ワシントン・タイムズ・ジャパン
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アフガン軍閥、一部地域奪還

 【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン幹部は22日、ロイター通信に対し、崩壊した民主政府の知事経験者と数日中に会談する方針を明らかにした。タリバンが首都カブールを制圧して1週間がたち、地方で独自の勢力を維持してきた軍閥が反攻に出て支配地域の奪還に成功した例も出ている。タリバンは地方有力者を懐柔し、アフガン全域の安定支配確立を急いでいるとみられる。

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タリバンは信用できるのか? 苦悩する市民

アフガン残留「死より恐ろしい」

 アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンの政権掌握を受け、過去20年にわたり民主主義体制の恩恵を享受してきた市民は、今後アフガンがイスラム統治に逆戻りするのではと懸念している。従来とは違う柔軟姿勢も示唆するタリバンを信じて良いのか-。人々は苦悩の表情を見せる。

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「帝国の墓場」アフガンと中国の関係

 イスラム原理主義勢力タリバンが15日、アフガニスタンの首都カブールを再び占領したというニュースが流れると、国外脱出が始まった。モーセは60万人の同胞を引き連れて神の約束の地「カナン」を目指して「出エジプト」したが、アフガンから脱出するガニ政権関係者、難民、移民、そして外交団の姿は希望を求めての出国ではなく、タリバン勢力の蛮行を恐れて、文字通り逃避する“敗北の群れ”のような光景を呈した。米軍が準備した輸送機には600人余りの人々が乗り込んできた。彼らは搭乗出来たことに安堵感を見せる一方、残された者に待ち受けている国の混乱を考えて憂鬱な思いと申し訳なさをを感じたかもしれない。

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タリバン 民主制を否定、各地でトラブル

 アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが全権を掌握してから19日で5日目を迎えた。タリバンは当初、国民融和や女性の権利を一定程度認めると宣言。しかし、幹部が民主制を否定したり、市民の国外脱出を妨害したりする実情が次第に明らかになってきた。新体制樹立に向け懸念が強まっている。

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タリバン 抑圧の実態変わらず 英専門家

 アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが全土を掌握し、新体制づくりに乗り出した。組織の実態や近隣国の反応について、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)客員教員で、対テロ、国際安全保障の専門家サッジャン・ゴヘル氏に聞いた。

タリバンはなぜ急進撃できたのか。

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ニカラグア・オルテガ大統領 反政府派への弾圧強化

 中米ニカラグアの軍事独裁政権に左翼ゲリラの指導者として立ち向かい、1979年の「ニカラグア革命」を成功させたダニエル・オルテガ大統領(75)。そのオルテガ氏が、今度は「独裁者」として反大統領派に対する強権政治を行っている。11月に大統領選挙が実施される予定だが、オルテガ政権は大統領候補を次々と拘束し、政権維持へのなりふり構わぬ手法を取っている。(サンパウロ・綾村 悟)

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サケナ・ヤコ―ビ博士から緊急救援要請が届く

 アフガニスタンで女性の教育を推進してきたサケナ・ヤコ―ビ博士(Sakena Yacoobi)から17日、支援を求めるメールが届いた。同博士とはウィーンで開催された世界平和女性連合の会議で知り合った。それ以降、同博士から定期的に活動報告などのメールが届いた。博士は女性たちに教育の場を提供するために「Afghan Institut of Leraning」(AIL)という名称の非政府機関(NGO)の責任者だ。

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カブールとサイゴン 元協力者救出が重大な勝負だ

 アフガニスタンが反政府勢力タリバンに征服された。今年4月、バイデン米大統領が撤退予定を発表するとすぐ、元米軍通訳らが「帰らないで。ベトナム戦争の二の舞い(敵側勝利と大混乱)になる」と訴えたが、訴え通りになってしまった。私も、ベトナム戦争、カンボジア内戦、ソ連のアフガン戦争などの終末を思い出さずにいられない。そして問題は、米・外国の軍、政府機関、団体に直接協力したアフガン人の救出、脱出難民の受け入れがどれだけできるか。それが米国の名誉と威信にとっても、自由民主主義の今後の闘いにとっても、重大な勝負だと思う。

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残虐非道なタリバン、ガニ政権関係者への報復も

 米軍がアフガニスタン撤兵を発表した時点で、こうなることは分かっていた。だからこそ、これまでに何度も撤退の動きがありながら延ばし延ばしにしていた。しかし、これ以上介入を続けても、犠牲者を出すだけでメリットはないという判断だろう。

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タリバン 各部族に根回しか

東京国際大学名誉教授 渥美堅持

 アフガニスタンでタリバンがカブールに戻った。アフガン復興からガニ大統領まで政権は一口に言えば賄賂、汚職政権で、国家より部族の利権しかない。米軍撤退が決まった時から今回のようになることは分かっていて、逃げる手はずを整えていたのではないか。米国などの、予算を与えて政権を任せる手法は奏功しなかった。

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如何にして「ユダヤ人」となりしか

 イスラエルが制作したTV番組「Shtisel」(2013~2021年、3シーズン、33話)は首都エルサレムのゲウラに住む通称ウルトラ・オーソドックス・ユダヤ人(ユダヤ教超正統派)と呼ばれるユダヤ教徒たちの日々を描き、国内外で高評価を受けている。

 このコラム欄でも紹介したが、ユダヤ人のアイデンティティを考えるうえで参考となるシーンがあった。

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夏の楽しみーイスラエルから

 イスラエルはフルーツが豊富だ。夏の時期、店頭にはイチジク、ぶどう、桃など今しか味わえない旬のフルーツがたくさん並べられている。

 先月、安くて良いものを探して市場へ出掛けた。旬のフルーツを味見するのも楽しみだ。あちこちの店主に声を掛けて味見をさせてもらったが、甘くておいしいと感じるものは、それなりに値が張るものだ。市場の中を一回りして、最も味が良かったものを幾つか買った。

