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欧州 rss

子供部屋のテロリストたち(続)

 オーストリアのソボトカ内相は23日、「17歳の容疑者はイスラム過激派テロ組織『イスラム国』(IS)を支持し、関係を持っていた」と指摘し、容疑者(Lorenz K)がサラフィストの背景を有していたことを明らかにした(注・前回のコラムでは容疑者の年齢を18歳としましたが、17歳に訂正)。

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元閣僚激突でも盛り上がらぬ左派予備選―フランス

 フランスの最大与党・社会党を中心とする左派陣営は22日、今年4月から5月にかけて実施される大統領選に向け、候補者選びの予備選の第1回投票を行った。選挙管理委員会によると開票結果から、アモン前教育相(49)とヴァルス前首相(54)が29日の決選投票に進むことが確実となった。

 7候補者で争われた第1回予備選の開票結果は23日早朝時点では、当初、主要3候補のうち最も劣勢だったアモン氏が36・35%と最多の票を獲得し、トップに立つと思われたヴァルス氏(31・11%)を抜いて首位に立った。優勢と思われたモントブール元経済相(54)は伸び悩み、17・52%で3位となり、予備選レースから脱落した。

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ウィーンでISのテロ計画発覚か

 世界の耳目がワシントンの連邦議会議事堂で20日開催されたロナルド・トランプ新米大統領の就任式に集まっていた時、音楽の都ウィーンで同日午後6時(現地時間)、速報が流れてきた。18歳のアルバニア出身のオーストリア人が地下鉄で爆発テロを実施する計画をしていた容疑で特殊部隊コブラによって逮捕されたというのだ。内務省コンラード・コグラー公安事務局長は「テロ計画は履行される寸前だった」と述べている。

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ポピュリズムへ新アプローチを

 独政治学者のヴェルナー・パッツェルト(Werner Patzelt)氏はキリスト教会に対して極右ポピュリズムへの対応で変化を求めている。同氏は「ポピュリズムは社会に広がっている無知と偏見から生まれてきたものではないことを理解しなければならない。国民の多くは自身の見解、関心事、懸念が政治的エリートに届いていないと感じているのだ。彼らは既成の政治システムに抗議している」と主張する。

 それゆえに、「教会は失われた羊をケアするのが使命だ。極右ポピュリズム現象に対しても新しい対応を検討すべきだ」というのだ。同氏がケルンの大聖堂ラジオとのインタビューの中で答えた。同氏は17日、新著「AfD,Pegida,Co、宗教への攻撃」(原題「AfD, Pegida und Co.: Angriff auf die Religionen」)を出版したばかりだ。

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金メダリストの柔道家の「犯罪」

 柔道家ペーター・ザイゼンバッハー(Peter Seisenbacher)という名前を思い出す人がいるかもしれない。1984年開催のロサンゼルス大会と88年のソウル大会の2回の夏季五輪大会で金メダルを獲得した柔道家だ。オーストリアの夏季五輪史上、2大会連続金メダルを獲得したスポーツ選手はザイゼンバッハー氏1人だ。文字通り、オーストリアのスポーツ界の英雄だった。同氏の活動に刺激を受け、多くの若い後継者が生まれ、オーストリアは欧州の柔道国となっていった。

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左派の理念にうんざり

 フランスでは今春の大統領選に向け、昨年暮れ、最大野党の中道右派・共和党の予備選を実施したのに続き、1月には与党社会党など左派の予備選が行われる。だが、左派の予備選への関心は、高くない。

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安倍外交に注目する欧州メディア

 日本は米中両国に次ぐ世界第3の経済大国であり、欧州でも日本の経済活動や政府の経済政策については報じられてきたが、日本の外交政策が欧州国民の目に留まる機会はこれまで少なかった。ところが安倍晋三首相の真珠湾訪問をオーストリアの代表紙プレッセが1面トップで報じた。安倍外交に注目する欧州メディアの現状とその課題をプレッセ紙の報道内容から検証する。 (ウィーン・小川 敏)

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欧州各地で寒波のため46人が死亡

 毎年、雪が降りだすとサルヴァトール・アダモの「雪が降る」を思い出し、市中を散策しながら白い風景を楽しむが、新年初めから北欧から寒波が襲撃し、中・東欧、バルカン地域で多くの被害者が出ている。特にバルカン半島では難民・移民たちが寒波に直撃され、暖房,暖水もない状況下にあるというニュースが流れてきた。「雪が~降る♪♪」とのんびりと歌っている時ではない。現地から報じられてきた寒波の被害状況をオーストリア通信(APA)の記事をもとに報告する。

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「彼は英雄ではなく、犠牲者だった」

 ドイツの首都ベルリンで12月19日、クリスマス市場で起きた「トラック乱入テロ事件」について、これまで判明した捜査結果(暫定)をまとめておく。捜査で新たな情報が明らかになった一方、メディアで報道されてきた情報が一部間違いだったことも判明した。

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欧州王室に「幽霊」と「天使」が現れた!

 ストックホルム発AFP電に「幽霊の話」が報じられていた。

 「スウェーデンのカール16世グスタフ国王の妻シルビア王妃(73)が、首都ストックホルム郊外のローベン島にあるドロットニングホルム宮殿について『小さな友人たちがおりまして、幽霊です』と述べている。スウェーデン放送が4日放映予定の番組で語った。

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力の3人組の横で、欧州は選挙の年を迎える

 年末の欧州。テロ警戒の緊張感とともに、欧州政治への危機感が広がる。トランプ米次期大統領、プーチン・ロシア大統領、習近平・中国主席の「3人組」の力の支配の横で、欧州連合(EU)が壊れてしまうのでは…という危機感だ。

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地元産に限る野菜、果物

 週末にはスーパーに足を運ぶ。肉類を避けて新鮮な野菜、果物を中心に買うが、野菜や果物ではイタリア産やスペイン産が多いことに気がついた。

 見た感じではスペイン産の果物が新鮮に見えるが、食べてみるともうひとつ、といったことが少なくない。その理由ははっきりしている。野菜置き場に並ぶまでかなりの日数が経過しているからだ。

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イタリア「マフィア」はテロを防いでいる!

