ワシントン・タイムズ・ジャパン

欧州 rss

中国の脅しに屈しないリトアニア人ーフランスから

 パリ南西郊外イシ=レ=ムリノーに住んでいた頃に知り合った同じアパートの住人のリトアニア人夫婦は、すでに10年来の付き合いがある。彼らは2004年にリトアニアが欧州連合(EU)に加盟した後、パリに出稼ぎに来て定着した人たちだ。

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問われる「欧州の存在感」 ロシアがウクライナ侵攻ちらつかせる

 ロシアがウクライナ東部国境線沿いに10万人規模の部隊を展開させ、ウクライナ侵攻をちらつかせている。10日にジュネーブで米露の「戦略的安定対話」、12日に2年半ぶりの「北大西洋条約機構(NATO)・ロシア理事会」、13日には欧州安保協力機構(OSCE)が開催されたが、歩み寄りはなく、会合は成果なく終了した。

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カザフ騒乱鎮圧のトカエフ氏 前大統領派排除し全権掌握

露は対NATOで結束を誇示

中央アジア・カザフスタンで2日に起きたデモは、死者164人に達する騒乱に発展した。トカエフ大統領は、ナザルバエフ前大統領の側近らによって起こされたクーデターだとして前大統領派の主要メンバーを逮捕し、権力を掌握した。また、ロシアのプーチン大統領は、カザフスタンに集団安全保障条約機構(CSTO)の平和維持軍を派遣したことで、CSTOの結束と、ロシアがその盟主であることを内外に誇示した形だ。(モスクワ支局)

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ロシアとの関係で難しい舵取り ーフィンランドから

ウクライナ情勢をめぐってロシアと欧米との緊張関係が続く中、ロシアと隣接するフィンランドは特に自国の安全保障に対し一抹の不安を抱いている。

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「ワクチン接種義務化法案」の課題-オーストリア

 オーストリアは来月1日を期して新型コロナウイルスへのワクチン接種義務化を施行する予定だが、ここにきてワクチン接種義務化に反対する声が高まる一方、課題も浮かび上がってきた。オミクロン株に感染し、自宅で隔離中のネハンマー首相は義務化法案の「微調整」の必要性を認める一方、「ワクチン接種の義務化は予定通りに実施する」と強調している。欧州で初めて全国民を対象とするワクチン接種義務化法案は現在、オミクロン株による新規感染者の急増と重症化リスクの減少という新しい感染状況に直面しながら、最終コーナーをまわったところだ。

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ネハンマー首相の感染から浮かび上がった問題

 オーストリア連邦首相府で7日、衝撃が走った。ネハンマー首相が新型コロナウイルスに感染したのだ。首相は「私は元気だ」とメッセージを発信していたが、オーストリアのオミクロン株対策で先頭に立ってきた将軍が敵の弾に当たったのようなショックを受けた国民も多いだろう。

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ドロステン教授の「オミクロン分析」

 新型コロナウイルスの変異株オミクロンが世界で猛威を振るっている。オミクロン株の場合、感染の重症化件数には増加はみられない一方、感染者の急増で社会の基幹インフラ(医療、看護、電気、交通、警察、消防など)が機能できなくなる事態が予想されてきた。

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反原発国はオーストリアに続け?

 欧州連合(EU)委員会は昨年12月31日、27の加盟国に「天然ガスと原子力エネルギーを気候に優しいエネルギーとみなす」という分類法案を送付した。国内の電力の70%を原子力エネルギーで賄っているフランスは大喜びだが、EUの盟主ドイツをはじめオーストリア、ルクセンブルク、デンマーク、ポルトガルらの加盟国では強い反発を呼んでいる。

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フランスを襲うオミクロン株 実質的ワクチン義務化へ

 フランス政府は昨年後半、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の急拡大で、新たな対策に乗り出した。同様に感染者数が過去最多を更新している英国、イタリア、ドイツなどでも1月に一定の行動制限を実施する構えだ。特に3回目のワクチン接種の促進や未接種者の行動制限に踏み切る構えだが、反対派の抗議も起きている。(パリ・安倍雅信)

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4月10日 フランス大統領選 対マクロン氏 右派が熱戦

 フランスは2022年4月10日の大統領選挙1回目投票(有効投票50%以上獲得した候補がいなければ24日決選投票)を控え、政治の季節に突入した。マクロン大統領に対して、今回は右派候補が熱く、左派候補は低調だ。ドイツと違い右旋回が目立っている。

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スペイン観光"失われた時"を回復へ

 2021年5月、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除となったスペインでは、直ちに、安全・信頼・品質をスローガンに、外国人観光客誘致のキャンペーンをスタートさせ、官民一体となって“失われた時”の回復に力を注いでいる。(マドリード・武田 修)

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ロックダウン慣れする国民 オーストリア

 2021年春、ワクチン接種が開始されたこともあって、政府も国民もコロナ禍からの脱出の日が近い、と希望を感じ、同年の夏季休暇では海外で休日を楽しむ国民が増えた。しかし、秋からは20年と同様、新規感染者が急増し、11月に入ると過去24時間で1万5000人を超える新規感染者が出てきた。過去2年間での最多記録だ。

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デュアルライフの普及 フランス

 新型コロナウイルスの感染拡大がフランス人のライフスタイルに与えた影響について、仏調査会社ELABEのトップ、ベルナール・サナネ氏は「田舎に引っ越すパリ市民が急増した背景には、コロナ禍前からフランス人の幸福観に大きな変化があった」と指摘する。コロナ禍に後押しされて、都市圏と田舎の二つの生活「デュアルライフ」が普及している。(パリ・安倍雅信、写真も)

