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早川学校 突き刺さる言葉

昨日の全国犯罪被害者の会(あすの会)の最終大会に出席して、実に多くの学びを獲得した。

岡村勲弁護士については既に多くのメディアが報道しているので、あえて私が言及するまでもないが、私の心に深く刺さった言葉があるので、皆さんにご紹介しておく。

昨日の大会で岡村弁護士が語った言葉の中ではなく、大会の最後に登壇された元常磐大学学長の諸澤英道氏が紹介されたエピソードの中にあった言葉である。

「あなたは、本当に、犯罪被害者に権利があると思っておられますか?」

岡村弁護士と諸澤氏が初めて面談した時に、岡村弁護士が諸澤氏の顔をじっと見据えて発した言葉のようである。
真正面から顔を見つめて、真顔でこういう質問をするのは、まさに真剣勝負のようなもの。
犯罪被害者学の権威である諸澤氏に向かって真正面から白刃を突きつけたようなものだ。

20年以上前に公刊されていた諸澤氏の論文に犯罪被害者の権利についての記述があり、岡村弁護士は、その論文を読んで諸澤氏に上記のような質問を発したもののようである。

刑事法学の世界で犯罪被害者の権利を説く学者や研究者が皆無、という時代に諸澤氏は論文の中で犯罪被害者の権利に言及されていたようだが、刑事法や刑事政策の学者や研究者の間では孤立無援の状態だったようである。

「あなたは、本当に犯罪被害者に権利があると思っておられますか?」

自分の言葉に責任を持つ人が少なくなっていることを承知しているからこその発問だったろう。

「いい加減なことを言っているんじゃないでしょうね。
ご自分の言葉に責任を持ってくださいね。
単に言うだけではなく、実際に行動に移してくださいね。」

そのくらいの迫力がある言葉だったろうと思う。

諸澤氏の胸に深く突き刺さった言葉ではないかと思っている。

昨日のあすの会の最終大会に、開会から閉会まで参加してよかった。
私は、まだ、その時の興奮から醒めていない。


「早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称早川学校」ブログより転載
https://ameblo.jp/gusya-h/

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