の前途
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  • ルポ・政権交代の攻防 台湾総統選
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  • 危機のアジア 識者に聞く
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  • ドゥテルテ大統領就任から3カ月 どこへ向かう比政権
  • 香港「自治」の行方 識者に聞く
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  • 中台関係の行方
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  • 蔡英文時代の台湾 本土派路線のビジョンと課題
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  • “政熱経熱”の中韓
  • 新QDRと米中軍事バランス
  • 新グレートゲーム・幻想だった中国の平和的台頭
  • 新グレートゲーム・中国南進の海
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  • 2013/4/18
  • ムスリム同胞団とアラブ モハメド・F・ファラハト氏に聞く
  • 多難な年明けのトルコ
  • EUと難民 UNHCRウィーン事務所報道官に聞く
  • ロシアのシリア内戦介入 アルアハラム財団事務局長に聞く
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  • 2015/12/11
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  • 大阪G20サミット焦点
  • 地方創生・少子化対策 首長は挑む
  • 新閣僚に聞く
  • 懸案にどう挑む 第4次安倍改造内閣
  • 「赤旗」役所内勧誘の実態
  • 憲法改正 私はこう考える
  • 衆院選大勝 安倍政権への提言
  • 2017衆院選 国難と選択
  • 新閣僚に聞く
  • 第3次改造内閣 信頼回復へ始動
  • ’17首都決戦
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  • どうなる「民共協力」 27回共産党大会の焦点
  • 蓮舫民進 疑問の船出
  • 新閣僚に聞く
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  • 安倍政権 新たな挑戦
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  • 第2次安倍改造内閣スタート
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  • 歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第2部 自衛隊配備へ動く石垣島
  • 国防最前線・南西諸島はいま 第1部 与那国島・陸自駐屯地
  • 激震・翁長県政 「オール沖縄」の凋落
  • 普天間基地移設 経緯の検証と提言
  • 「援護法」に隠された沖縄戦の真実
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  • 2015/10/01
  • 2013/7/08
  • 金正恩体制を斬る 太永浩・元駐英北朝鮮公使に聞く
  • 迷走する北非核化
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  • 検証 南北首脳会談
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  • どう見る北の脅威
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  • 弾劾の波紋 漂流する韓国政治
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  • どこへ行く混迷・韓国 国政介入事件の深層
  • どう見る金正恩体制 日韓専門家対談
  • 迎撃ミサイル配備 韓国の決断
  • 3代世襲“完成” 北朝鮮第7回党大会
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  • どうする拉致解決 日朝ストックホルム合意1年
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  • 米中新冷戦 第2部 中国・覇権への野望
  • 米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国
  • 検証’18米中間選挙
  • 米国の分断 第3部 「自虐主義」の源流
  • 米国の分断 第2部 反米・容共の風潮
  • 米国の分断 第1部 断罪される偉人たち
  • 「米国第一」を問う トランプを動かす世界観
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  • 米軍再建への課題-元上級将校の提言
  • トランプ政権始動
  • トランプ大統領の衝撃 米国と世界はどこに向かう
  • トランプvsヒラリー 米大統領選まで1カ月
  • オバマのLGBT外交 米国と途上国の「文化戦争」
  • トランプVSヒラリー 米大統領選まで3カ月
  • オバマ外交と次期米大統領の課題
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  • 再考 オバマの世界観
  • オバマの対宗教戦争・第1部
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  • 2013/9/30
  • JAXA宇宙探査計画
  • 2015/12/24
  • 今大会最強のベルギーに挑むも、日本悲願の8強ならず―ロシアW杯

     ロシア・ワールドカップの決勝トーナメント、日本対ベルギー戦は延長に入るかと思われた後半アディショナルタイム、日本のコーナーキックから逆襲に転じたベルギーは、MFシャドリが決勝点を決め、その直後に試合終了の笛がなった。

     悲願のベスト8を狙った日本のロシアW杯は終了した。今大会、最強ともいわれる攻撃陣を擁し、優勝候補の一角と目されていたベルギー。日本は、その相手に果敢に挑んだ。

     前半は、予想通りベルギーのFWルカクら自慢の攻撃陣の猛攻を受けるも、それを受け流し、MF乾やFW大迫らが時折、ボクシングのジャブを打つようにベルギーゴール前に迫った。前半の戦い方は、西野朗監督の思惑通りにいったといえるだろう。ベルギーにとっては、思わぬ展開だったが、これも予想していたところがある。

