«
»

アジア・オセアニア rss

タイでの職業訓練校生徒の対立

地球だより

 タイのチャリティーコンサート会場で若者同士の乱闘事件が発生した。同事件を報じる新聞を読み、「ああ、またか」と思った。

 タイでは、この種の事件が後を絶たない。

 「若者」と「乱闘」の後に来るキーワードは、決まって「職業訓練校生徒」だ。

0
続き

比の“最厳重警備”の刑務所、実は組織のボスの楽園

 このほどフィリピン国家捜査局と国家警察などが合同で、マニラ首都圏にある刑務所の抜き打ち検査を行ったところ、麻薬組織や強盗団のリーダーなどの収監者が、ホテルのように改装された部屋で、豪華な生活を送っている実態が明らかとなった。以前から刑務所内における一部収監者の特別待遇は問題となっていたが、アキノ大統領が目指す「汚職なければ貧困なし」のモットーとは裏腹に、壁の中でも経済格差を背景にした腐敗は広がる一方のようだ。(マニラ・福島純一)

0
続き

沖縄と台湾「琉中の絆」

中琉文化経済協会 謝國棟理事長に聞く

 台湾(中華民国)は10月10日、1911年の辛亥革命から数えて、今年で103回目の国慶節を迎えた。台湾と日本はその間、友好関係を維持し、さまざまな分野において緊密な交流を図っている。そうした中、台湾に最も近い沖縄と台湾の友好交流を促進する組織として、台湾側には中琉文化経済協会があり、沖縄県には、中琉協会(國場幸一会頭)がある。中琉文化経済協会は、台湾にあっても重要な役割を担って沖縄との交流を50年余にわたって存続しており、このたび、“若き理事長”として謝國棟氏が新しく理事長に就任した。沖縄との一層の交流促進などについて謝理事長に聞いた。(聞き手=ジャーナリスト・山口芳弘)

0
続き

香港の75日、一国二制度の矛盾浮き彫り

 香港行政長官選挙の制度民主化をめぐり、香港当局は11日、金鐘(アドミラルティー)の大通りを占拠していた学生団体ら民主派に対し、警官隊を動員してバリケードの全面撤去を行って247人を逮捕、幹線道路を開通させて一掃した。9月末から75日間にわたる占拠デモは終結したが、中国が台湾に提起する一国二制度の矛盾が浮き彫りになり、中国の香港統治は混迷の度を深めている。(香港・深川耕治)

0
続き

中国と結ぶタイの高速鉄道

地球だより

 タイ議会は4日、高速鉄道2本の建設プロジェクトを賛成多数で可決した。タイの鉄道は日本と同じ狭軌だが、中国の鉄道と同じ広軌でレールの幅は1435㍉となる。中国はラオス政府とも高速鉄道建設で合意しており、実現すれば北京からビエンチャン、バンコクを経由してシンガポールまでレールで結ばれることになる。

 投資総額は約1兆3000億円。中国がタイ高速鉄道プロジェクトに参入するのはほぼ間違いない。

0
続き

台湾民主主義示した地方選

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之

 11月29日に投開票された台湾の統一地方選挙は、焦点の6大都市の市長選挙で与党・国民党が現有の四から一つに減らすという「大敗北」を喫して終わった。

 中国から陰に陽に加えられてきた脅威におびえてきた台湾人は、中国に依存しなければ台湾は生き残れないと、中国寄りの馬英九政権を容認してきた。

1
続き

季節外れの台風で混乱するフィリピン

地球だより

 昨年11月に大型台風が上陸し甚大な被害が出たフィリピン中部に、再び台風22号が接近し緊張が走っている。まさに現地のクリスマスムードを吹き飛ばすかのような状況だ。

0
続き

中国の台頭顕著なフィジー、都内で太平洋島嶼国シンポ

 太平洋島嶼(とうしょ)国の動向をテーマにしたシンポジウム(フィジー大使館・笹川平和財団共催)が11月27日、都内で開催された。鮮明に浮かび上がったのは太平洋島嶼国に出てきている中国の台頭とわが国の援助の深化が課題となっていることだった。(池永達夫、写真も)

0
続き

台湾統一地方選で国民党惨敗を招いた対中融和

 台湾の統一地方選で、与党・国民党は歴史的大敗を喫した。馬英九総統は兼任する国民党主席を辞め、江宜樺・行政院長(首相)も引責辞任した。

 「一国二制度」への懸念

 人口の約7割を占める六つの直轄市の市長選で、国民党が勝ったのは新北市だけだった。直轄市を含む22の県・市の首長選で、国民党のポスト数は15から6に減少、最大野党・民進党は6から13へと倍増させた。

0
続き

香港の民主派30人が警察出頭

 【香港・深川耕治】香港行政長官選挙の民主化をめぐり、幹線道路を占拠する学生組織と連携してきた民主派団体「オキュパイ・セントラル(占拠中環)」の発起人3人とカトリック香港教区の陳日君枢機卿(名誉司教)、民主派の立法会議員、学者、市民など計30人が不法占拠の罪を償うため3日、警察に自首(出頭)し、占拠デモ完全撤収を呼び掛けた。

0
続き

タイで受刑者を漁船員に

地球だより

 労賃の安いミャンマー人やカンボジア人など外国人を漁船で奴隷労働させているとしてしばしば欧米メディアから批判を浴びているタイで、受刑者を漁船で働かせるという構想が浮上している。

 タイの刑務所はどこも麻薬密売人など犯罪者で満ちあふれ満員御礼状態だ。一方で漁船では深刻な人手不足状態が続いている。

0
続き

フィリピン南部で爆弾事件相次ぎ厳戒態勢

 フィリピン南部ミンダナオ島中部で、爆弾事件が相次ぎ緊張が高まっている。死傷者の合計は40人近くに達しており、イスラム過激派の犯行が疑われるなど、地元当局は厳戒態勢を敷いて、新たな犯行を阻止する構えだ。また国軍によるイスラム過激派、アブサヤフへの掃討作戦も激化しており、双方に多数の死傷者が出ている。(マニラ・福島純一)

