«
»

中東・北アフリカrss

タリバンとアヘン生産の密接な関係

 イスラム原理主義勢力タリバンが不法なアヘン生産と密売で巨額の資金を獲得してきたことは周知のことだ。ウィーンに本部を置く国連薬物犯罪事務局(UNODC)によると、アフガニスタン産アヘンは2020年の世界の85%を占めている。そのアヘンやヘロインはトルコやバルカンルートを経由して欧米全土に密輸されている。

 麻薬取引で得る収益はタリバンの最大の収入源となっている。アフガンのアヘン生産は昨年、新型コロナウイルスのパンデミックにもかかわらず、前年度比で37%増、栽培面積は22万4000ヘクタールと推定されている。

6
続き

中国の運命握るアフガン

■流動的な国際社会

 米中対立がイギリス空母打撃群をアジアに呼び込み、フランス海軍もアジアに海軍を派遣した。南シナ海で中国との対立が激化すると思われたが、イギリス空母打撃群が日本付近に展開した時に、アフガニスタン情勢が劇的に変化した。

5
続き

米のアフガン撤退は中国を利するか

アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき

 アメリカは大混乱の中でアフガニスタンから撤退している。空港周辺ではとうとうテロも発生した。ガニ政権はアメリカが去れば、長くはもたないとは予測されていた。しかし、20年に及ぶ戦闘とアフガニスタン再建の努力がこれほどあっけなく終わり、逃げるように去るのは何よりもアメリカにとり予想外だった。

一番の恩恵を得る中国

3
続き

タリバン、近く組閣発表か

 【ニューデリー時事】アフガニスタンの実権を掌握したイスラム主義組織タリバンは、今月末に予定されるアフガン駐留米軍の撤収完了後間もなく、新内閣の陣容を発表する見通しだ。タリバンの復権で女性の権利が尊重されるか不安の声が広がる中、閣僚に女性が起用されるかどうかに関心が集まっている。

1
続き

タリバン幹部「民主制は全く存在しなくなるだろう」

 アフガニスタンの実権を掌握したイスラム主義組織タリバンが、新政権樹立に向けた体制づくりを進めている。これまでに治安や財務を担当する閣僚人事の動きが伝えられたほか、タリバン最高指導者の副官を務める3人の実力者の動向に注目が集まる。

2
続き

イスラム国 過去にも残忍テロ、タリバンとの関係は不明

 アフガニスタンの首都カブールの空港近くで起きた自爆テロで犯行声明を出した過激派組織「イスラム国ホラサン州」(IS―K)はこれまでにも、残忍なテロを実行し、多くの民間人を犠牲にしてきた。だが、組織の実態やイスラム主義組織タリバンとの関係などについては不明な点が多い。

 米当局者によると、IS―Kが誕生したのはパキスタン。2014年にISに同調したパキスタンのタリバン元メンバーらが組織した。

3
続き

アフガン連続テロ、バイデン米政権に大打撃

 アフガニスタンの首都カブールで起きた連続テロは、米軍撤退に伴う混乱の影響を最小限に抑えようとしてきたバイデン米政権にとって悪夢のような展開となった。野党・共和党は一段と追及姿勢を強めており、バイデン政権にとって大打撃となることは必至だ。

3
続き

「永遠の戦争」終結に疑問符、膨らむテロ温床の懸念

 【ワシントン時事】アフガニスタンの首都カブールの空港付近で26日発生した、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力によるとみられる連続テロは、アフガンを拠点とするテロ組織の脅威を浮き彫りにした。バイデン米大統領は今月末を期限とする駐留米軍撤収を推し進める考えを改めて示したが、2001年9月の米同時テロに端を発する「永遠の戦争」と呼ばれる対テロ戦を終結できるのか、疑問視する声が高まっている。

1
続き

アフガン人情報、削除相次ぐ

 アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが実権を掌握したことを受け、日本国内の関係機関などでは、インターネット上に掲載したアフガン人の個人情報を削除、非公開にする動きが広がっている。過去の活動や外国との関わりなどを理由に、タリバンの標的になる恐れがあるためで、関係者は「皆が危険を感じている」と話し、対応を急いでいる。

1
続き

反タリバン勢力が停戦合意

  【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンと、北東部パンジシール州の反タリバン勢力が一時停戦で合意した。反タリバン勢力側が26日、明らかにした。明確な停戦期限などは分かっていない。

1
続き

タリバン新政権 財政難の恐れ

 【ニューデリー時事】アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが実権を掌握後、各国や国際機関が資金凍結や財政支援停止を表明する動きが相次ぎ、タリバン新政権が成立しても財政難から政府が機能不全に陥る可能性が出てきた。タリバンは、アフガンで盛んな麻薬産業の撲滅を宣言したものの、財源として同産業への依存を強める恐れもある。

6
続き

メダルに期待、東京パラーイスラエルから

 8月24日に始まった東京パラリンピック。イスラエルは、陸上、水泳、車いすテニス、バドミントンなどの競技に参加する18歳から55歳までの33人のアスリートを送り出している。

