«
»

慰安婦像がサ市の公共物になったのは日本のお粗末な慰安婦論の性である

アメリカのサンフランシスコ市で、市議会が11月14日に民間団体が建てた慰安婦像の寄贈を受け入れる決議を承認し、サンフランシスコ市長が同意のサインをしたので正式に慰安婦像が市の公共物となった。慰安婦像は、全米の主要都市では初めて、正式に市の公共物となった。

これを受け、吉村洋文大阪市長はサンフランシスコ市との姉妹都市を解消した。市議会では「姉妹都市解消を求めるべきだ」との決議案に反対していた自民党と公明党であったが、12月12日の市議会で賛成して解消を決議した。

大阪市が姉妹都市を解消した理由は像の碑文にあった。
「この記念碑は1931年から1945年までアジア太平洋の13ヶ国において、日本帝国陸軍の性奴隷であった数十万人の女性や少女の苦しみを証言するものです。

性奴隷にされた女性や少女たちのほとんどが、囚われの身のまま亡くなりました。
この陰惨な歴史は1990年代に生存者が勇気を持って声を上げるまで数十年間も隠し通されてきました」

碑文には慰安婦は日本軍の性奴隷であつた書いてある。吉村市長は慰安婦は性奴隷ではないし、もし、慰安婦像をサ市の公共物にした時には姉妹都市を解消することを何度もエドウィン・リー市長サ市長に通告したが、聞き入れられなかった。だから、姉妹都市解消を決めたのである。吉村市長の解消決断は正しいことであり、勇気ある決断であった。

慰安婦が性奴隷ではなかったと主張している日本のジャーナリスト、政治家、知識人たちは全力で吉村市長を応援し、サンフランシスコの市民やジャーナリストに慰安婦は性奴隷ではなかったことを理解させて、議員たちを動かし、慰安婦像を公共物から除外させていくべきである。

果たして日本がサンフランシスコの市民に慰安婦は性奴隷ではなかったことを理解させることができるだろうか。残念ながら無理かもしれない。

日本の反論は慰安婦は性奴隷ではなく、売春婦であり、韓国は慰安婦が性奴隷であったと嘘をついているという主張を繰り返すだけである。そんな反論で韓国の世界に流布させた理論を覆すことはできない。

慰安婦問題で深刻なことは韓国だけでなく米国やヨーロッパ等の国々で慰安婦は性奴隷であったと信じていることである。米国やヨーロッパ等は特別に韓国びいきではない。韓国の主張にも日本の主張にも中立的な立場で聞いている。その結果韓国の主張が信じられているのである。世界の国々は韓国の説明が真実であり、日本の説明が嘘である思っているのだ。

シュレーダードイツ元首相は
「日本が過去に犯した暴力について(謝る)勇気を出せずにいることは極めて残念なことです。私は今こちらにいる方々は(日本に対する)復讐心や憎悪心からではなく、日本が(過ちを犯した)歴史を認め謝ることを切実に望んでいるという事実を知っています」
と、述べている。シュレーダー元首相は日本が大陸に侵略した歴史を問題にしているし、侵略したのだから慰安婦を性奴隷にしたのは当然だと思い込んでいる。性奴隷も含めて大陸侵略したことを謝罪しろと言っているのだ。彼の反侵略戦争と民主主義、平和主義の思想に巧みに侵入しているのが慰安婦=性奴隷の理論を展開している韓国の政治活動団体である。
 
彼らは「慰安婦は性奴隷である」を世界にうまく浸透させるために表だっては慰安婦=性奴隷を強調しない。
彼らは、
「慰安婦の碑は日本と韓国の問題ではない」
と慰安婦問題は日本対韓国の二国間の限られた問題ではないことを強調し、
「これは人道に対する罪なので」
と世界の市民が関心を持つように話し、
「わたしたちは二度とこのような過ちを繰り返してはならないのです」と戦争における人道問題であるように述べて、慰安婦=性奴隷であるとは一言も言わないで、慰安婦問題を人道問題として二度とあってはならないと世界の人々に訴えるのである。そして、世界平和のシンボルとして少女像を設置する。設置した少女像の碑文にはしっかりと慰安婦は日本軍の性奴隷であったと書くのである。つまり、慰安婦=性奴隷は説明するまでもない当たり前の常識であると決めつけているのが韓国のやり方である。

 韓国の巧みな戦術に世界は乗せられていると言えよう。

「日本は民主主義国家を自称しているにも関わらず、全ての人々が認めることを否認するのは理解できない」
「日本は民主主義国家になった。ドイツも同じだ。だがドイツは全てを認めた。日本も慰安婦問題を認めて過去を清算しなければならない。自由を愛するという日本の政党が隠すのを理解できない」
日本以外の世界の人々はこのように考えている。世界の人々に慰安婦は性奴隷ではなかったと主張しても信じさせることはできない。むしろ、日本は嘘つきだと軽蔑されるだろう。

 しかし、そんな現実を自覚していないのが日本である。日本の右翼の主張を世界に知らせることが目的の「史実を世界に発信する会」の茂木弘道事務総長代行は、慰安婦問題について、
「歴史を正しく理解できていないことが明らかだ」
「韓国人から嘘だけを聞いてきた。その女性たちが強制的に動員されて慰安婦になったという主張を裏付ける証拠はない。強制動員の証拠になる目撃者も一人もいない」
「慰安婦がいたということは否定しない。しかし、これらの女性は当時彼女らの職業を選択したことであり、不法ではなかった。日本政府や軍隊が彼女らが慰安婦になるよう強要したという主張を裏付ける証拠は全くない」
と主張するだけである。そんな主張に韓国ネット民たちは、
「(日本は)事実を歪曲するほど、傷口が広がるということがなぜわからないのか」
「全世界で日本だけが少女像の建立を嫌がるね」
「やはりアメリカは正義の国だ」
と軽くあしらっている状態である。日本側の、慰安婦は性奴隷ではないという主張は世界にも韓国にも通用しないのが現実である。

 慰安婦論争で日本は韓国に負けている。

 10月に「少女慰安像は韓国の恥である」を出版したが、原稿は2014年からブログに掲載したのをまとめたものである。ブログでは慰安婦は性奴隷ではないことを明らかにすると同時に日本側の理屈では韓国に勝てないことも指摘した。日本側の主張は三年経っても指摘した通りであり変わっていない。韓国に慰安婦論争で勝てるはずがない。
 論争で韓国に反撃するにはどのように理論を展開すればいいのか追及した結果が「彼女は慰安婦ではない。違法少女売春婦である」である。そして、韓国が量産している「少女像」こそが韓国の弱点であることをつきつめ「少女慰安婦像は韓国の恥である」の本を出版した。

 2014年に日本の政治家や評論家を批判したブログを紹介する。


「沖縄に内なる民主主義はあるか」より転載
http://hijai.ti-da.net/

18

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。