0
続き

象の背に乗る

地球だより

 タイの首都バンコクでは時々、象がノッシノッシと歩いている光景を目にすることがある。交通渋滞の原因にもなるし、暴れれば何が起こるか分からない治安上の問題もあって、首都圏への象の侵入を当局は禁じているが、それでもおきて破りの象使いは後を絶たない。その多くは出稼ぎ組だ。昔は森のブルドーザー役として、仕事もそれなりにあったが、今では重機やトラックが取って代わり、就労機会が極端に減ってきている。今ではスリンの象祭りなどが典型で、観光客相手の稼ぎで細々、食いつないでいる格好だ。

0
続き

デモ隊暴徒化で民主派混乱

 香港行政長官選挙の民主化を求める学生らによる道路占拠デモは、裁判所による強制排除で転機を迎えている。デモ隊側は強硬派による立法会(議会=70)ビル突入で求心力が落ち、香港世論も占拠長期化を望まない声が強まることで親中派は民主派の分裂・弱体化を図る。29日投開票の台湾統一地方選では中国の香港への圧力に警戒感が強まり、対中融和推進の与党・国民党は苦戦を強いられている。(香港・深川耕治、写真も)

0
続き

占拠デモ、台湾政局に影響

香港誌「前哨」編集長 劉達文氏に聞く(下)

――香港の占拠デモは11月29日に投開票される台湾の統一地方選挙に影響を与えるか。台湾政局への影響をどう見るか。

1
続き

中国の民族抑圧示すウイグル族学者への不当判決

 中国新疆ウイグル自治区の抱える問題をインターネットなどで訴え、国家分裂罪で無期懲役判決を受けたウイグル族学者、イリハム・トフティ氏に対する二審判決公判が開かれた。同自治区高級人民法院(高裁)は上訴を退け、一審判決を支持する判決を下した。

二審で無期懲役が確定

 中国は二審制のため刑が確定した。人権や言論の自由を侵害し、少数民族の抑圧につながりかねない不当な判決だ。

0
続き

民主派は持久戦の戦略転換を

香港誌「前哨」編集長 劉達文氏に聞く(中)

 ――学生を中心とする今回の占拠デモは天安門事件で鎮圧された学生たちを支援する香港での民主化運動とどのような関わりがあるか。

 香港は英領時代の1989年、北京で天安門事件が発生すると、中国の民主化を求める学生たちを支援する運動が支連会(香港市民支援愛国民主運動連合会)を通し、香港大学や香港中文大学などの学生団体も協力してきた。

1
続き

民主派の道路占拠、予想外の長期化に焦りも

香港誌「前哨」編集長 劉達文氏に聞く(上)

 香港行政長官選挙の普通選挙改革をめぐり、制度の民主化を要求する学生ら民主派が幹線道路の占拠デモを50日以上続け、香港警察はバリケードの一部撤去を開始することで再び強制排除に乗り出し、混乱している。香港の現状や台湾の政局、中国政府の動向について香港月刊政治誌「前哨」の劉達文(リュウ・ダーウェン)編集長に聞いた。(聞き手・深川耕治、写真も)

1
続き

周永康氏、罪状認め親族免罪交渉か

 中国共産党規律検査委員会から汚職容疑で取り調べを受けている周永康・前政治局常務委員(71)は家族や親族に罪が及ばないことを条件に罪状を認め、党籍剥奪や懲役刑を受け入れる最終交渉段階に入った。香港政治月刊誌「前哨」の劉達文編集長が北京の確かな情報筋の話として本紙に明らかにした。(香港・深川耕治)

0
続き

暮らしにくくなる季節

地球だより

 「クリスマスまであと○○日です」。国民の気持ちを代弁するかのように、毎日夜のニュースの終わりにアナウンサーがうれしそうにカウントダウンを行う。もうすっかり慣れたが、9月ごろからカウントダウンが行われることに、最初はひどく違和感を感じたものだ。

0
続き

中国「法治」後のAPEC外交

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生

 中国では今秋、第18期中央委員会第4回総会(4中総)とアジア太平洋経済協力会議(APEC)という大きな二つの行事が続いた。4中総では、「法に基づく国家統治(法治)」が決まった。これまで中国は「人治」の伝統で、法律より指導者の意向が重視される傾向にあり、共産党独裁体制と一体となった人治統治への懐疑が国内外で強まっていた。

0
続き

鍵握る議会での攻防

「雨傘革命」下の香港  揺れる一国二制度の行方(4)

 香港の占拠デモは、警官隊の強制排除執行後も、散発的に続く可能性が高い。長期的な見通しとしては香港トップの梁振英行政長官(2012年7月から任期5年)が中央政府の判断で早期辞任し、中央政府が事実上擁立する候補者を当選させ、民主派の要求を若干受け入れる形で玉虫色の決着をつけるというシナリオが濃厚だ。

1
続き

軍事政権タイに急接近する中国

 中国南進の実態は何度も本紙で取り上げた経緯がある。鉄道のないラオスに南北を貫く高速鉄道の建設計画を持ち込んだり、ミャンマーのチャオピューに港湾を整備し、雲南省の昆明まで天然ガスと石油の2本のパイプラインを建設したりといった東南アジアのインフラ整備を請け負うことで、資源を手当てしたり中国製品を売りさばくマーケットへリンクさせながら2国間関係を強化するという政治、経済、安全保障が絡んだ「一石三鳥」の南進政策を中国は展開中だ。(池永達夫)

0
続き