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欧州 rss

国外との往来が解禁-フィンランドから

 フィンランド政府は、欧州連合(EU)のうち新型コロナウイルス感染が抑えられている国との往来を13日から許可する。コロナ感染で閉じていた国境がようやく開かれつつある。しかし、西の隣国のスウェーデンや東のロシアの国境は閉じたままだ。スウェーデンはいまだに感染が抑えられていない。フィンランドで感染の「第2波」が始まるとしたら、スウェーデンとの往来が始まる時だという警告もある。

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ボルソナロ大統領の第2のチャンス

 「人は変わるか」という設問は正しくない。人は逐次、変わりながら前に進み、特には後退しながら生きているからだ。だから「人は変わるか」ではなく、「人は常に変わりながら生きていく存在だ」という前提なくして考えられないからだ。

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中国政府「孔子学院」の名称変更へ

 在ハンガリー日本大使館は先月末、最新「ハンガリー概況」を公表したので、PDF版をクリックして読み出したら、興味深い箇所にぶつかった。

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問われる議長国ドイツの手腕-EU コロナ禍からの復興

 7月に欧州連合(EU)議長国になったドイツのメルケル首相は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)からのEU経済復興という重要な使命を担う。

 ドイツと共にEU牽引(けんいん)役フランスのマクロン大統領との協議で、緊縮財政一辺倒の方針を改め、大型財政出動に舵(かじ)を切る決断をしたが、難題が山積している。(パリ・安倍雅信)

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「言動の自由根絶」仏紙非難

 中国の香港国家安全維持法制定に対し、フランスの高級日刊紙、ルモンドは「中国は香港人の愛国心の欠如を問題視」と題し「中国当局は香港の若者が体制に自由に異議を唱える言動を根絶するつもりだ」と報じた。

 マクロン仏大統領は6月初め、同法案に「一国二制度の維持について注意深く見守っている」と中国の習近平国家主席に直接伝え、懸念を表明していた。

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なぜ「黒人薬局」の店名ではダメ?

 音楽の都ウィーンの由緒ある薬局「黒人薬局」(Mohren Apotheke)の名前が人種差別の響きがあるとして改名を求められているという。「Mohr」は古ドイツ語で「肌の黒い人間」を意味する。すなわち、黒人だ。その黒人という呼称をつけた薬局は黒人を中傷し、人種差別を助長させるというのだ。

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独の2人の女性指導者の出番だ!

 欧州連合(EU)はここ数年、想定外の出来事に次々と直面してきた。米国、中国に次ぐ第3の核として世界の政治、外交に大きな影響を与える計画だったが、その夢の実現に前進するどころか、EUの存続すら疑われる事態に陥っている。

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新型コロナの感染時期で新たな発見

 現代のシャーロックホームズはもはや虫眼鏡を持参して事件現場を捜査することはなく、都会の下水路を散策し、そこから採集した下水のサンプルから新型コロナウィルスのリボ核酸を見つけ、新型コロナが中国側の公式発表である「昨年12月末」前にイタリアでウイルスが広がっていた事実を突き止めた。

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コロナ禍でのビデオ会議の「明暗」

 新型コロナウイルスの感染問題でダメージを受けた欧州経済の再建を話し合う欧州連合(EU)首脳会談は予想されたことだが合意に至らず、19日閉幕した。

 同首脳会談はフォンデアライエン委員長が提案した7500億ユーロ規模(約90兆円)の復興基金について27カ国の首脳が話し合うものだが、新型コロナ時代では通常となったビデオ会議で行われた。決まったことは来月中旬に開催する次期首脳会談で合意を図る、ということだけだ。

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ドイツにとっての5月8日とは

日本大学名誉教授 小林 宏晨

 ドイツでは2020年の現在においても5月8日を終戦記念日に止めおくか、あるいは国民の祝祭日とすべきかについて争いがある。あるいはこの日を「解放の日」の記念日と位置付けることには抵抗がない。その背景について検討したい。

ナチスによる支配終焉

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バンクシー盗難作品、イタリアで発見

 世界的に著名な英国の覆面ストリートアーティストのバンクシーがパリのバタクラン劇場の非常扉に描いた作品が10日、イタリアの農家で発見され、11日に公開された。作品は2015年に同劇場で起きた大規模テロの犠牲者を追悼したもので、その後、何者かによって盗まれ、行方が分からなくなっていた。

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フロイド氏と「8分46秒の祈り」

 米ミネソタ州のミネアポリス近郊でアフリカ系米人、ジョージ・フロイドさん(46)が先月25日、白人警察官に暴行された末、窒息死した。そのシーンがテレビに放映されると、米全土で警察官の蛮行に抗議するデモが起きているが、欧州各地にも波及し、当方が住む音楽の都ウィーンでも4日、約5万人の市民が集まって、人種差別抗議デモが行われた。9日はフロイドさんの出身地の米テキサス州ヒューストンで葬儀が行われたばかりだ。

