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地上波TVは次世代の顧客を開拓できるか!?

 ネトウヨの反義語としてテレパヨという言葉がある。パヨクとは弱者救済ではなく単なる反日ヒステリーへと劣化した左翼を指す言葉で、テレビや新聞しか情報ソースがなく、パヨクの思想に染まった者を揶揄する単語が「テレパヨ」だ。

 ほとんど内容のないモリカケ問題をワイドショーが取り上げるだけで安倍政権の支持率が下がった現象を見ても、テレパヨが一定数存在することは間違いない。保守層のどこまでを「ネトウヨ」と呼ぶかにもよるが、量的にテレパヨはネトウヨを凌駕しているだろう。そして、昨今の地上波TVのニュースショーやワイドショーは、知性ある者を顧客にすることを諦め、テレパヨ層だけをターゲットにしている気配がある。

 年功序列のお陰で中高年の所得が不当に高く、高齢者に資産が偏在する日本にあって、テレパヨをターゲットにするビジネスは間違いではないが、そのビジネスモデルには、中長期的に右肩下がりにならざるを得ないという致命的欠点がある。昨今の若者はインターネットを大きな情報源としており、高齢者層を中心としたテレパヨの数は減る一方だからだ。

 そこで、地上波テレビが次のターゲットに選んだのが知的水準の低い若者である。ウーマン村本なるお笑い芸人が、『朝まで生テレビ』という討論ショーに出演し、最低限の知識もないまま暴言をまき散らしたという記事を読んで、そう確信した。憲法9条の条文さえ読まずに安全保障の論議をし、どこで仕入れたのか「沖縄は日本が中国から奪った」という知識も披露したという。バカ丸出しと言ってしまえば、それまでなのだが、村本氏の姿勢は「知識よりも自分で考える姿勢が大切」という近年の教育思想にも合致する。実際、彼は他の出演者から無知を指摘されても、視聴者の代弁者なのだから無知で良いのだと開き直っていたらしい。「俺たちの商売は、バカ老人を相手にしているから当面安泰だけど、中長期的に見たらバカ老人は死んでいくから、次世代のバカも顧客に取り込もう」。これこそが、村本氏を起用した『朝まで生テレビ』制作サイドの意図であり、彼は素直にもそれを番組中に吐露したのである。

 無知に基づく村本氏の主張は、保守層からだけでなくパヨク達からも批判されているようだが、私はパヨクに憲法9条を読まずに討論ショーに出演した彼を批判する資格があるとは思えない。なぜなら、彼らの多くは日米安保条約さえ読まずに「安保条約破棄」を訴え、警察や市民に暴力をふるっていた者どもや、その末裔だからである。

 さて、次世代の知的弱者をターゲットにするという地上波TVの作戦は実を結ぶだろうか。私は、これには懐疑的だ。人が自分達の所属するコミュニティーに批判的になるためには「自分は他の成員と異なり知的である」という自覚が必要である。すなわち、日本人が反日思想を信じるためには、本当はバカでも「自分を賢い」と思っている必要があるのだ。高齢者パヨクや村本氏はそれに該当するが、若者達の多くはそこまで傲慢ではない。彼らが「他の日本人と違い自民党政治の恐ろしさに気づいている俺」「過去を反省し、日本批判を繰り返す中国や韓国と仲良くできる私」という物語に洗脳されるとは、とても思えないのである。

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