ワシントン・タイムズ・ジャパン

アジア・オセアニア rss

日本とASEANとの対中牽制の意義は大きい

 安倍晋三首相はこのほど東京で開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)との特別首脳会議で「海上の安全、航行の自由、国際法の原則に従った解決の重要性」を強調する共同声明を発表した。

 名指しを避けたとはいえ、軍事力を背景に東シナ海などで勢力拡大を図る中国を牽制(けんせい)するものであり、適切な声明として評価したい。

各国間では温度差も

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タイの与野党が足の引っ張り合い

 タイのインラック首相兼国防相は9日、反政府デモ隊との全面衝突を回避するため下院を解散。来年2月2日に総選挙が行われることになった。しかし、野党出身のステープ元民主党幹事長率いる「人民民主改革委員会(PDRC)」は解散、総選挙による仕切り直しを了解せず、インラック首相が直ちに首相の座を降り、国民評議会を設置するよう求めている。タイ政治は与野党が相互に足を引っ張り合いながら国家そのものが疲弊していく、かつてのバングラデシュ政治の様相を示し始めている。(池永達夫)

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フィリピンの交通トラブルの恐ろしさ

地球だより

 アジア諸国で有数の運転マナーの悪さや、劣悪な渋滞で有名なフィリピンの交通事情。そんな路上で起きるトラブルの数々は、日本人の想像を超えるものも多い。このところ立て続けに起きているのが、交通トラブルをめぐる銃撃事件だ。

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権力集中で中国共産党崩壊回避へ  香港政治誌「前哨」の劉編集長に聞く(下)

 ――中国共産党は11月の第18期中央委員会第3回総会(3中総会)で内外の治安維持を統括する「国家安全委員会」と改革の司令塔となる「中央改革全面深化指導小組」という2組織を立ち上げたが、この新たな2組織をどうみるか。

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中国の難題は少数民族政策 香港政治誌「前哨」の劉編集長に聞く(上)

 中国の習近平共産党総書記が就任して1年が過ぎ、思想言論統制を一層強めて反体制派を弾圧する保守カラーを強める一方、改革も取り込もうとする腐心もにじむ。既得利益層が優遇され、庶民は改革の恩恵を受けられない社会に不満が爆発する中、習氏は「権力集中」体制を構築することで危機を乗り切ろうとしているのか、上・下2回に分けて香港政治月刊誌「前哨」の劉達文編集長に聞いた。(聞き手=深川耕治、写真も)

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揺れる北東アジア情勢  韓中日首脳会議の開催急げ

韓国紙セゲイルボを読む

 2013年の北東アジアは、北朝鮮の挑発と日本の右傾化に伴う過去の歴史・領土対立、中国の勢力拡張の動きなどで静かな日がなかった。2008年以後、毎年開催されていた韓中日首脳会議まで、対立の谷を越えることができず失敗に終わっている。

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巧妙化する中国の尖閣領有権主張 米中経済安保調査委 ラリー・ウォーツェル氏

 【ワシントン早川俊行】米議会の諮問機関「米中経済安全保障調査委員会」の委員で、中国軍事戦略の専門家であるラリー・ウォーツェル氏はこのほど、世界日報の取材に応じ、中国が沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海に防空識別圏を設定したことについて、「中国政府は尖閣諸島に対する領有権主張を強化し、中国沿岸から監視・管轄する空域を拡大する手段として、新たな防空識別圏を利用している」と指摘した。その上で、中国の習近平政権による領有権主張は、胡錦濤前政権より「巧妙化している」との見方を示した。

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スリランカで生きている仏教

地球だより

 スリランカの古都キャンディーの仏歯寺を2年ぶりに訪れた。

 仏歯寺の前にあるホテルに宿を取った。翌日の午前5時、けたたましい音響にたたき起こされることになった。それは拡声器から流れるイスラム教の礼拝を呼び掛けるアザーンにも似ていた。だが日本で言えば京都に匹敵するキャンディーで、アザーンはあり得ない。

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フィリピン中部の台風災害から1カ月、依然400万人が避難生活

 フィリピン中部を襲った台風30号(フィリピン名ヨランダ)による災害から、1カ月が経過した。救援活動が一段落する中、政府には生き残った住人たちの生活を立て直すための早急な対応が求められている。政府は被災で職を失った人々に就職説明会を開催するなど支援を進めているが、その一方で、被災地に見切りをつけマニラ首都圏などに移住する人々も多い。(マニラ・福島純一)

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アジア通不在の米政権 ケリー、ライス両氏を友軍に

韓国紙セゲイルボを読む

 中国の一方的な防空識別圏設定で東北アジアで覇権争いがエスカレートしている。今回の戦いで収める戦果によって、朴槿恵大(パククネ)統領、習近平中国国家主席、安倍晋三日本首相、バラク・オバマ米大統領に対する歴史的な評価が分かれることになる。

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韓国離反招く中国の防空識別圏の拡大

韓国紙セゲイルボを読む

 中国はなぜ突然、防空識別圏を延ばしたのだろうか。韜光養晦(とうこうようかい)でいう「まさにその時が来た」と考えて、対外路線を「主動作為」に転換したのか。

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国境越える中国の情報統制

 中国政府による情報統制は国内にとどまらず、国境を越えて米メディアにも及んでいる。海外の報道機関を直接規制することはできないが、中国に不利益をもたらす内容を報じた社には、特派員へのビザ発給拒否や経済的圧力、ハッカー攻撃など徹底的に報復。こうした圧力に耐えきれず、批判的な中国報道を控える「自己検閲」を余儀なくされた米大手メディアも出ている。(ワシントン・早川俊行)

