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中東・北アフリカrss

恐ろしい聖戦思想

地球だより

 過激派組織「イスラム国(IS)」は、ロシアの旅客機墜落事件と仏の首都パリでの同時多発テロ事件を起こしたとみられ、改めて世界中を震撼させた。

 エジプト人の「人懐っこさ」があだとなった空港の管理体制の甘さも指弾されたが、より根源的な原因は、ISを含む過激派組織が持つイスラム教の聖戦思想だろう。

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ISの反撃、パリ同時多発テロ イスラム指導者は過激思想排除を

 過激派組織「イスラム国(IS)」は10月末、エジプトでロシア機を墜落させ、11月中旬には、フランスのパリで同時テロを引き起こした。犯行声明では、イスラム教徒が聖典とするコーランの章句を引用、イスラム信仰に基づく行為であると誇らしく宣言した。(カイロ・鈴木眞吉)

 9月30日のロシアのシリア内戦軍事介入以来、元気を取り戻したシリア政府軍によるISを含む反体制派への攻撃は激化した。

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民主化強制は失敗、アラブ世界に必要な「発展」

ロシアのシリア内戦介入アルアハラム財団事務局長 モハメド・F・ファラハト氏に聞く(4)

 ――ムスリム同胞団のエジプトにおける現状はどうか。政府からの強い圧力の下に彼らは「イスラム国(IS)」や過激派により近づいているのか。

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米中東政策への不信 アフガン、イラクでテロ拡大

ロシアのシリア内戦介入アルアハラム財団事務局長 モハメド・F・ファラハト氏に聞く(3)

 ――エジプトは米国から大量の軍事支援を受けている。もしエジプト政府がロシアとより接近した場合、米国は関係を切る可能性はあるのではないか。

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露の戦略的立場強化、イランとサウジの仲介も

ロシアのシリア内戦介入アルアハラム財団事務局長 モハメド・F・ファラハト氏に聞く(2)

――エジプトとサウジ間には誤解はないのか。

 サウジはシリアのアサド政権に強く反対し、アサド政権を崩壊させようと努力している。シリアにスンニ派政権の樹立を願っている。サウジはシリアの民主化には関心がないが、イランとの戦いに関心がある。アサド政権はこの地域でのイランとの同盟国の一国だ。

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エジプトとロシア、シリア国家維持では利益共通

ロシアのシリア内戦介入アルアハラム財団事務局長 モハメド・F・ファラハト氏に聞く(1)

混迷を深めるシリア情勢に、アサド政権と連携したロシアが本格介入した。このことは中東全体の行方に大きな影響をもたらす可能性がある。エジプトの有力な戦略研究所や新聞社などを傘下に置くアルアハラム財団事務局長のモハメド・ファイエズ・ファラハト氏に聞いた。(聞き手=カイロ・鈴木眞吉)

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ロシア機墜落、テロか事故かの判断回避

 ロシア機のエジプトのシナイ半島での墜落をめぐりエジプト政府調査委員会は7日、記者会見し、ボイスレコーダーの録音の最後に「雑音が残っていた」と説明したものの、それが何によるものかについては言及を避け、テロか事故かの判断を回避した。(カイロ・鈴木眞吉)

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ロシア機がエジプトで墜落、224人絶望

 ロシアのコガルイム航空(通称メトロジェット航空)運行のエアバス321型機(乗客217人、乗員7人)がエジプト・シナイ半島北部に墜落した事件で、過激派組織「イスラム国(IS)」を名乗る勢力が犯行声明を出した。もっとも、ロシア政府はISの関与を否定しており、国内では老朽化した航空機を運行していたコガルイム航空に対する批判が高まっている。(モスクワ支局)

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サウジ王家が絡む不祥事続く

 サウジアラビア王家や外交官らが絡む不祥事が続発している。薬物密輸や性的虐待、集団強姦(ごうかん)などだ。サウジでは、聖地メッカ近郊で大巡礼(ハッジ)中の巡礼者らが将棋倒しになり死亡、メッカの「大モスク」工事中にクレーンが倒壊して107人が死亡した。そのほかにも、イスラム教の守護者を自任する同国の印象悪化を招く事件が多発している。(カイロ・鈴木眞吉)

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アサド政権退陣の道筋付けよ

 シリア内戦の収拾を目指し、米国、ロシア、サウジアラビアなど欧米や中東計17カ国の外相らによる会合がウィーンで開かれた。

 イランが初参加し、全ての主要関係国代表が初めてそろって交渉に臨んだが、シリアのアサド政権の退陣を求める欧米などと、支援するロシア、イランとの溝は埋まらなかった。

 ロシアやイランは支持

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行き詰まる米の中東政策

 米国の中東政策は、シリア内戦をめぐる対応、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」対策、イスラエル・パレスチナ紛争という局面で危機が深まる中、大きな困難に直面している。米国の中東での行き詰まりを突くように、ロシアがこれらの局面で、新しい働き掛けを行い、中東での影響力を拡大しつつある。(ワシントン・久保田秀明)

