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国際 rss

急務となった「フェミサイド」対策

 アルプスの小国オーストリアは欧州諸国の中でも犯罪件数からみても治安は安定している国に属するが、女性殺人事件はここ数年多発する傾向がみられる。今年に入って4月末現在、9件の女性殺人事件が既に起きている。被害者は若い独身女性というより、女性が元パートナー、元夫に殺害されるケースが多いのだ。

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SNSに「パリは汚い」写真拡散 フランス、市長火消しに躍起

 路上はゴミ、壁は落書きだらけのパリの写真が3月下旬からツイッターに投稿され、パリ市のイダルゴ市長が火消しに躍起になっている。世界有数の観光都市の名を汚す写真は、新型コロナウイルスの感染が終息すれば、再び多くの観光客が集まることが期待されるパリには痛手だ。

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コロナ禍2年目の「労働者の祭典」

 5月1日はメーデーだ。「労働者の祭典の日」として世界各地でこれまで祝われてきた。アルプスの小国オーストリアでも毎年、ウィーン市庁舎前広場で社会民主党が「労働者の祭典」を祝うイベントを挙行したが、今年は昨年同様、ネットでウィーン市のルドヴィク市長らの演説が行われただけで、労働者の市内行進もなかった。その理由は明らかだ。猛威を振るう中国発新型コロナウイルスの感染防止のためだ。寂しい「労働者の祭典」はオーストリアだけではない。欧州各地も程度の差こそあれ、同様だ。「労働者の祭典」を労働者の手から奪ったのは新型コロナウイルスだ。

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EU3トップ、ロシアに警告 制裁を強く非難

 欧州連合(EU)のミシェル大統領とフォンデアライエン欧州委員長、サッソリ欧州議会議長は4月30日、ロシアに対する共同声明を出し「EUは適切な手段を取ることができる」と警告した。EUが3月、ロシア反体制派指導者ナワリヌイ氏への実刑決定問題などをめぐり、ロシア高官ら計6人に制裁を科したのに対して、30日、ロシアが対抗措置を発表し、EUは強く反発した形だ。

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米政権 北朝鮮政策の見直し完了

 サキ米大統領報道官は4月30日、バイデン政権が進めていた対北朝鮮政策の見直しが完了したと発表した。詳細は明らかにしなかったが、朝鮮半島の完全な非核化に向け「調整された現実的なアプローチで、北朝鮮との外交を模索する」と語った。米メディアは、バイデン政権が長期的な非核化に向けた「段階的な合意」を目指す方針だと報じた。

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静かに始まる共和党大統領予備選、ペンス氏が退任後初演説

 4月29日、マイク・ペンス元副大統領がサウスカロライナ州コロンビアのパルメットファミリーカウンシル(キリスト教福音派の集会)で退任後初の演説を行った。

 これはバイデン政権発足100日を受けて、そのリベラルな諸政策を批判し、彼の保守的な政治的立ち位置を強調するものとなった。また、サウスカロライナ州は4年後の共和党予備選挙での序盤重要州であり、彼の2024年の大統領選挙への意欲を示唆するものと言えるだろう。

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バイデン氏演説、具体的行動で中国抑えよ

 バイデン米大統領は、就任から100日を迎えるのに合わせて、米連邦議会の上下両院合同本会議で就任後初の施政方針演説を行った。

100日の成果アピール

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イタリア 地方検察がWHOを告発した内容

 イタリア北部ベルガム検察当局は、スイスのジュネーブに本部を置く世界保健機関(WHO)とラニエリ・ゲラ前事務局長補(現テドロス事務局長特別顧問)を中国武漢発の新型コロナウイルスの初期対応でイタリア政府に虚偽の情報を提供した疑いで告発している。

 スイス放送協会のウエブサイト「スイス・インフォ」のニュースレター(4月22日)が同国日刊紙ル・タン(4月13日)の情報として報じた。

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台湾支持へ舵を切る米国

 国際社会の関心が台湾に集まっている。菅義偉首相と米バイデン大統領との日米首脳会談では、共同声明に「日米両国は台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す」との文言が盛り込まれ、台湾に対して軍事的圧力を高める中国を牽制する極めて強硬な内容となった。

 ここで「極めて強硬」と書いたのは、従来の米国は対台湾政策において「曖昧戦略」を貫いてきたからである。(台北・早川友久)

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「メディアは信頼取り戻せ」朝鮮半島和平で役割重要に

 世界各国の報道機関や言論人が恒久平和の構築に向けて協力する「国際平和言論人協会」(IMAP)は4月30日、「朝鮮半島平和構築へのメディアの役割:日欧の視点」をテーマとするウェブセミナーを開催し、日欧の報道関係者や専門家が議論を交わした。

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外交青書 強い危機感で対中政策進めよ

 2021年版外交青書が茂木敏充外相によって閣議で報告された。東・南シナ海での中国による膨張政策に対して「安全保障上の強い懸念」と明記。強い危機感を背景に踏み込んだ表現となった。

海警法に「深刻な懸念」

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「世界の自動車業界制覇」目論む中国共産党

 こんにちは、元中国人、現・日本人の漫画家の孫向文です。

 最近話題になっている事件をご紹介します。「中国上海モーターショー(AutoShanghai 2021)」のテスラ社の展示ブースで、中国人女性が展示中の車の上に上がって、展示車を壊したり、中国語で「ブレーキが利かない」と書かれたTシャツを着て暴れる、ということがありました。

