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韓国紙セゲイルボを読む rss

2030世代

 大学生の息子を通して2030世代(20代と30代)の認識に接したが、30年前の2030世代と大きく違う。社会の変化より個人の利益についてはるかに敏感だ。近ごろ首都圏出身の大学生の心理的な剥奪感が非常に大きいという。大学入試の選考で逆差別されたと思っているのだ。

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最大の安保危機にも政治報復に狂奔する韓国

 李明博(イミョンバク)元大統領が、「(側近らに対する事情聴取を)盧武鉉(ノムヒョン)元大統領の死に対する政治報復」だと抗議すると、文在寅(ムンジェイン)大統領は、「怒りの心を禁じられない」と反撃した。以前「(李政権の)盧武鉉捜査は盧政権に対する敵対感から始まった政治報復だ」と非難した文大統領が、報復論議を呼ぶ当事者に変わったのだ。

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純粋なスポーツ精神と思えない北朝鮮の五輪参加

 平和の祭典オリンピックで分断国家が単一チームを構成して参加したのは1956年イタリアのコルチナ・ダンペッツォ冬季五輪の東西ドイツが初めてだった。

 国際オリンピック委員会(IOC)加入を望む北朝鮮は1963年スイス、ローザンヌのIOC本部で開かれた南北体育会談で団歌を「アリラン」に決め、旗はIOCが提示した「五輪マークの下にKOREA表示」で同意したが、単一チーム構成は失敗に終わった。

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女子大危機論

 キム・ホソン誠信女子大総長(男性)が大学改革方案の一つとして“男女共学への転換”の意向を示唆した。

 女子大は受験生の半分だけを対象に学生を選ぶ『受験生の募集』から始まって、女子大出身は社会的な差別により『就職』において構造的な不利益を被るというのだ。誠信女子大だけの悩みではない。女子大全体の悩みであり、これは“女子大危機論”の反映だ。

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度を越した“南北共同路線”

 北朝鮮の平昌冬季オリンピック参加宣言以後、文在寅政府の“平和もの乞い”が度を越している。まず、正体不明な朝鮮半島旗で南北共同入場というのは、主催国がその国旗を掲げられないという事態を招いた。正統性の毀損(きそん)という話まで出てくる。

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半島情勢は花咲く春3月以降が問題だ

 多少の迂余曲折があるだろうが、3月中旬のパラリンピックまで韓半島情勢はスポーツで管理されるだろう。問題は花咲く春3月以降だ。核とミサイルの冷厳な現実に戻る。

 北側代表は「すべての最先端戦略兵器は米国を狙ったもので、同族を狙ったのではない」という。ワシントンは内心衝撃を受けた。ニューヨークタイムズは相当な紙面を割いて、北の核とミサイル技術開発の速度が米国の予想をはるかに上回っていると診断した。

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政界の渡り鳥

 国民の党と正しい政党の統合問題で険悪な雰囲気が漂う中、久々に品格の高い風刺のやりとりが繰り広げられた。(先に正しい政党を離党した)南景弼・京畿道知事が自由韓国党への復党を控え、フェイスブックに「世を乱す董卓を討伐することができるなら、快く曹操になる道を選びたい」と書くと、(京畿道)城南市の李在明市長は「曹操は時流に乗って陣営を渡り歩いたりはしなかった。有利・不利を判断して何度も陣営を変え、(養子となって)身を寄せていた董卓を除去したのは呂布だったので、南知事は曹操より呂布に近い」と皮肉った。「それじゃあ、私たちは(曹操の手で)無念の死を遂げた呂伯奢」だという反応もあった。自身の心境を中国の歴史上の英雄豪傑に比喩してやりとりした話術はやはり“国民代表”レベルだ。

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南北対話は平和をもたらすか

 2年ぶりの南北対話が韓半島に平和をもたらすと信じるのは初心(うぶ)な考えだ。北朝鮮は文在寅政権スタート後だけでも11回のミサイル挑発と6回目の核実験を行った。今回の対話でも、「核問題を持ち出せば会談は水泡に帰す」と脅したという。

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南北高官級会談に見る北の前例にない瞬発力

 9日、板門店平和の家で南北高位級会談が約2年ぶりに開かれる。北朝鮮の金正恩労働党委員長が新年の辞で、平昌冬季オリンピック参加と南北会談再開の用意を明らかにした後、想像以上のスピードで推進された。前例にない瞬発力だ。

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地球村の小寒酷寒

 小寒。漢字の意味を解けば「少し寒い日」だが実際は違う。「大寒が小寒の家に行って凍え死ぬ」「小寒の氷が大寒にとける」という。“大いに寒い”大寒は体面を保つのが大変だ。今年も例外ではない。小寒の前日の4日、平昌と江陵を分かつ大関嶺は零下18・5度で、平年より6・1度も低かった。小寒の日には少し和らいだが依然、寒い。

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南北会談で交錯した与野党の反応 、“期待以上”と“なぜ行った”

