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「統一大当たり論」の戦略的な実践課題

韓国紙セゲイルボ

 内外情勢の変化を受け、韓国は「統一大当たり論」に対する議論をよみがえらせ、統一の火種を生かし、国民的共感を拡散するための多角的な政策転換が必要な時だ。

 このために幾つかの事項を戦略的次元で検討してみる必要がある。

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産児制限の“韓流”

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」

 明心寶鑑(高麗時代に作られた中国古典の金言名句集)に「地不生無名之草、天不生無祿之人」という句がある。「地は名のない草を生まず、天は食べるものがない人を出さない」という意味だ。「人は、自分の食器はもって生まれる」という言葉とも一脈通じる。

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強まる“獅子”中国の要求

韓国紙セゲイルボ

 「発展した中国が脅威になると感じて、中国を悪魔と形容したが、こういう考えは正しくない。中国は平和を守護し、協力を追求しながら、謙虚に見習う国になるだろう」

 習近平中国国家主席は訪韓2日目の4日、ソウル大学での講演で、中国の未来をこのように語った。韓国だけでなく世界のあちこちで起きている中国脅威論を意識した発言だった。

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韓中の信頼関係は韓半島統一への資産

韓国紙セゲイルボ

 朴槿恵(パククネ)韓国大統領と習近平中国国家主席との間で昨年採択された「未来ビジョン共同声明」と今回の共同声明を比較すると、表現では大差はないが、詳しく見れば、だいぶ意味ある進展した内容を確認できる。

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白頭・漢拏・富士山人脈

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」

 「北朝鮮でいい暮らしをしようとすれば、いい人脈をつかまなければならない」という言葉がある。白頭山(ペクトゥサン)人脈、漢拏山《ハルラサン》人脈、富士山人脈をつかんでこそ権力を握り、腹をすかさないという意味だ。白頭山人脈は北朝鮮の権力の象徴として通じる。金日成と抗日運動を共にした元老たちとその子孫たちだ。万景台革命学院を経て金星政治大学、金日成総合大学など北朝鮮で最高の大学に送られて金日成一家の忠犬として育成される。党・軍の高官は白頭山人脈の予約された出世コースだ。身分世襲社会の北朝鮮で“金の匙(さじ)をくわえて生まれた”特権階級が彼らだ。

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ワシントン知韓派のための投資、日本より非常に少ないのが現状

韓国紙セゲイルボ

 世界政治の中心、米ワシントンは”銃声なき戦場”だ。世界175カ国以上が大使館や領事館を置いて、本国の利益のための外交活動を行っている。数多くの企業と団体がロビイストを雇用して、競争を繰り広げている。

 歴史問題をめぐる韓国・日本間の葛藤が米ワシントンに広まった。日本は20日、河野談話検証結果を発表した直後、ワシントンを舞台に大々的な世論戦に出た。

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“疎通絶壁”状態示す相次ぐ総理人事失敗

韓国紙セゲイルボ

 朴槿恵(パククネ)大統領は30日、大統領府首席秘書官会議を主宰した席で、相次ぐ総理候補者の“落馬”事態に対して、「個人攻撃、世論裁判式批判が反復されて、多くの人が固辞したり、家族の反対で失敗に終わった」と語った。

 「高くなった検証基準を通過できる人物を探すのが現実的にかなり難しかった」ともいうが、これは朴大統領のレームダック化を知らせる信号弾だ。

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人事聴聞会と自己検証

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」

 高位公職者の有力候補に上ると青瓦台(大統領官邸)から200を超える項目の質問書を受け取る。家族関係、本人と子供の兵役義務の履行、前科と懲戒、本人と家族の財産形成過程、納税と各種金銭の納付義務、学歴・経歴、研究倫理および職務倫理、個人の私生活などと関連した質問がぎっしりと詰まっている。検証書を書いていくと、自分がどのように生きてきたのかが一目で分かる。突然、目の前が真っ暗になって手が震え、体中に冷や汗が出ることも珍しくないはずだ。

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サッカーW杯と韓日間の反感

韓国紙セゲイルボ

 最近、米紙ニューヨーク・タイムズに興味深いアンケート調査結果が載った。サッカーワールドカップ(W杯)出場19カ国の国民を対象に調査した結果、韓国回答者の38%、日本回答者の40%が、互いに相手国が最も最低の成績になることを願っているという結果が出た。政治だけでなく、サッカーでも韓日間の根深い反感が再演されているということだ。

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北朝鮮の扇動と親北勢力に振り回されるな

韓国紙セゲイルボ

 韓国の対北および統一政策は朴槿恵(パククネ)大統領が言及した「北核不用」と「堅固な安保」に基づいて推進されなければならない。

 「韓半島信頼プロセス」「東北アジア平和協力構想」「ユーラシアイニシアチブ」および「ドレスデン統一構想」など、各種の対北朝鮮および統一政策構想などを具体化するためには、まずは安保の重要性と優先順位を明確にしなければならない。

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お抱え運転手の告発

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」

 朝鮮時代の情報通は断然、馬子だった。大鑑(テガム)(正二品以上の高官)たちの“足”となっていたので、彼らの一挙手一投足は馬子が把握していた。高官がどんな妓生(キーセン)に首ったけか、誰から賄賂をもらっているか、馬子ほどよく知る者はいなかった。宮廷によく出入りする高官たちの馬子が3、4人集まって情報交換すれば、すぐに官職異動の見通しがついた。

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韓国の総理候補選定におけるゴタゴタ

韓国紙セゲイルボ

 「手帳人事」といわれる朴槿恵(パククネ)式人事が国民の疲労感を増大させている。

 朴大統領が忠清道出身の“保守論客”である文昌克(ムンチャングク)国務総理候補者を指名したが、自ら提示していた「国家改革の適任者」という要件とも大きく違って、論争の渦に巻き込まれることになった。これでは国論統合でなく、国論分裂を引き起こすところだ。

