ワシントン・タイムズ・ジャパン

高齢者が生活保護への一例 今の時代は仕方ないからこそ復活する道を

ある高齢血液患者の症例です。血液以外にも複数の病気を持っています。

この方は通院などを家族が支えながらも一人暮らしを頑張っていました。時折病気が原因で出血しますが、入院し治療を受けることで何度も生死の境を乗り越え、退院し自宅で頑張って生きてきました。

ところがこの患者さん、今回圧迫骨折を起こし寝たきりになりました。さすがに家族がずっと見守るわけにもいかず、施設に入所。施設代、食事代含めて生活保護を申請したそうです。

本人泣きながら今回のことを悔やみます。
「この歳になって人に迷惑をかけるなんて」

私がかけた言葉は
「圧迫骨折は治るよ」
「リハビリ頑張ってまた歩けるようになって生活しよう」
「そしたらまた家に戻ればいい」
「ただ今回は少し休もう」

家族にも
「少し時間を置いて今後のことを考えましょう」
「生活保護もしっかり活用しましょう」

家族がいるんだからと介護を強制することで介護をする人間の生活ができなくなっては意味がありません。その意味でも今回の生活保護は仕方ありません。

もちろん今後そのまま寝たきりになってしまえば生活保護からの脱出はできません。だからこそ施設はじめ、みんなが患者さんを導いて欲しいのです。でも施設では薬が出せないとか、正直非常勤の血液内科医じゃかかりつけ医には慣れないとか様々な問題が現場にはあります。

今の医療をどうするか。生活保護対応も絶対必要なものと感じています。


「中村ゆきつぐのブログ」より転載
http://blog.livedoor.jp/dannapapa/

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