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タイ反政府軍団の復活劇

地球だより

 タイ反政府デモのリーダーであるステープ元民主党議員はこのほど、インラック首相が抗議デモと政府機関占拠の中止を条件にデモ隊側と対話する考えを示したのに対し、「この国から『タクシン体制』を排除することがわれわれの最終ゴール」と述べ妥協なき徹底抗戦に打って出る基本姿勢を明らかにした。

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中国が国家安全委創設し香港を管轄

 11月13日に閉幕した中国共産党第18期中央委員会第3回総会(3中総会)で内外の治安維持を統括する国家安全委員会の創設が発表され、香港もその管轄下に入ることで中央政府の監視・締め付けへの警戒感が強まっている。2017年の行政長官選挙をめぐり直接選挙制をどのレベルで導入するか、香港基本法(ミニ憲法)の解釈でも混乱し、香港トップの梁振英行政長官は中央政府と市民の板挟みで苦しい政権運営を迫られている。(香港・深川耕治、写真も)

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Rules of engagement limit the actions of U.S. troops and drones in Afghanistan アフガンでの米兵・無人機の行動を制限する交戦規程

The new U.S.-Afghanistan security agreement adds restrictions on already bureaucratic rules of engagement for American troops by making Afghan dwellings virtual safe havens for the enemy, combat veterans say.

The rules of engagement place the burden on U.S. air and ground troops to confirm with certainty that a Taliban fighter is armed before they can fire - even if they are 100 percent sure the target is the enemy. In some cases, aerial gunships have been denied permission to fire even though they reported that targets on the move were armed.

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中国版KGB登場に警戒を

桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ

 今、中国で何が起きているか、正確に把握している人はなかなかいないと思う。三重四重の鉄のカーテンに閉ざされた秘密国家であるためである。だが、それでも中国から漏れてくる様々な情報や現象を見る限りでは、中国の内部は今かなり酷い状態になっている。

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フィリピン台風災害で自粛ムード

地球だより

 多くのフィリピン人が最も楽しみにしているシーズンは、間違いなくクリスマスだろう。この時期は仕事納めのパーティーで大いに盛り上がるのが恒例となっているが、今年はちょっと事情が違う。

 フィリピンにはあまり自粛という習慣はない。葬式でカラオケを歌ったり賭け事をやったりと、喪に服すスタイルが日本人とは根本的に異なるのだ。

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タイからの高速鉄道受注に積極攻勢の中国

 タイ政府は年初、総額2兆バーツ(約6兆3000億円)を投じ、陸海空の交通路を整備、4路線の高速鉄道を建設する計画を明らかにした。早速、10月、タイを訪問した李克強中国首相は、高速鉄道の総延長距離が9月に1万㌔を突破した中国の建築のスピード性と廉価性をアピールし、「中・タイの鉄道協力深化に関する覚書」を交わした。中国とすればタイの高速鉄道建設のビジネスチャンス参入に意欲を示す日韓独仏などに一歩先んじ“先頭走者”に躍り出た格好だ。入札は来春にも行われる。 (池永達夫)

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東南ア外交でさらに連携深める具体策を

 安倍晋三首相がカンボジアとラオスを訪問した。就任1年足らずで東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国すべてを訪ねたことになる。さらに連携を深める具体策が必要だ。

 「積極的平和主義」を支持

 ASEAN各国は中国の軍事力拡大に警戒感を強めている。また、フィリピンとベトナムは南シナ海の領有権問題で中国と対立している。

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フィリピン台風被害で深刻な食糧不足と治安悪化

 フィリピン中部を横断し、各地に深刻な被害をもたらした台風30号(フィリピン名ヨランダ)。時間が経過するにつれ、その甚大な被害の全貌が明らかになり始めている。世界各国から支援の手が差し伸べられる一方、政府の遅い対応に被災地からは不満が出始めており、食料を求めて略奪行為が横行するなど治安の悪化も深刻化している。

(マニラ・福島純一)

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タイ野党、笛吹けど踊らず

地球だより

 タクシン元首相に対し反旗を掲げるタイの野党民主党が呼び掛けた13日から3日間のゼネストは、不発に終わった。辛うじて民主党の支持基盤である南部のサトゥンやナコンシータマラートなどの一部の学校や役場で民主党支持者らが中心となって一時閉鎖しただけだった。

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安定を装う中国共産党3中全会

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生

 中国共産党の重要会議である第18期中央委員会第3回全体会議(18期3中全会)は、北京市内の軍関係ホテルで9日から4日間の日程で開催された。

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強権に頼る政治のもろさ露呈した中国3中総会

 中国共産党の第18期中央委員会第3回総会(3中総会)がこのほど終了した。

 昨年同時期に習近平氏が総書記に選出されて1年。中国が直面する歴史的課題に果敢に取り組むかと期待されたが、示された方針は玉虫色の内容で新味は全くなかった。

 「国家安全委」を創設

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