 イスラエルは2016年のリオパラリンピックで、ボート、射撃、水泳で三つの銅メダルを獲得しており、今回も何らかのメダルが期待される。

0
続き

アフガン首都陥落、新体制に向け会合続く

 アフガニスタンの首都カブールが15日にイスラム主義組織タリバンに占拠された。全権を掌握したタリバンの幹部は、新体制樹立に向けてアフガンの政治指導者らとの会合を続けている。一方で、抵抗運動も始まっている。アフガン国旗を掲げたデモが各地で行われ、19日の独立記念日に合わせた集会では、過去の反タリバン闘争で最も有名な指揮官の息子が、タリバンに対する武装闘争を宣言した。(エルサレム・森田貴裕)

2
続き

タリバン、米軍撤収延期を牽制

 【ニューデリー時事】アフガニスタンから市民らの退避を支援する米軍の完全撤収期限が迫る中、同国の全権を掌握したイスラム主義組織タリバンは、期限を過ぎれば「占領の延長だ」とけん制している。首都カブールの国際空港では混乱が続いており、23日には銃撃戦で死者が出た。

1
続き

車いす選手 アフガン出国、タリバン恐れスペインへ

 アフガニスタンの車いすバスケットボール女子チーム主将、ニロファル・バヤト選手(28)が、イスラム主義組織タリバンの支配を恐れてスペインに逃れた。国際社会に「アフガンを助けてほしい。タリバンは20年前と変わらない」と訴える。20日にマドリード郊外に到着し、北部ビルバオでAFP通信などに出国の様子を語った。

2
続き

米中対立と「帝国の墓場」

 諺(ことわざ)に「捨小就大」という名言がある。「より大きなものを獲(と)るため、小さなものを捨てる」という処世術でもあり、外交の基本ともなる。

 今月15日、アフガニスタンの首都カブールがイスラム武装組織タリバンによって陥落した。結局、米国は「捨小就大」の選択をしたのだといえる。

 翌16日には、米軍輸送機の胴体にしがみついてアフガンから脱出しようとする人々の姿がテレビで報道された。

1
続き

アフガン退避を重点協議 G7首脳会議、米軍撤収延期が焦点

 【ロンドン時事】先進7カ国(G7)は24日、イスラム主義組織タリバンが実権を掌握したアフガニスタン情勢をめぐり、テレビを通じた緊急の首脳会議を開いた。議長国の英国によると、外国人やアフガン人協力者の国外退避を最優先課題として協議する。

1
続き

アフガン撤収、米中の逆転劇

■タリバンの快進撃

 アメリカ軍のアフガニスタン派遣は、2001年の911テロから始まる対テロ戦争の象徴。バイデン大統領は7月8日、アフガニスタンから今年の8月31日までに撤収することを発表。これで20年間続く戦争が終わると思われたが、タリバンは異常なまでの快進撃を行い、8月13日にはアフガニスタンの大半を制圧。

6
続き

ドイツ軍兵士「何のために戦ってきたか」

 米軍の撤退直後、アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンが15日、首都カブールを占領、全土をほぼ掌握した。アフガン政府軍は応戦することなく敗走。タリバン勢力が侵攻を開始して9日間で首都カブールがタリバンの手に落ちた。20年前のタリバン政権下の蛮行を知っている多くの国民はカブールの空港に殺到、空港周辺は国外脱出を願う人々で大混乱している。

4
続き

ユダヤ民族と「イザヤ書5 3章」の話

 ヘブライ聖書といえば、通称旧約聖書のことだが、その聖書には「禁止された聖句」があることは余り知られていない。「イザヤ書53章」だ。イザヤは紀元前8世紀の預言者の1人だ。ユダヤ教ラビはイザヤが語ったといわれる53章の聖句を信者には敢えて語らないし、省略されるケースがほとんどだ。なぜ、ユダヤ教は「イザヤ書53章」を追放したのか。これが今回のテーマだ。

3
続き

アフガン軍閥、一部地域奪還

 【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン幹部は22日、ロイター通信に対し、崩壊した民主政府の知事経験者と数日中に会談する方針を明らかにした。タリバンが首都カブールを制圧して1週間がたち、地方で独自の勢力を維持してきた軍閥が反攻に出て支配地域の奪還に成功した例も出ている。タリバンは地方有力者を懐柔し、アフガン全域の安定支配確立を急いでいるとみられる。

3
続き

タリバンは信用できるのか? 苦悩する市民

アフガン残留「死より恐ろしい」

 アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンの政権掌握を受け、過去20年にわたり民主主義体制の恩恵を享受してきた市民は、今後アフガンがイスラム統治に逆戻りするのではと懸念している。従来とは違う柔軟姿勢も示唆するタリバンを信じて良いのか-。人々は苦悩の表情を見せる。

1
続き


2 / 37|«23 »|