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中東・北アフリカrss

シリア東部で大規模空爆、米国とイスラエルが連携

 シリア東部の都市デリゾール郊外で12日深夜から翌日未明にかけて、イスラエル軍によるとみられる大規模な空爆があり、英国に拠点を置く「シリア人権監視団(SOHR)」によると、シリア政府軍兵士を含む親イランの民兵組織の戦闘員少なくとも57人が死亡した。イランからイラク、シリアを横断してレバノンへと繋(つな)がる武器輸送ルートの要であるこの地域は近年、イスラエル軍によって繰り返し攻撃が行われている。(エルサレム・森田貴裕)

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パレスチナ 7月議長選を発表

 パレスチナ自治政府のアッバス議長は15日、評議会(議会)選を5月22日に、議長選を7月31日に実施するとした議長令を発表した。パレスチナ解放機構(PLO)の公式通信社、パレスチナ通信(WAFA)が同日、報じた。

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イラン情勢 危険な火遊びは対価を伴う

 イランがウラン濃縮の強化を表明するなど、国際社会への態度を硬化させている。大統領選をめぐって米政界が混乱する中、核開発をめぐる欧米との交渉で有利な立場に立つことを狙ったものとみられるが、いたずらに緊張を高めることはイランの国益にならない。

ウラン濃縮度を20%に

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ロックダウンの新年ーイスラエルから

 3度目のロックダウン(都市封鎖)の最中、新しい年を迎えた。といってもイスラエルではユダヤ暦のため、あまり新年という実感は湧かない。ただし、アラブ系イスラエル人が住む町は例外だ。

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イスラエル 3月に総選挙 右派新党、リクードとの連立拒否

 昨年5月に緊急統一政府として発足したネタニヤフ首相率いる与党右派リクードとガンツ副首相兼国防相の中道政党連合「青と白」による大連立政権が崩壊した。今年3月23日に、ここ2年間で4度目となるイスラエル総選挙が行われる。リクードと右派新党「新たな希望」との対決が予想されるが、争点は汚職で起訴されたネタニヤフ氏の首相続投か否かだ。 (エルサレム・森田貴裕)

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イラン「ウラン濃縮度20%」の意味

 ウィーンに本部を置く国際原子力機関(IAEA)は1日、イランが同国中部のフォルドゥのウラン濃縮関連活動で濃縮度を20%に上げると通達してきたことを明らかにした。欧米の核専門家は、「濃縮度20%を達成できれば、核兵器用のウラン濃縮度90%はもはや時間の問題となる」と指摘、イラン側が核兵器製造を視野に入れたことの意思表示と警戒している。

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イスラエル 砂漠の中、奇跡の農業立国

 イスラエルは砂漠地帯に位置するにもかかわらず、食料自給率93%を誇る農業立国である。その秘密は、排水の再利用技術と特殊な灌漑方法にある。

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イスラエル 首相続投が争点、来年3月総選挙

 イスラエルの国会(定数120)が23日に解散した。政局が混乱する中、来年3月23日に2年間で4度目の総選挙が行われる。最大の争点は、汚職や不正の疑惑で起訴されたネタニヤフ首相の続投か否かだ。ネタニヤフ氏が率いる右派リクードと新たに結成された右派新党とが対決する形になると予想される。

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道路事情の違いに驚愕ーエジプトから

 初めてエジプト入りした時にショックを受けたことの一つに、路上での車や人々の動きがあった。車がひしめく間を、通行人が車の間を縫うようにして歩いている光景に目を見張った。

 周りには、歩道橋や横断歩道はなく、歩行者は、幅広い路上を車をよけながら歩いているのだ。よく見ると、信号もない。いわば、車中心の道路となっており、歩行者は完全に無視された道路体系になっているのだ。

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イスラエルとモロッコが国交合意

 トランプ米大統領は10日、イスラエルとモロッコが国交正常化に合意したことを発表した。トランプ政権が仲介したイスラエルとアラブ諸国の国交正常化合意は、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、スーダンに続いて4カ国目となる。米国は合意の一環として、領有権争いが続く西サハラ地域におけるモロッコの主権を認めることに同意し、対イラン包囲網に取り込んだようだ。(エルサレム・森田貴裕)

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「機密情報漏れ」はイランの計算済み

 イランのIRNA通信を読んでいると、在IAEAのイランのガリブアバディ大使は4日、IAEAに提出した書簡に記述されていたコンフィデンシャル情報が理事国(35カ国)に提示される前にメディアにリークされていたと非難し、「IAEAは加盟国の核関連情報の保全に努力すべきだ。メディアが理事国より早く機密情報を報じている」と指摘、IAEAの機密情報漏れを追及する姿勢に示した。イラン大使だけではない。在IAEAのロシアのウリヤーノフ大使も同じように今回の機密漏れを批判している。

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心も体も温まるギフトーイスラエルから

 11月に入りやっと雨期らしく雨が降り始めたと思っていたら、今度は降りやまずに各地で洪水被害が出た。雨は本来、イスラエルにとって恵みである。ガリラヤ湖の水位が1週間で3㌢上がっただけでニュースになるほどだ。

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ネタニヤフ・イスラエル首相がサウジ訪問 米、関係正常化を期待