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クルドへ弾圧強めるトルコ

 トルコ総選挙の投票日を11月1日に控え、同国の与党公正発展党(AKP)支持者とクルド民族支持者との間の衝突が東京にも波及、トルコ大使館前で25日、乱闘が発生して9人が重軽傷を負った。背景には、トルコのエルドアン政権によるクルド系組織に対する露骨な弾圧がある。(カイロ・鈴木眞吉)

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隣国のことを知らない若者

地球だより

 先日、あるエジプト人女性との話の中で、どうして日本人はエジプトに来て、滞在中に必ずと言っていいほどイスラエルに旅行に行くのかとの質問を受けた。「イスラエルって、見るところがあるんですか」というのだ。

 彼女は、カイロ市内で、日本人などアジア系旅行者を主に泊めているホテル経営者を友人に持っていて、日本人の大概が、イスラエルに旅行することを知り、質問をぶつけたというわけだ。

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露がシリア介入、対応割れるアラブ

 ロシアが9月30日にシリア内戦に介入、破竹の勢いで、イスラム主義勢力を撃破し始めてから3週間が経過した。欧米諸国は介入反対を表明したが、オバマ政権の中東政策失敗を見つめてきた一部欧州諸国やエジプトを含む複数のアラブ諸国は本音で歓迎するなど、対応は割れた。遂にイランも介入を開始。それに対し米国は、反体制派への武器支援を強化、シリア内戦は米露の代理戦争の様相も呈し始めている。(カイロ・鈴木眞吉)

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米・イスラエル、最悪の時代

獨協大学教授 佐藤 唯行

 イラン核合意をめぐり対立する米・イスラエル関係。けれど過去に遡れば、両国の関係には今日より遙かに危機的な局面が幾度も発生していたことが判るはずだ。最悪の事例はアイゼンハウアー政権期(1953―61)だ。追い詰められたイスラエルの当時の姿を知れば、今回の対立など「コップの中の嵐」にすぎぬことが理解できよう。何しろオバマはイスラエルに対し愛のムチをふるう厳しいボスであるだけでなく、不良息子、イスラエルに沢山の恩恵を与え続けた寛大な父親でもあったからである。

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米軍のアフガン駐留継続は当然だ

 オバマ米大統領は、2016年末までに予定していたアフガニスタン駐留米軍の完全撤退を断念する方針を発表した。現在の規模を9800人のまま来年末まで維持し、オバマ大統領の任期が切れる17年1月以降も5500人を駐留させる新たな計画である。

 攻勢強めるタリバン

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ノーベル平和賞にチュニジア4団体

 チュニジアの「国民対話カルテット」にノーベル平和賞が授与された。独裁政権の打倒と民主主義を求めた「アラブの春」による、ベンアリ政権崩壊後のイスラム主義勢力と世俗派勢力との対立解消に貢献、民主化を推し進めたのが受賞理由とされるものの、調整成功の裏には、エジプトでのムスリム同胞団に対する徹底した圧迫により、秒読みだった同胞団政権樹立が宙に浮き、政教分離による民主主義を掲げる世俗勢力が勝利したのが実態だ。(カイロ・鈴木眞吉)

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アフガニスタンもまた厳しく

 難民、ロシア軍空爆、イスラム超過激派IS。シリアは混沌の極みだが、アフガニスタン情勢も厳しくなってきた。9月末、反政府ゲリラのタリバンが、北部の州都クンドゥズを一時制圧した。政府軍がその後奪回を発表したが攻防戦は続き、米軍機の病院誤爆も起きた。一方、首都に近い東部ナンガルハル州で、浸透を強めているISの武装勢力が、初めて警察の検問所を襲撃した。

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露の狙いはアサド政権維持

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー

 「ロシアがアサドの敵を攻撃、米は反発」ウォール・ストリート・ジャーナル紙10月1日

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米のシリア政策が破綻 ロシアがついに軍事介入

 ロシアがついにシリア内戦に軍事介入した。ロシアにとっての中東唯一の拠点であるシリアの権益確保のため、反体制勢力への空爆を開始。米国の対シリア政策の破綻が明白となり、ロシアの戦略が成功を収めた場合、中東諸国が雪崩を打って、親ロシア国家になる可能性も出て来ている。(カイロ・鈴木眞吉)

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シリア内戦、露の軍事介入鮮明に

 ロシアはシリア国内における軍事力の増強を続けており、ロシアによるシリア内戦への軍事介入の可能性がますます高まっている。(カイロ・鈴木眞吉)

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ムスリム同胞団への無知

地球だより

 先日、オーストリア生まれで英国人と結婚したある友人から連絡があった。娘がエジプト人と結婚しカイロに住んでいることから、英国での会合で、北アフリカ諸国の現状についてのスピーチを依頼されたのだという。娘の意見と共にジャーナリストの筆者にも、意見を聞きたいということだった。

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聖地巡礼で717人圧死

 【カイロ鈴木眞吉】サウジアラビアのイスラム教聖地メッカ近郊の「ミナの谷」で24日、大巡礼(ハッジ)に参加していたイスラム教徒の群衆が将棋倒しとなり、アラブ首長国連邦(UAE)の衛星テレビ局アルアラビアによると、少なくとも717人が死亡、863人が負傷した。

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