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ベリー摘みのシーズン-フィンランドから

 フィンランド人は自然の恵みを受けながら生活している。森林面積は国土の73%で世界一の森林国に住んでいるからだ。特に、その恩恵をたっぷりと堪能できる夏から秋にかけて、人々は「ベリー摘み」をする。

 房なりのブルーベリー、ビルベリー、赤いリンゴンベリー、小さなイチゴみたいなラズベリーなどのベリー摘みは、国立公園であろうと私有地であろうと、特別な制限も許可もなく誰でも森に入って自由にできるのだ。

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欧州で見られる「マスクの名誉回復」

 欧州は6月に入り、新型コロナウイルスの感染がピークアウトしたことを受け、3月中旬から施行してきた外出規制や経済活動の制限など特別規制措置を段階的に解除してきた。今月末には欧州域内の空路も規制が解除され、飛行機を利用した旅も可能となる運びだ。

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コロナ禍で見る「普遍性」と「特異性」  

 日本の新型コロナウイルスで感染者数、死者数が人口比で圧倒的に少ないという事実に対し、欧米の専門家、政治家はその成功談に関心を寄せ出しているが、これまでのところ決定打は見つかっていない。

 欧米だけではない、日本国内でも安倍晋三首相が言う「日本モデル」について、誰でも納得できる説明を明らかにした専門家、政治家はいない。ただ、麻生太郎副総理が「日本人の民度の違いだ」と語っただけだ。

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国民は都市封鎖を支持-イタリアから

 6月に入り、新型コロナウイルス感染がピークアウトしたことを受け、欧州では3月中旬から施行してきた規制を緩和し、国境制限も段階的に解除する国が増えてきた。一時期、欧州最大の感染地だったイタリア北部ロンバルディア州でも段階的だが措置が解除されている。

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コロナ禍後の社会騒乱懸念―フランス

 フランスでは封鎖措置緩和第2段階に入り、1週間が経(た)つ。移動制限が解除され、観光業が活気を取り戻す一方、黒人差別の警察への抗議運動が起き、ストレスを抱えた社会的弱者による社会的混乱への懸念も高まっている。経済回復に着手しながらも感染第2波に備え、遠隔医療の緩和など医療崩壊回避にも取り組んでいる。(パリ・安倍雅信)

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ビートルズをつくったユダヤ人

獨協大学教授 佐藤 唯行

 ユダヤ系マネージャーはその昔、アメリカでは黒人音楽家をメジャーな音楽市場へ導く役回りを果たした。一方、黒人が少なかった昔の英国では、白人労働者階級の音楽を主流派の音楽産業に売り込む役目を担ったのだ。

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新旧キリスト教会の「積弊清算」は

 ローマ・カトリック教会(旧教)とプロテスタント教会(新教)に所属するドイツの神学者たちは、カトリック教会のローマ教皇フランシスコにはレオ10世(在位1513~21年)のマルテイン・ルター(1483~1546年)の教会追放、破門状の撤回をアピールする一方、ルター派教会の世界的共同体「ルーテル世界連邦」(LWB)に対しては、レオ10世を「反キリスト」と酷評したルターの評決の破棄を求めている。

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独社民党党首はアンティファ支持者

 米ミネソタ州のミネアポリス近郊で5月25日、黒人青年が白人警察官に暴行された末、窒息死させられたシーンがテレビに放映されたことを契機に、米全土で警察官の蛮行に抗議するデモが行われている。「州外からきたアンチファシズムのプロ活動家」(ミネソタ州のウォルツ知事)が抗議デモを扇動し、暴動を駆り立てているとして、トランプ大統領は軍に出動を命じ、取り締まり出した。新型コロナ感染が依然懸念される中、各地で抗議デモが起き、米国内は混乱の様相を深めてきた。

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フランス 封鎖緩和、第2段階に

 フランスは2日、新型コロナウイルス流行に対する封鎖措置の緩和の第2段階に入り、パリ首都圏(イル・ド・フランス)を除く全土で、自宅から100キロの移動制限を解除し、カフェ、レストランなどの営業再開を認めた。

 パリではレストランやカフェの営業は、店先の野外テラス席、歩道スペース、駐車場など屋外席のみ許可された。

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ポストコロナ時代の「自由」の再発見

 新型コロナウイルスの感染がピークアウトしたのを受け、欧州では段階的な規制緩和が進められてきた。欧州で最初の感染地となったイタリア北部ロンバルディアでもようやくロックダウン(都市封鎖)から規制緩和へとコマが進められてきた。コンテ首相はコロナ禍でダメージを受けた国民経済救済のために7項目計画を公表したばかりだ。

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ジョンソン首相「親中路線」見直しか

 当方はこのコラム欄で「ジョンソン首相と太永浩氏に注目」(2020年4月19日参考)を書き、ジョンソン首相に対しては、中国発新型コロナウイルスに感染して入院、集中治療室での治療から回復体験した首相がその後の対中政策にどのような変化を見せるか注目したいと述べた。

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