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イスラエル軍がレバノン空爆、報復の応酬激化

 イスラエル軍は5日、レバノンからのロケット弾攻撃の報復として、レバノン南部地域へ2013年以来となる空爆を実施した。一方、イランが支援するレバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラは6日、イスラエル北部に向けてロケット弾数十発を発射し、2006年夏の第2次レバノン戦争以来の激しい攻撃を行った。イスラエルとレバノンとの国境付近では報復の応酬で緊張が高まっている。(エルサレム・森田貴裕)

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イランが10週間以内に核兵器取得へ

 イスラエルのベニー・ガンツ国防相は4日、「イランは2015年7月に核合意した包括的共同行動計画(JCPOA)の内容に全て違反している。同国は10週間以内に核兵器用の核物質を生産できる」と警告した。同国防相は国連安保理事国大使たちとの会談で語った。

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うれしいサプライズーイスラエルから

 コロナ禍で1年延期された東京オリンピックに、イスラエルもアスリートを送り出している。自分が住んでいるせいか、イスラエルを応援したくなる。開会式で青と白の国旗を掲げて入場するイスラエル選手団を家族で見守っていた。

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デルタ株の感染者急増 イスラエル

 世界最速ペースで新型コロナウイルスのワクチン接種を進めて感染拡大を抑え込んだとみられたイスラエルでは、感染力が強いデルタ株(インド型変異株)の流入により再び感染者が急増している。最近の1日当たりの新規感染者数の平均が1000人以上となり、重症者は100人を超えた。(エルサレム・森田貴裕)

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率直に話そうーイスラエルから

 最近、興味深い動画に出くわした。登場人物は2人。1人はパレスチナ人のラッパーで、もう1人はユダヤ人の教育者だった。2人がガレージのようなところで、小さなテーブルを挟んで互いの社会や民族に対する不平不満をぶちまけているのだ。

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アフガン駐留米軍 9割撤収完了

 アフガニスタンの首都カブール近郊にあり、約20年間駐留米軍の最大拠点となっていたバグラム空軍基地が、アフガン側に引き渡された。米軍の空爆支援は大幅に縮小され、反政府武装勢力タリバンは各地で支配地域を拡大している。アフガン政府は、国民に武装蜂起を呼び掛けタリバンに対抗する姿勢を示すが、駐留米軍などが完全撤収すればアフガン政府軍が崩壊するとの見方が強まっている。(エルサレム・森田貴裕)

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数奇な運命たどった神殿ーエジプトから

 エジプトでも特に数奇な運命をたどった神殿がある。それが、アブシンベル神殿だ。新王国時代第19王朝の王、ラムセス2世によって、砂岩でできた岩山を掘り進める形で作られた岩窟神殿で、大神殿は太陽神ラーを祭り、小神殿は愛妃ネフェルタリのために建造されたとされている。

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イラン核関連施設にドローン攻撃、背後にイスラエル関与か

 イランの首都テヘラン郊外カラジにあるイラン原子力庁の核関連施設が6月23日、小型のドローン(無人機)による攻撃を受けた。イランは、攻撃を未然に防ぎ、死傷者や被害はなかったと主張したが、イスラエルのメディアは、ウラン濃縮に必要な遠心分離機の製造施設に大きな被害が生じたと報じた。ここ1年間のイラン核施設などに対する一連の攻撃の多くはイスラエルの破壊工作の可能性が指摘されている。(エルサレム・森田貴裕)

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米イラン核交渉の動向とイスラエル

 米イランの核交渉はいよいよ大詰めを迎えてきた。イランのガリバフ国会議長は27日、国際原子力機関(IAEA)への核関連施設の査察情報の提供を停止すると表明した。その結果、IAEAはイランの核関連施設の査察情報へのアクセスが途絶え、イランの核開発の全容掌握が益々難しくなる。それに先立ち、18日の大統領選で当選した保守強硬派のイブラヒム・ライシ司法府代表は当選直後の記者会見で、「バイデン米大統領と首脳会談する意向はない」と強調したばかりだ。一方、米国防総省は27日、米軍がシリア2カ所とイラク1カ所にある親イラン民兵組織「神の党旅団」の武器庫を空爆したと明らかにした。新イラン組織がイラクで米関連施設を襲撃した報復だという。

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欧米の制裁リストに載る イラン新大統領

 テヘランで観光案内の仕事をしている若いイラン女性が、「私は投票には行かない。誰が当選するか既に分かっている大統領選に投票する意味を感じないからだ」という。別の若い青年は、「選挙の結果は決まっているが、それでも投票には行く。わが国が変わるチャンスはまだ到来していないかもしれないが、国民の一人として諦めることはできない」と語った。

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「初めて」が多い新政権ーイスラエルから

 イスラエルで政権交代があった。異なる主義主張の8政党が連立した政権は「パッチワーク政権」と揶揄(やゆ)されている。新政権には「初めて」が多い。キッパ(正統派ユダヤ教徒がかぶる平らな帽子)をかぶった新首相、連立に参加したアラブ系イスラム政党、9人の女性閣僚、さらに、初めて聴覚障害者の女性が国会議員の仲間入りを果たした。

 シルリ・ピント氏(32)は、聴覚障害があってもイスラエル空軍の技術者として規定の兵役期間を超え、職業軍人として貢献した実績により、故シモン・ペレス大統領からメダルを授与されている。

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