 北朝鮮選手団の平昌冬季五輪参加と南北軍事当局会談開催などが合意された9日、結果をめぐって与野党の反応が交錯した。

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平昌五輪“ノーショー”寒さと無関心との戦い

 新年が明けた。平昌冬季五輪まであとわずか。苦労し3度目にして誘致した五輪だが、まだ憂慮の声が多いのも事実だ。

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黄金の戌年

 希望の新年を迎えた。六十甲子(干支)の35番目に当たる戊戌の年だ。十干の戊と十二支の戌の漢字が似ている。「戊」に「一」を加えると「戌」だ。モバイルPCに届いた年賀状はどれも犬の絵が描かれている。かわいい姿や堂々とした姿などさまざまだ。十干で「戊」と「己」の色が黄色なので戊戌の年は「黄金の戌年」だという。青馬とか黒龍、黄金豚とかいうのは全て商売人が作った言葉だろうが、それでも黄金の戌年は耳当たりがいい。

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日韓慰安婦合意見直し、文大統領悩ます“最終判断”

 文在寅大統領が28日明らかにした日韓慰安婦合意検討タスクフォースの調査結果に対する立場は事実上、合意破棄または再協議推進を示唆するものとみられる。文大統領が交渉の手続き・内容の瑕疵(かし)を指摘し、「この合意では慰安婦問題が解決されない」と断定したためだ。

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平昌でも感じない“オリンピック熱気”

 京江線KTXに乗ってソウル駅から平昌冬季五輪会場に向かった。万鍾駅で残念な光景が広がっていた。線路脇に油類貯蔵タンクが立ち、軍事施設のようで緊張した。

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「仁川上陸」最後の参謀

 作戦名「クロマイト」。朝鮮戦争の戦況を一気に逆転させた仁川上陸作戦のことだ。ダグラス・マッカーサー米極東軍司令官は1950年6月29日、漢江戦線を視察する時にこの作戦を構想したという。戦争が勃発して5日目にこんな構想を持ったというのが驚きだ。当時、米軍が1600㌻に及ぶ仁川沖合の情報を確保していたので実現できた。第2次世界大戦が終わった直後に、米軍が日本軍の武装解除のために朝鮮半島に入って来た場所が他ならぬ(全羅北道の)群山と仁川だ。米軍はこの時、水深と潮の干満差、接岸可能地域など、詳細な情報を記録として残していたのだ。

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“自画自賛外交”という情けない現実

 「易地思之(立場を替えて考える)」。大統領府高位関係者はこの四字熟語が13~16日、文在寅(ムンジェイン)大統領の訪中成果を圧縮的に表現していると言った。

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韓国への侮り見えた文大統領の中国訪問

 文在寅大統領の初めての中国国賓訪問は冷え込んでいた韓中関係を溶かすための呼び水という象徴的意味にもかかわらず、具体的な成果はなかった。北核問題が急変する最近の状況に鑑みれば、合意は原則を再確認する水準を超えるものではなかった。

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芸能人の自殺

 「自殺と遠い距離にあると思われている芸能人の40%が自殺を考えたことがある」。映画女優のパク・ジニさんが2009年、社会福祉学の修士論文『演技者のストレスと憂鬱及び自殺の思いに関する研究』で明らかにした内容だ。パクさんはこの論文で、芸能人の自殺衝動の原因を過度な私生活の露出、悪性の書き込み、不安定な収入、未来に対する不安だと分析した。彼女はテレビ放送で「これまで生きてきて極端な考えをしたことがないといえば嘘になる。非常に衝動的な考えを持ったこともある」と言いながら、苦しかった時期について告白したことがある。

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韓国は三流国家に転落したのか

 性理学の最も大きな弱点は士農工商の秩序の中で衣食住と直接関連する職業従事者を蔑視し、「賎民」あるいは「中人」の扱いをしたところにある。社会の中産層である「常民」さえも自営できなくなると、朝鮮は簡単に滅びてしまった。日本の侵略前に既に滅びたのだ。

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韓中首脳会談で誤ったメッセージ与えるな

 文在寅大統領の訪中で重要なのは、北朝鮮の核問題解決に対する共感形成だ。両政府はひとまず北核問題の平和的解決を最終目標にする点で一致している。これを目標に中国が積極的に行動し、北朝鮮を交渉テーブルに導く手段としての強力な制裁と圧迫を確実に実行しなければならないことを積極的に念押しすべきだろう。

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乾杯の掛け声

 西洋の晩餐(ばんさん)では酒の入った杯を合わせ乾杯を叫ぶのが儀礼だ。ホストが乾杯の辞を述べた後に杯を上げて客たちが「チアーズ」、「ボトムズアップ」などの掛け声を叫ぶ。首脳間の公式晩餐でも同じだ。文在寅大統領は今年11月、ウズベキスタンのシャヴカト・ミルズィヤエフ大統領主催の国賓晩餐会で「ドストリック・ウチュン」と叫んだ。「友情のために」というウズベキスタン語だ。

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北核問題解決に向けた米の圧力

 北朝鮮の核・ミサイル問題の解決で、米国はなぜ中国にだけ圧力をかけるのか。北朝鮮を締めつける効果的で強力なカードが中国に最も多いからだ。国連の対北制裁も中国の強力な履行意思がなければ空念仏に終わる。

 北朝鮮の対外貿易の大部分を占める中国の経済的影響力が“中国の役割論”の背景にある。北核問題解決の失敗を中国のせいにしようとする意図もあるだろう。

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