     だが、ベルギーにとって予想外だったのは後半開始早々にMF原口元気(後半3分)とFW乾貴士(後半7分)と立て続けに2失点したことだった。

     ベルギーとしては予想外の展開といえただろう。とはいえ、この早い段階の2得点が皮肉にも日本にとって不幸となった。サッカー界には俗に“魔の2点”と言われるものがある。

     同じ2点でも、後半の立ち上がりと終盤、または、前半に1点を取って後半の中盤で追加点を取るという点の取り方で勝つ確率が高い。

     日本とベルギーに先立って行われたブラジル対メキシコ戦は、後半6分と同43分にブラジルが得点し2-0でベスト8に進んでいる。

     つまり1点差なら集中力を切らさずに守りつつ2点目を狙える。一方、3点差ならセーフティリードと言われている。

     前半または後半の早い段階で2点差とした場合、3点目を早い時間帯で入れないと苦しくなる。1点を返されるとその勢いのまま追加点を取られ、逆転される可能性があるのが“魔の2点”と言われる所以でもある。

     日本は、ベルギーに確実に勝てる試合だったことは間違いない。後半20分代か30分代に追加点を加え3点目を入れることができたら、ジャイアントキリング(大物食い)が起こったことは間違いない。そのチャンスはあった。しかし、それをうまく得点につなげることができなかった。

     こうした時間帯が続けば、自ずと流れはベルギーに傾く。後半24分の1失点目は、DFベルトンゲンのセンタリングのようなパスともいえるようなヘッドがそのままゴールへと吸い込まれた。ここから一気に流れはベルギーへと変わり、5分後の同点ゴールが生まれた。願わくば、この直後に日本が3点目を取れていれば流れは少し変わっただろう。しかしそうはならず、後半アディショナルタイム4分、日本のコーナーキックからの逆襲で日本は失点し、ベスト8入りはならなかった。

     ただ、これまで、6大会連続でW杯に出場し、今回を含め3回ベスト16に進出した。その度に成長してきたといえるだろう。

     初出場となったフランス大会では、初出場という余韻のなかで真の世界を体験した。 日韓大会では、トルシエ監督のもと規律と組織で挑み、ベスト16に進出し決定力に泣いた。

     ドイツ大会では、ジーコ監督のもと、一転して選手の自主性と規律を保ちながら挑んだが、精神面のもろさを露呈し失敗。

     南ア大会では、アクシデントから代表監督が岡田武監督に代わり、守備的な布陣で挑みベスト16を勝ち取った。ベスト16では相手も守備的なチームだったことからお互い決め手を欠いてPK戦の末涙をのんだ。

     ブラジル大会は、守備的ではなく果敢に挑んで勝とうとしたが何もできず、涙をのんだ。そして、今大会はブラジル大会で残した課題にもう一度挑んだとも言える。守備的ではなく攻撃的に積極的に世界に挑んでいく。

     そして、これに西野監督が予選リーグ最終戦で見せた負けを受け入れて、使えるルールを使って、ずる賢く上に登ろうとする執念だ。弱者の戦術でしたたかにベスト16へ上った。ベルギー戦では、勝つことこそできなかったが、強豪相手に果敢に攻撃的に行った。そして戦えることを世界に見せつけた。

     西野監督の情報分析から導き出された戦い方はまさに「敵を知り、己をしらば百戦危うからず」だ。

     しかし、多くの課題は残った。延長と思った瞬間の隙をつかれたアディショナルタイムの失点、3点目の取り方。試合の運び方などまだまだ学び身に付けるべき経験というものはある。

     あと日本人監督の国際経験と育成も必要不可欠だろう。今回のベルギー戦がある意味、日本のロシア大会の総決算ともえいえ、この試合を分析することで次へのステップとなる試合だったといえるだろう。乾、原口、昌子らの悔し涙は次へとつながることを期待したい。

     この試合を見た次の世代の選手たちがどのように受け止め4年後に世界と戦える日本を見せてくれるのか楽しみである。

    (佐野富成)

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