 フランスやベルギーでイスラム過激派テロが頻繁に発生していた時、「なぜドイツではテロ事件が起きないのか」といわれたものだが、今年の夏、テロが発生し、クリスマス6日前の今月19日にはベルリンで12人の犠牲者が出た「トラック乱入テロ事件」が起きたばかりだ。残念だが、ドイツは、欧州最大のイスラム教徒を抱えるフランスやベルギーと共に、イスラム過激派テロのターゲットとなってきた。

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核政策で選択迫られるドイツ

日本大学名誉教授 小林 宏晨

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曲がり角にあえぐフランス政治

 高い失業率と治安問題に苦しむフランスは、史上最低の支持率を更新する左派のオランド大統領への失望感だけでなく、中道右派のサルコジ前政権への失望感も消えていない。そのため、既存政党離れが加速し、欧州連合(EU)離脱を掲げる右派・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首や独立候補のエマニュエル・マクロン前経済相への支持が高まっている。(パリ・安倍雅信)

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テロリストとトラック運転手

 両者は人生で会合するとは考えていなかっただろうが、クリスマス6日前の今月19日、ベルリンで偶然出会い、一人は19日、もう一人は23日、それぞれ射殺された。前者はポーランド人の大型トラック運転手 Lukasz U (37)、後者はチュニジア人でイスラム過激テロ組織「イスラム国」(IS)を信奉するテロリストのアニス・アムリ容疑者(24)だ。

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「トラック乱入テロ」容疑者を射殺

 ドイツの首都ベルリンで19日午後8時過ぎ、大型トラックが市中央部のクリスマス市場に突入し、12人が死亡、48人が重軽傷を負った「トラック乱入テロ事件」の重要容疑者、チュニジア人のアニス・アムリ容疑者(24)は23日午前3時頃、イタリアのミラノ近郊で警察官の職務質問を受けた際、銃撃戦となり、イタリア警察官に射殺されたことが明らかになった。

 イタリア側の発表によれば、射殺された男の指紋が公開捜査中のアムリ容疑者のものと一致したという。同テロ事件は発生から4日後、重要容疑者の射殺で幕を閉じたが、多くの疑問も浮かび上がってきた。

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大型トラックが無差別テロの武器

 ドイツの首都ベルリン市中央部にある記念教会前のクリスマス市場で19日午後8時ごろ(現地時間)、1台の大型トラックがライトを消して乱入し、市場にいた人々の中に突入しながら60メートルから80メートル走行。これまで判明しているだけで12人が死亡、45人が重軽傷を負う事件が発生した。

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どこへゆくEU離脱の英国

日本国際問題研究所特別研究員 遠藤 哲也

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4人の枢機卿、「法王文書」へ質問状

 4人の枢機卿がフランシスコ法王宛ての一通の書簡を公表し、離婚・再婚者の聖体拝領問題でその真意を質したことが明らかになり、バチカン法王庁内で物議を醸している。

 4人の枢機卿は、ヨアヒム・マイスナー枢機卿、ヴァルター・ブランドミュラー枢機卿の2人のドイツ人枢機卿、米国人のレイモンド・レオ・バーク枢機卿 、そしてイタリア人のカルロ・カファラ枢機卿 だ。4人の共同署名の書簡は11月に公表された。

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カザフのアリエフ大使は殺された?

 カザフスタンのラハト・アリエフ元大使(当時52)が昨年2月24日、ウィーンの独房で縊死していたのを発見された事件は大きな衝撃を投げかけたが、元大使の弁護人の依頼を受けて調査していた特別鑑定人は12日、「アリエフ氏は自殺ではなく、殺された可能性がある」とその鑑定結果を発表した。カザフとオーストリア両国の政治家を巻き込んだ「アリエフ元大使事件」はサスペンス小説のようなストーリー展開となってきた。すなわち、自殺は偽装で実際は計画的な殺人事件だったというプロットだ。

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「ワルトハイム」報道は重要な教材だ

 第4代目国連事務総長(1972年1月~81年12月)として任期10年間を務めたクルト・ワルトハイム氏が与党国民党の支持を受けてオーストリア大統領に選出されて今月で30年目を迎えた。同氏の政治活動は第2次世界大戦のナチス・ドイツ戦争犯罪容疑を受け、世界のメディアから激しいバッシングを受けるなど、波乱の歩みを余儀なくされた。同氏の大統領就任から30年を過ぎて、オーストリア代表紙プレッセがワルトハイム氏関連特集をするなど、今改めて同氏の歩みに関心が集まっている。

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ウズベキスタンへの知的支援

慶應義塾大学特別招聘教授 柏木 茂雄

 米国のトランプ次期大統領による外交政策は米国とロシアのバランスを変化させ、世界中に地政学的影響を及ぼす可能性がある。特に9月初めにカリモフ大統領を失ったウズベキスタンへはどのような影響が出るのだろうか? 筆者は11月中旬、同国の首都タシケントを訪れる機会があったので、その際見聞した様子を紹介したい。

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