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中東・北アフリカrss

サウジとイスラエルが急接近

 イスラム教スンニ派の盟主サウジアラビアとシーア派代表のイランの間で「どちらが本当のイスラム教か」といった争いが1300年間、中東・アラブ諸国で展開されてきたが、ここにきて両派間の覇権争いは激化する気配が出てきた。以下、独週刊誌シュピーゲル(電子版)を参考にその概要を紹介する。

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イランへの対応をめぐるイスラエルのサウジ接近に賛否両論の各紙

 イランとアラブ諸国の対立が激化、イランの宿敵イスラエルをも巻き込み、中東全域に及ぶ大変革の可能性が指摘され始めている。イスラエルの保守系紙エルサレム・ポストは、エジプトとの国交につながったサダト大統領のイスラエル電撃訪問などに言及しながら、サウジとの対イラン戦線での協力など関係構築の可能性を模索している。

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エジプトテロ IS系組織か、死者305人に

 エジプト東部シナイ半島北部のモスク(イスラム礼拝所)で起きた24日のテロについて、同国検察当局は声明で、死者は子供27人を含む305人、負傷者は128人に達したことを明らかにした。事件を受けてシシ大統領は演説し、治安回復に向けたテロ対策強化と報復を宣言した。しかし、国内各地でテロは続いており、テロとの戦いの一層の泥沼化は避けられない。

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シリア支配でシーア派の「三日月地帯」確立狙うイラン

 イランのイスラム聖職者支配に反対する組織からの情報によると、イラン軍将校らが先月、シリアで協定に署名した。イラン軍が無期限にシリアにとどまり、被害を受けた軍の基地の再建でアサド政権を支援することを決めた協定だ。

 イラン抵抗評議会(NCRI)によると、昨年、参謀総長に就任したムハンマド・バゲリ少将がアレッポで、イラン軍や紛争地域を視察している所が撮影された。イランは、激しい空爆を行っているロシアと共に、残忍なアレッポ包囲作戦で重要な役割を果たしたと批判されている。この作戦で、シリア西部の反政府勢力は大打撃を受けた。

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シリア問題、アサド政権存続は容認し難い

 シリア和平を仲介するロシア、トルコ、イラン3カ国の首脳会談がロシア南部のソチで行われ、ロシアが提案した「シリア国民対話会議」を開催する方針で一致した。

 影響力確保を狙う露

 国民対話会議は、シリアのアサド政権と反体制派を集め、新憲法制定などを議論するもの。当初は18日にソチで開催予定だったが、反体制派の反対で延期されていた。今回の首脳会談でも日程などは決まらなかった。

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イスラエル、米露ヨルダン停戦合意に反対

 イスラエルは12日、米露がシリア南部の停戦協議を進めたとしても、イランの侵略を防ぐために、必要に応じてシリア領内への軍事攻撃を行うと警告した。イスラエルのネタニヤフ首相は、米露ヨルダン3カ国が仲介したシリア南西部での前回の停戦合意に続き、今回も「イランの軍事的野心に十分に対処していない」と停戦合意への反対を表明した。(エルサレム・森田貴裕)

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危ないのは欧米も同じ?

 エジプトで2011年1月に始まった「アラブの春」運動による治安悪化を受けた観光客減少が、今年10月から徐々に変わりつつある。

 日本の大手旅行会社と契約を結ぶある現地旅行会社によると、11月には久しぶりに100人を超える団体客が、ナイル川クルーズを含むカイロ・ギザ見学に訪れ、現地のホテルやバス業界に笑顔が戻り始めたという。

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アンカラ(トルコの首都)で鳴り響く轟音

 ノスタルジアはいろいろな感情を強く駆り立てるものだ。新しい夢を数々見る中で現れる昔の恋人のこと、あるいは、かつての姿を記憶にとどめている帝国の名残を持つ新しい支配者のこと、そのような支配者の想像の世界では、再びそれになれそうに思えること、などなど。しかし、レジェプ・タイップ・エルドアン(トルコ共和国)大統領(以前は首相)の政権や公正発展党(AKP)は、ロマンとは程遠く、ますます権威主義的姿勢を強めている。

 ロマンや懐旧の念は原子力追求とは無関係で、そして、その軍隊のビジョンは、トルコがその紛争地域にとって新たな、紛れもない脅威になることを示している。

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イラン・イラク地震 土砂崩れなどで救助難航

 イランとイラクの国境地帯で12日に発生したマグニチュード(M)7・3の地震による死者数は少なくとも452人に上り、9月のメキシコ市でのM7・1の地震での死者数369人を上回り、今年最多の規模になった。負傷者数は7000人以上。

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イラン・イラク国境でM7・3 死者400人超、救助難航

 イランとイラクの国境地帯で12日午後9時18分(日本時間13日午前3時18分)、マグニチュード(M)7・3の強い地震があり、イラン・イラク当局によると、これまでに少なくとも400人が死亡、約7000人が負傷した。

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ヒズボラ排除に動きだしたサウジ

米コラムニスト デービッド・イグナチウス

 サウジアラビアは近代の中東が抱えてきた原罪を繰り返そうとしている。レバノンで周辺地域を巻き込む対立を引き起こし、この脆弱(ぜいじゃく)な国を再び内戦に突入させる危険を冒しているのだ。

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クルド人の独立への悲願

ロシア研究家 乾 一宇

 シリア・イラク領域の一部を占拠したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が首都と称していたシリア北部のラッカを、クルド人とアラブ人の反政府派混成部隊の「シリア民主軍(SDF)」が解放したと、10月20日、正式に宣言した。