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初代教会の雰囲気残すコプト地区ーエジプトから

 カイロ中心部とマーディ地区の中間にあるコプト地区に行くと、キリスト教初代教会の一つ、コプト教の教会や博物館などがある。

 コプト教会は、キリストの弟子マルコがエジプトのアレクサンドリアで伝道したのが始まりとされ、初代教会の雰囲気を今に伝える貴重な教会だ。かつてエジプト全土に広まったが、7世紀以降はイスラム教に武力的にも経済的にも追い込まれ、改宗と迫害の歴史は悲惨だったという。

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アフガン米軍撤収、9月に延期

 バイデン米政権は13日、アフガニスタン駐留米軍の撤収期限を5月1日から9月11日に延ばすと発表した。反政府武装勢力タリバンは、全ての外国軍が完全撤収するまで、いかなる協議にも参加しないとしており、トルコがイスタンブールで24日に国連などと開催を予定していたアフガン政府とタリバンの和平協議は、タリバンの不参加を理由に延期された。和平協議が暗礁に乗り上げる中、アフガン各地では武力衝突やテロ攻撃が頻発し、民間人にも多数の犠牲者が出ている。(エルサレム・森田貴裕)

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中国チベット弾圧にも関心を 亡命政府首相

 チベット亡命政府のロブサン・センゲ首相はワシントン・タイムズとのインタビューで、中国は新疆ウイグル自治区のイスラム教徒を弾圧するのと似た手法で、チベットとチベット仏教徒を抑圧し、同化政策を推進しているが、国外の関心が弱まっていると危機感を表明した。

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バイデン氏 初の議会演説、「米国の再始動」を宣言

 バイデン米大統領は28日、議会上下両院の合同会議で就任後初の議会演説を行った。この中で、新型コロナウイルスなどによる危機から米国が脱しつつあるとして、「米国は再び動きだした」と強調。外交政策では、習近平国家主席を「専制主義者」と呼び、同氏に対し、「対立を始めるのではなく、対立を防ぐためインド太平洋で強力な軍事的プレゼンスを維持すると伝えた」と述べた。

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サウジとイランが接近する時

 サウジアラビアとイスラエルが2017年、急接近した時、驚かされたが、今度はサウジとイランが接近してきているという情報が流れてきた。独週刊誌シュピーゲル最新号(4月24日号)によると、サウジの情報機関の責任者ハーリド・ビン・アリー・アル=フメイダーン氏(Khalid bin Ali AL Humaidan)と「イスラム革命防衛隊」 (IRGC)のイシマエル・クアー二氏(Ismail Qaani)が4月9日、イラクのバグダッドで会合したというのだ。会合の内容は発表されていないが、2016年以来、関係が悪化してきた両国間の会合自体が大きなニュースだ。

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鬱憤の国

 文在寅大統領は実に幸福への関心が強い。潜龍時代には“幸福の国”ブータンを訪問してきた後に「国民を幸福にできなければ政府の存在価値がない」と断言した。自叙伝にはこう書いている。「幸福な時には幸福にしてください。幸福な表情を後回しにしないでください」「今日も笑います。目じりに小じわができるように」。

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構造的不道徳に失望した韓国の20代、 現実認識せぬ政界は自省を

 4月7日のソウル・釜山市長選挙の結果は共に民主党の惨敗だった。民主党出身市長の不祥事に伴う選挙で、野党側に有利な戦いになることは明らかだった。

 だが票差があまりにも大きい。呉世勲(オセフン)ソウル市長は10年前、自ら辞任した後、敗北を繰り返した政治周辺人だった。この4年間、政権与党がどれくらい人心を失ったかをよく見せている。

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ドイツで「緑の党」が政権を担う時

 ドイツで今年9月26日、連邦議会選挙(下院)が行われるが、投票日を5カ月後に控えた時点でメルケル首相の与党「キリスト教民主・社会同盟」(CDU/CSU)が野党「緑の党」に抜かれて第2党に後退するという世論調査結果がこのほど明らかになった。ドイツのビルド日曜版が世論調査機関カンター に依頼した調査結果によると、「緑の党」は28ポイントでCDU/CSUの27ポイントを抜いて第一党に躍進しているのだ。

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中国 米との生物兵器会合を中止

 中国が昨年、生物兵器開発の懸念をめぐる米当局者との会合を中止していたことが、兵器開発に関する合意順守をめぐる米国務省の年次報告で明らかになった。

 会合は、新型コロナウイルスの流行を受けてオンラインで実施される予定だったが、中国側の「技術的理由」から「延期」された。技術的理由の具体的な内容は明らかにしていない。

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日本が今また問われる、アジア難民受け入れの覚悟

 日米首脳会談の共同声明が台湾海峡に言及、米インド太平洋軍司令官は、今後6年以内に中国軍の台湾侵攻が起こり得ると予測した。もし侵攻が起きたら、日本はどう米軍後方支援をするかに加え、最前線で備えるべき重要課題もある。台湾からの難民流出だ。

 日米が台湾海峡有事への十分な心構えと準備を示せば、侵攻への抑止力ともなろう。だが日本は心構えがあるだろうか。

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伝えたい運動部の良さー韓国から

 知り合いの息子さんが町内の道場で柔道を習っていた。ある程度上達すると、まだ小学生なのに電車を乗り継いで1時間以上かかる柔道の強化校に転校した。見込まれて柔道で飯を食う道が開けたと思ったのか、ご両親は嬉(うれ)しそうにしていた。

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