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  • 堂本かおる
    堂本かおる
    ニューヨーク在住フリーランスライター
    菊田 均
    菊田 均
    文芸評論家
    松本 健一
    松本 健一
    評論家
    中岡 弘
    中岡 弘
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    大島 直行
    大島 直行
    伊達市噴火湾文化研究所長
    時広 真吾
    時広 真吾
    舞台演出家
    渡辺 久義
    渡辺 久義
    京都大学名誉教授

    漢字の筆順と日本人の文化性

    またまたテレビで「漢字の書き順が昔と今と違っている」という特集が組まれるのだそうです。
    なるほど学校教育の現場での、筆順は、昔と今とでは違っています。
    だから「このように変わりましたよ」ということをいいたい番組のようなのですが、問題はむしろ、
    「どうしてそのように変わったのか」
    にあるのではないでしょうか。

    600

    山本五十六の手紙
    実に見事な書で書かれています。

    以前にも書きましたが、漢字の旧字が、今使われている新字に改められたのは、日本が占領下におかれていた昭和21年11月16日のことです。
    このときに、GHQの指導によって、当用漢字が定められました。

    公文書や出版物などは、その漢字のみを用いるようにとされ、これに呼応して学校教育の現場でも、新字のみが教えられるようになり、さらにこれに追い打ちをかけるように、漢字の筆順までが変えられるという状況となったのです。

    これによって、たとえば礼儀作法の「礼」ならば、もともとは「禮」と旧字で書かれることで、「相手にはっきりとわかるように豊かに示すことが礼なのだ」と、誰もが漢字を通じて「文化の共有」ができていたものが、まったくできなくなりました。
    「礼」という新字を見て、これで漢字の意味をとれる人など、およそ皆無だと思います。

    ですから昔の教育現場では、系統学習と言って、まず「示偏(しめすへん)」は、示(しめ)すことだと教え、「豊」という漢字は「ゆたか」であることが教えられます。
    その上で、「禮」という字を先生が黒板に書いて、
    「この字が意味するものは何か、みんなわかるかな?」
    と生徒たちに質問したわけです。
    そして、
    「そう。相手にわかるように
     豊かにしっかりと示すのが禮なんだ。
     だから君たち、
     ちゃんと相手にわかるように
     相手の目を見て、
     深々とお辞儀をして、
     おはようございますとか、
     こんにちはとか、
     言うんだよ。
     それが禮なんだ」
    と、教えたわけです。

    つまり生徒たちは、漢字と読みをただ丸暗記するのではなくて、その意味を推理し理解し、それだけでなく漢字を通じて文化を共有して行ったわけです。

    だから学校がおもしろい。
    授業が楽しい。
    小学生の子供達が、片道6キロも7キロもある道のりを、雨の日も雪の日も歩いて毎日学校へ通い、田植えがあるから学校を休めと親に言われると、泣いて悔しがったというのも、うなづけます。
    おそらくいまの日本の学校では、考えられないことであろうと思います。

    それもそのはずです。
    いまの教育ならば、先生が黒板に「礼」と書いて、「この字は<れい>と読みます」とだけ教えます。
    そして「テストに出るよ」と言うから、生徒たちは、「礼=れい」だと、ただ丸暗記するだけです。
    そこには推理も理解も、文化の共有もありません。
    ただテストに出るからと、丸暗記があるだけです。
    これでおもしろいと感じる生徒がいるなら、むしろ神経を疑う。

    徳という漢字を見せられて、
    「徳とはどのような意味ですか?」
    と質問されたとき、ちゃんと即答できる人は、おそらくあまりいないと思います。

    けれど徳という字は、もともとの古字は「彳悳」で「彳+直+心」でした。
    彳(ぎょうにんべん)は、進むという意味がありますが、要するに真っ直ぐな心で進む(生きる)ことが、徳の意味だとわかるわけです。
    ところがこの字は、直の目の部分が横倒しにされてさらに直の「L」の部分が簡略化されて「一」になり、「德」と書くようになりました。

    日本は四季のある国で、春夏秋冬、それぞれに美しさを持つ国であるとは、よくいわれることです。
    けれど、現代日本人にとっては、四季折々の風情を楽しむという感覚はあまりなくなっているといわれています。
    それもそのはずです。
    漢字の意味がわからない。

    春という字は、上の部分が生という字にも少しだけ似ていますが、土に咲いた草花を意味します。「八」の部分は「束ねる」ことの象形です。
    つまり、暖かな太陽のもとで、野の花を少女が束ねる、そんな季節を意味する象形文字です。

    夏は、横棒の下に目がありますが、これは冠を付けた人の顔です。
    その下に「夂(ち)」がありますが、これは人の足が遅れる、つまり後から行くという意味があります。
    猛暑の日、頭に冠を装着しているような人は、暑くて、大汗をかいて、思わず足並みが遅くなる。
    そんな季節が夏という漢字です。