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サウジ、開明的政策次々と

 サウジアラビア政府は、女性の自動車運転解禁、スタジアムへの史上初の入場容認、政府高官誕生など矢継ぎ早に開明的な諸施策を打ち出している。果たして同国の開放政策は本物か、世界中が関心を持って見守る中で、改革を主導しているムハンマド皇太子が10月24日、首都リヤドで演説し、「より穏健なイスラムに立ち返る」ことを宣言、同国の超保守的宗教指導者らとの決別も辞さない姿勢を示した。改革が宗教面にも及んだことで、その本気度に期待する声が高まっている。(カイロ・鈴木眞吉)

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寿司フライにビックリ

 イスラエルで最もポピュラーな日本食といえば寿司(すし)だ。寿司といっても、ここでは主に巻き寿司のことをいう。テルアビブなどの都市には寿司レストランが増えた。また、北から南まで大型ショッピングセンター内には、必ずといっていいほど寿司ショップが存在する。

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栄華をしのぶクレオパトラ・フェスティバル

 エジプト第2の都市アレキサンドリアで9月30日、、エジプト・プトレマイオス朝(紀元前305~30年)の最後の王として国内外に超強烈な印象を残したクレオパトラ7世を偲ぶ、「クレオパトラ・フェスティバル」が行われた。

 主催はエジプト旅行協会で、外国人記者クラブも共催者の1つ。国際観光日を記念して行われた同フェスティバルがアレキサンドリアで行われたのは初めて。

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「教育は光だ」と訴える、 娘失ったパレスチナ医師講演

 娘3人をイスラエル軍の攻撃で失ったパレスチナ人医師、イゼルディン・アブエライシュ氏の講演会が31日、東京都品川区で行われた。同氏は講演で「教育は光だ。人間を暗闇から導いてくれる」と語り、争いや貧困のある世界を変えるためには教育が重要だと訴えた。

 同氏は中東の女性への教育支援を実践している。男女は互いを補い合うものであり、特に女性は「この世界のバランスをもたらす」として、女性の持つ役割を強調。

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パレスチナ人医者の「現代の福音」

 懐かしい名前を見つけた。パレスチナ人医者、イゼルディン・アブエライシュ氏(62)が現在、日本訪問中で、27日に東京・内幸町の日本プレスセンターで記者会見した、という記事を見つけた。当方は2014年5月、ヨルダンの首都アンマンで開催された国際会議の場で同氏をインタビューした。同氏は穏やかな紳士といった雰囲気はするが、同氏が語ってくれた話はそんなものではなかった。3人の娘さんと姪をイスラエル軍のガザ攻撃中に、砲弾を受けて亡くしていた。しかし、同氏の口からは“イスラエル軍憎し”といった言葉は飛び出してこなかった。当方は同氏とインタビューしながら「憎しみの恐ろしさを説き、人間同士、民族同士の和解を求める同氏と話していると、伝道師、宣教師と会見しているような錯覚すら覚えた」という印象記を書いたほどだ。

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クルド自治政府議長、テレビ演説で辞任表明

 イラク北部のクルド自治政府のバルザニ議長は29日、テレビ演説し、「いかなる条件でも議長任期を延長しない」と述べ、11月1日に辞任する意向を表明した。演説に先立ち、自治区議会宛の書簡で辞意を示し、議会もこれを承認していた。

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帰国した数千人の「イスラム国」戦闘員が各国に危険をもたらす

 過激派組織「イスラム国」(IS)の支配地域が縮小する中、ISと共に戦うためにシリアとイラクの拠点に集まった数千人の外国人戦闘員が本国に戻ったことが、民間治安情報会社の広範な調査で明らかになった。調査では、外国人戦闘員を最も多く出した国は、ロシアであることも分かった。

 ニューヨークに拠点を置くソウファン・グループが24日に公表した報告書は「現時点で33カ国の少なくとも5600人の市民・住民が本国に戻った」とし、この状況は世界中の「治安・法執行機関にとって重大な挑戦だ」と指摘した。

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「バルフォア宣言」100周年でパレスチナの無策を非難した英誌

 イスラエルの独立につながった「バルフォア宣言」から100年を迎える。宣言が作成された11月2日には、ネタニヤフ首相がパレスチナの旧宗主国英国を訪れ、メイ英首相と共に記念の祝賀会に参席する予定だ。

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「憎しみでなく希望を」 パレスチナ人医師が会見

 イスラエル軍の攻撃で娘3人とめいを失いながらも、中東地域で女性教育の振興に努めるパレスチナ人医師イゼルディン・アブエライシュ氏(62)が来日し、27日に東京・内幸町の日本プレスセンターで記者会見した。日本での講演で「私が苦しんだような体験を人々がしないよう、希望のメッセージを伝えたい」と語った。

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UAE、サイバー空間で過激派組織監視

 中東のアラブ首長国連邦(UAE)に設置されているテロ対策組織「サワブセンター」ではこの2年間、穏健派イスラム教徒らが過激派組織「イスラム国」(IS)との容赦のないサイバー情報戦を繰り広げている。フェイスブック、ツイッターなどソーシャルメディア企業と密に連絡を取りながら、ネット上から聖戦主義者らのプロパガンダを排除するためだ。

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紅海のリゾートを満喫

 エジプトといわれて日本人の頭に最初に浮かぶのは、ピラミッド、スフィンクス、ミイラ、ツタンカーメン王の黄金のマスク、さらに、世界三大美女の一人、クレオパトラだろう。その次が、ルクソールや王家の谷、アブシンベルに見られる古代王朝時代の大神殿や彫像など数々のお宝かもしれない。

 パピルスなどによく描かれる横顔だけの独特の絵やヒエログリフと呼ばれる独特の象形文字を思い浮かべる方も多いかもしれない。

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