 イスラエルのネタニヤフ首相が11月22日、サウジアラビアを秘密裏に訪問し、ムハンマド皇太子と会談したことが明らかとなった。サウジはイランに対抗するためのトランプ米政権の外交政策の要である。対イラン包囲網構築を目指すトランプ米大統領は、イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)やバーレーンなどの国交正常化に続き、「サウジもすぐに加わるに違いない」として、イスラエルとの関係正常化に乗り出すことを期待している。イスラエルは、シリア領内に展開するイランの軍事的影響力拡大を阻止する構えだ。(エルサレム・森田貴裕)

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イラン当局が解決できない国内事情

 イランIRNA通信(英語版)を開くと、新着記事を含み、先月27日に暗殺された同国核物理学者モフセン・ファクリザデ氏関連の記事で溢れていた。そしてぼぼ全ての記事が「イランの核開発の父」と呼ばれるファクリザデ氏を追悼すると共に、「誰が暗殺したか」に焦点をあわせ、「イスラエルこそ暗殺者」と糾弾している。

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「イラン核物理学者暗殺事件」の背景

 テヘランからの情報によると、イラン核計画の中心的人物、核物理学者モフセン・ファクリザデ氏が27日、何者かに襲撃され、搬送された病院で死去した。報道によると、ファクリザデ氏の乗っていた車の前に爆弾を荷台に隠していたトラックが接近し、爆発。他の車両からも銃撃を受けたという。イラン当局は暗殺事件がイスラエルと米国の仕業とみて、報復を誓っている。

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イランで襲撃、核科学者死亡

 イランの首都テヘラン近郊で27日、同国の核開発計画で中心的な役割を担ってきたとされる核科学者のモフセン・ファクリザデ氏が車で移動中に襲撃を受け、搬送先の病院で死亡した。イランのタスニム通信などが同日、報じた。

 報道によると、爆弾を積んだトラックがファクリザデ氏の乗っていた車の近くで爆発し、さらに他の車両が銃撃を加えたという。この襲撃により多数が死亡した。

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「パレスチナ問題」をもう一度考えよう

 誰も真剣に考えてはいないが、常に取り上げられ、支援を受けてきたが、状況は一向に改善されないばかりか、むしろ悪化してきた。パレスチナ人の現状だ。アラブ諸国はそれぞれ国益が異なり、時には双方がいがみ合うという状況もあったが、イスラエルに領土を奪われてきたパレスチナ人問題となると結束し、パレスチナ人に連帯支援を表明してきた。その意味でパレスチナ人問題は全てのアラブ諸国を結束させる最良の政治課題だった。少なくとも、トランプ米政権がワシントンで発足するまではそうだった。

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オリーブ畑でのんびりーイスラエルから

 イスラエルでは例年10月に雨が降り始め夏の終わりを告げるが、今年は11月に入ってからようやく雨が降りだした。

 この時期は、オリーブの収穫時期であり、アラブ地域では、収穫したオリーブの実や絞ったばかりのオリーブオイルを道端に積み上げて商売をするアラブ人をあちらこちらで見掛ける。

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米大統領選 バイデン氏「勝利」宣言 パレスチナ、関係改善求める

 米大統領選でバイデン前副大統領が「勝利」宣言をしたことにより、パレスチナが中東和平交渉に関して期待を寄せている。バイデン氏がイラン核合意へ復帰する姿勢を示していることから、イランはトランプ米政権により再開された経済制裁の緩和を期待している。米政権が民主党に移った場合、2015年以来、中東地域で核開発競争が起こらないようイラン核合意に強く反対してきたイスラエルは、イランを先制攻撃する可能性がある。(エルサレム・森田貴裕)

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コロナ禍の結婚式ーイスラエルから

 1カ月のロックダウン(都市封鎖)が解除になり、アラブ人の友人から、結婚式の招待状を頂いた。末の息子さんが結婚するという。イスラム教徒で、通常は1週間かけて大勢で祝うそうだが、コロナ禍での今回は、近しい親族と友人だけ集まるという。

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イスラエルとスーダン 正常化で合意

 トランプ米大統領は10月23日、米仲介によりイスラエルとスーダンが国交正常化に合意したと発表し、9月のアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンに続き、スーダンがイスラエルと国交を樹立することで中東和平が前進すると歓迎した。一方、パレスチナは強く反発し、孤立化が進んでいる。(エルサレム・森田貴裕)

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フランスの「ライシテ」の拡大解釈は危険だ

 トルコのエルドアン大統領は時には血気に走る指導者だ。パリの風刺週刊誌「シャルリー・エブド」がイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載し、それに対しマクロン大統領が24日、「わが国には冒涜する自由がある」と弁明したことがよほど頭にきたのだろう。「マクロン氏は精神の治癒が必要だ」と侮辱しただけではなく、イスラム教への批判を強めるマクロン氏に対し、26日には「フランス製品のボイコット」をイスラム教国に呼びかけたばかりだ。

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トルコ建国記念日 イスラム文化伝える「東京ジャーミイ」

 トルコは29日、97回目の建国記念日を迎えた。日本ではあまり接することのないイスラム教を主要宗教とするトルコだが、東京都渋谷区にイスラム、トルコの文化に触れられるイスラム礼拝所のモスク「東京ジャーミイ」がある。近年、見学者も多数訪れており、広報担当の下山茂氏は、「イスラムは平和と平等の宗教」とイスラム教への正しい理解を求める。

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