    秋は、広々とした田んぼいちめんに、まるで火がついたかのように稲穂が稔ります。
    「禾(のぎへん)」は稲穂の稔り、そして火の組み合わせが、秋です。

    冬は、「夂(ち)」の下に点々があります。
    一年の最後に、遅れてやってくる寒い季節が冬です。

    人は言葉によって文化を共有しているのであって、日本語なら、日本語の響きと文字によって日本人としての文化を共有しているわけです。
    つまり漢字を學ぶことは、そのまま同時に日本の文化を學ぶことでもあるのです。

    もっとも、China漢字そのものは、あまり良い意味を持たないものが多いものです。
    たとえば教育という漢字は、教が子供をムチで叩く象形ですし、育は、生まれたての嬰児を食べることを意味する字とされています。

    しかしそうしたChina漢字の持つ嫌味を、私たちの祖先は、やわらかな響きを持つ大和言葉で訓読みを与えることで中和し、やさしい意味に変えています。
    すると教育は、「をしへ、はぐくむ」となります。
    「をしへ」は、そのまま「押し絵」と同じ音で、相手にきちんと刻印していくこと、
    「はぐくむ」は、そだてることです。
    つまり「をしへ、はぐくむ」とは、相手にしっかりと刻印することで人を育てることを意味します。

    すると、たとえば子供達への敎育ならば、何のために「をしへ・はぐくむ」のかが大事となります。
    それは一人前の大人にするためです。
    そのために大人たちが、子に知恵や知識を授けて刻印し、子供達をはぐくみ育てるのです。

    このことを「學(まなぶ)」といいます。
    學という漢字は、複数の大人たちが、ひとりの子をみんなで引き上げていることの象形です。
    したがって「學ぶ」は、大人たちが主体となって、子を引き上げることを意味します。

    この場合、子供の側にやる気のあるなしは、関係ありません。
    どんな子であっても、一人前の大人として、将来、社会に出るわけです。
    そのときに、周囲に迷惑をかけず、しっかりと働いていくことができるように、しっかりとしつけるのが教育であり、學ぶこととされてきたのが日本の教育であったわけです。

    ところが戦後の当用漢字は「学」であって、これでは何の意味かわかりません。
    それどころか、むしろ子供達が敎育の主役であるかのような錯覚さえも招きます。
    子供達が学ぶ場所が教育の場だというわけです。
    では、やる気のない子どもはどうするのでしょうか。ほっておくのでしょうか。
    それは大人たちの責任放棄なのではないでしょうか。

    冒頭に掲げた筆順に至っては、もはや最悪といって良い状況です。
    わかりやすい例が、「必」です。
    もともとこの字は、「心」と書いてから、「ノ」を最後に入れました。
    つまり、心にしっかりと刻むから「必」なのであって、筆順もそのとおりになっていたのです。

    ところがいまでは、カタカナの「ソ」を書いてから、「し」と書いて、点を両側に二つ打ちます。
    その書き順で、必という漢字の意味を受け取れる人など、果たしているでしょうか。

    筆順が変わった漢字として、よく持ち出されるのが「上」です。
    昔は、上にある小さな横棒を書いてから、縦線、下の横線と書きました。
    いまは、縦線を書いてから、上の横線、下の横線と書きます。

    もともとこの字は「指事文字」といって、甲骨文字では、基準線の上に短い横線を引いた「二」の形だった文字です。
    二をつなげて書いたら「乙」のような形になりますが、実際、上は草書体では「乙」のような形に書かれます。
    つまり字義としては
    「短い横線が、長い基準線の上にあるから、上を意味する」
    のであって、上から下に行った筆先が、また上に登って行って横線を書いて、それから基準線を引くというような、ややこしい文字ではないのです。
    ですから昔の筆順は、横縦横であったのですが、いまではなぜか縦横横です。
    なにがなんだか意味がわからない。

    要するに、日本語の漢字から、できる限り意味がわからないようにされたのが、当用漢字のそもそものはじまりであり、これに呼応して筆順まで変えて、より一層、漢字の意味がわからないようにした、というのが、戦後の国語教育であり、漢字の用い方であったわけです。

    くりかえにしなりますが、文字は文化です。
    文字によって、人はその意思を書き留め、人に伝えることができます。
    文字を単に音符として用いる欧米文化とは、異なる文化性が、そこにあるのです。

    そうしたことをちゃんと自覚していく。
    それは日本人が日本人であることへの自覚に通じることなのではないかと思います。

    お読みいただき、ありがとうございました。


    「大和心を語るねずさんのひとりごと」ブログより転載
    http://nezu621.blog7.fc2.com/

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