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チェコの「コロナ事情」と新政権

 「新型コロナウイルスへのワクチン強制接種に対して自分は最初は懐疑的だったが、パンデミックの拡大に直面してその考えを変えた」  チェコのミロシュ・ゼマン大統領は慣例のテレビのクリスマス演説でこのように述べた。

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オミクロン株とAIの「深層学習」

 生命維持の代謝活動のないウイルスは厳密にいえば非生物だが、生命体と同様、ディ―プラニング(深層学習)している。独週刊誌シュピーゲル(2021年12月4日号)は新型コロナウイルスの変異株オミクロン株がどのように発生したかをテーマにしていた。興味深い点は、オミクロン株が感染するターゲットは免疫機能が弱い人間だ。そこに侵入してもその人間の免疫システム、キラー細胞に攻撃される心配は少ないからだ。健康体で免疫機能が強い人間に入れば、オミクロン株のウイルスはその人の免疫にやられてしまう危険性が出てくる。

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徹底できないコロナ対策ーフランスから

 クリスマス休暇をロンドンで過ごすため、一流ホテルの宿泊を2週間予約していた友人の建築家ポワリエ夫妻は旅行を断念した。英国で新型コロナウイルスの1日の新規感染者が9万人に迫る勢いを受け、フランス政府が仏英の往来を原則禁止したからだ。

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オーストリア ワクチン接種義務化

 オーストリアで来年2月1日から新型コロナウイルスのワクチン予防接種が義務化される。それに先立ち、同国ではワクチン義務化に関する法案作成が進行中だ。ミュックシュタイン保健相とエットシュタドラー憲法問題担当相は9日、記者会見で草案を発表した。今後、関係省、専門家たちとの会談を重ねて最終法案をまとめ来年1月には施行する予定だ。それに対し、ワクチン義務化反対の抗議デモ集会が各地で行われるなど、ワクチン接種義務化は社会を二分化させてきた。 (ウィーン・小川 敏)

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ドイツCDU次期党首メルツ氏 21世紀の国民政党目指す

 メルケル前ドイツ首相の16年間の長期政権後、野党に下野したキリスト教民主同盟(CDU)は17日、ベルリンで、辞任するラシェット党首の後継者を選ぶ党員投票を実施し、フリードリヒ・メルツ氏(66)を選出した。メルツ氏は過半数を大きく上回る62・1%の票を獲得、1回目の投票で当選した。来年1月21、22日にデジタル形式で開催される連邦党大会(代議員1001人)で正式に承認される運びだ。(ウィーン・小川 敏)

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ウイルス学者がカツラをつける時

 ウィーンのメトロ新聞(12月17日付)はテレビで著名なチロル州のウイルス学者が、「外出する際はカツラをつける」という話を掲載していた。同学者の説明によると、「自分は新規感染者が増加しているので、チロル州もロックダウンを早急に実施すべきだと発言したことがあった。それ以後、脅迫メールなどが送られてきた」という。「ウイルス学者という職業がテロリストの襲撃対象となるとは考えてもみなかった」と語っている。実感だろう。

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オミクロン株 来年猛威の可能性-ドイツ専門家

 ドイツの世界的なウイルス学者、クリスティアン・ドロステン教授(シャリテ・ベルリン医科大学ウイルス研究所所長)はこのほど、新型コロナウイルスの新しい変異株「オミクロン株」について「来年夏までには猛威を振るい、大きな問題となる可能性がある」と指摘した。

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バッハ会長は“第2のテドロス”だ

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長の最近の言動を見ていると、同じスイスに本部を置く世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長を彷彿とさせる。テドロス事務局長は2020年1月、中国武漢で新型コロナウイルスの感染が発生した直後、北京を訪問し、習近平国家主席を謁見し、中国の対コロナ対策を称賛し、後日世界の笑いものになったことはまだ記憶に新しい。

 ところで、ドイツ人のバッハ会長は今月11日、IOC首脳会談をオンラインで開催し、世界で広がりつつある北京冬季五輪大会への外交ボイコットに対し、「五輪とスポーツの政治化は許されない」といった共同宣言を採択し、北京の中国共産党政権にエールを送っている。そうだ、テドロス事務局長もバッハ会長も窮している中国共産党政権に救いの手を差し伸ばしているのだ。

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ワクチン接種義務に関する法案-オーストリア

 オーストリアで来年2月1日から新型コロナウイルスのワクチン予防接種が義務化される。それに先立ち、同国ではワクチン義務化に関する法案作成が進行中だ。ミュックイン保健相とエットシュタドラー憲法問題担当相が9日、記者会見で草案を発表した。今後、関係省、専門家たちとの会談を重ねて最終法案をまとめ来年1月には施行する予定だ。

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「暗い日々」の始まりーフィンランドから

 フィンランドで一年のうち最も日照時間が短くなる時期が始まった。先日、朝8時に外へ出てみると、太陽ではなく月が明るく輝いており、まるで夜中のような感覚だった。

 日照時間が最も短くなる今月21日の冬至には、首都圏での日の出は午前9時半ごろ、日の入りは午後3時ごろとなるが、北部のラップランドにおいては太陽が昇らないため、日照時間はなく一日中夜が続く。

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