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対ロシアに見る国際関係の修辞と実利

 国際社会では特定国家が国際法や国際秩序毀損行為をしても、必ずしも、これを阻止したり懲らしめることが相応(ふさわ)しくない時がある。

 国際関係学で国家間協力関係を牽引(けんいん)しにくいという点を簡単に説明する時、「鹿狩り童話」を事例に挙げる。ルソーの著作「人間不平等起源論」で提示された話だ。

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海水浴場の飲酒禁止

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」

 ハワイのホノルル、ワイキキビーチの夜の風景は、ひっそりとしてもの寂しい。ほとんど人影がない。時たま1、2人が波と戯れながら砂浜を歩いている。あちこちで群れになってわいわい騒いでいる韓国とは完全に異なる。海水浴場は1㍍余りの歩道が境界線となって、その中では飲酒は一切、禁止されている。夜になると避暑客たちは境界線の外に集まる。小さな酒場が並んでいて、人々はそこで立って音楽を聞いて酒を楽しむ。酒瓶を持って境界線を越えることは決してない。

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「天安門事件25年」と韓中関係、中国の体制急変望まぬ韓国

韓国紙セゲイルボ

 4日は中国天安門民主化運動(天安門事件)25周年だった。天安門広場には、小銃を持った武装警察が巡回し、緊張感が流れていた。だが何のイベントもなかった。

 西欧世界は少し拍子抜けしたようだ。米国のある中華系メディアは、中国が事件25周年を迎えて、臨戦態勢に突入したと伝えたが、北京市民はその報道を鼻でせせら笑った。

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2期内閣の朴大統領は「萬機親覧」切り捨てよ

韓国紙セゲイルボ

 聖書の「出エジプト記」はモーゼの活動を詳しく伝える。荒野流浪時期、彼の初期リーダーシップは「萬機親覧」(王が全てを決済する)型だった。

 ユダヤ民族を導いてエジプトを脱出した彼は一時も休むことができなかった。見るに見かねてモーゼの義父で司祭のエトロが2種類の実践戦略を提示する。まず原則を定め、次に有能な部下を選んで権限を委任せよとの助言だった。

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食い逃げ社会

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」

 食い逃げ(モクティ)。食って逃げるの略語で、良い待遇を受けたり甘い汁を吸っても、それに見合う役割を果たせなかったり回避したりすることを指す。食い逃げ資本、食い逃げCEO(最高経営責任者)、食い逃げ公約、食い逃げ選手、食い逃げサイト…。派生語が列挙できないほど多い。食い逃げがはびこる社会環境と無関係ではないようだ。

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独コンラート・アデナウアー財団の不吉な展望

韓国紙セゲイルボ

 独コンラート・アデナウアー財団が最近“不吉な”展望を出した。セウォル号惨事について、「西欧民主主義の政治基準として見れば、政府と議会で徹底した調査が行われなければならず、責任者が責任を負うのが当然だが、韓国政治の基準では真相究明が、早急な忘却で色あせて消えることも予想しなければならない」としたのだ。

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「南北統一」における韓中関係の重要性

韓国紙セゲイルボ

 5月末に訪韓した中国の王毅外相は、「韓国をより一層緊密な協力パートナーとして選択しようとする」と語った。

 これは昨年12月、バイデン米副大統領が「米国の反対側にベッティングする(賭ける)ことは良いベッティングでない」と語ったこととオーバーラップされ、米中関係の中で韓国の位置付けを圧縮的に表現するものと受け止められた。

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海から届いた手紙

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」

 第1次世界大戦に参戦した兵士の話だ。英国軍のトマス・ヒューズ氏は船でフランス西部戦線に向かった。26歳の青年は波がうねる軍艦の上で妻に手紙を書いた。「愛するあなたへ。私はこの手紙を海に落としてあなたを訪ねていくか見守るつもりだ。…さようなら、愛する人よ。必ず帰るよ」。そしてこの手紙を瓶に入れて海に投げ入れた。

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「セウォル号」の足枷から脱出を

韓国紙セゲイルボ

 セウォル号惨事の余波で韓国民は失意に陥っている。共犯意識と安全後進国という自虐は国民を無気力の泥沼に押し込んだ。沈没したのは船舶だけでなかった。大韓民国の国の品格と自尊心が沈んだ。何より先進国跳躍の夢と自信まで沈没する現実は骨身に染みる。国家の危機だ。

 しかし、ここで座り込むことはできない。大韓民国は本当に“未開な”三流国家か?冷静に確かめてみなければならない。

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北朝鮮の急変事態と日本の集団的自衛権

韓国紙セゲイルボ

 集団的自衛権は国連憲章上認められたすべての国家の固有権利だが、日本の侵略に遭った韓国や中国としては、日本が過去の歴史に対する徹底した反省なしに集団的自衛権を行使することに深刻な憂慮を表明せざるを得ない。

 韓国政府の明示上の同意がなければ、日本がいかなる状況でも、韓半島領域で軍事的活動はできないと、韓国政府が明言したことは当然の措置である。

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共感の扉開く至誠

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来

 友情も共感だ。その昔、山寺に蟄居(ちっきょ)中のある儒者が住職と深い友情の絆を結んだ。儒者は病弱だった。ある日、ぶらぶら病の儒者が言った。「なあ君、君と一緒に一度、金剛山見物に行きたいな…」。住職は「来年春にチンダルレ(カラムラサキツツジ)が咲いたら一緒に行こう」と親友の手を握り締めた。しかし、儒者はその年の冬を越えられなかった。

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