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アジア・オセアニア rss

二桁増額続く中国国防予算

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生

 中国では、第12期全国人民代表大会(全人代)第3回会議が北京の人民大会堂で5日に開幕し、2015年度予算などが採決された。李克強首相による政府活動報告では14年の経済成長率目標7・5%は達成できないと認め、15年の成長率目標は7・0%に引き下げられた。が、その達成も決して容易ではない。

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タイ首相のパワハラ

地球だより

 タイ軍事政権のプラユット暫定首相(前タイ陸軍司令官)が記者の質問に対して頭に血が上り、つい殴りそうになったというエピソードを話し、物議を醸している。

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フィリピン南部でイスラム過激派との戦闘激化

 複数のイスラム勢力が拠点を置くフィリピン南部で、掃討作戦を行う国軍部隊と反政府イスラム過激派との戦闘が拡大。多数の死傷者が出ているほか、7万人の住人が避難を強いられるなどの混乱が広がっている。また新たなイスラム過激派の存在が確認されているほか、イスラム過激派アブサヤフとの戦闘も激化するなど、南部情勢は緊迫した状況を迎えている。(マニラ・福島純一)

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天に生まれ地に没する

地球だより

 ハノイ市の目抜き通りの一つで外国人バックパッカー向きの安宿も多いバーディン区ホアンホアタム通りを歩くと、驚愕(きょうがく)の風景が目に入る。何と路地内の電線という電線に、ハンガーでつるされた大量の中華風ソーセージ・ラプチョンがずらりとぶら下がって並んでいるのだ。

 それは路地そのものが、ソーセージ工場のような壮観さだ。

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中国全人代開幕、「新常態」へ現実路線

 中国の第12期全国人民代表大会(全人代=国会)第3回会議が5日、北京の人民大会堂で開幕し、経済成長率の目標引き下げや国防費増を発表した。民主化をめぐる大規模デモで揺れた香港については一国二制度の原則を改めて確認した一方、初めて中国憲法の順守を強調し、香港独立派を牽制(けんせい)している。(香港・深川耕治)

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離婚対策に腐心する中国共産党

 旧ソ連・東欧共産党政権がまだ勢いがあった時、彼らは、エイズ問題、同性愛問題、離婚、家庭の崩壊といった社会の“負の現象”は欧米資本主義社会特有の病と断言し、共産主義世界にはそれらの問題は存在しないと豪語してきたものだ。しかし、旧ソ連・東欧諸国の民主化後、それらの社会の負の現象は共産党政権下にも存在したことが暫時明らかになっていった。

 ところで、共産党一党独裁を続ける中国共産党政権が党を挙げ離婚対策に乗り出すということは、中国で離婚問題が国の命運を左右する深刻な社会問題であることを裏付けている。

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銃社会の恐ろしさ

地球だより

 先日、国内有数のリゾート地として日本でも知られているセブ島で、外国人観光客が犠牲となる悲惨な事件があり、改めて銃社会の怖さを実感した。

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ミャンマーで軍と武装少数民族の衝突拡大

 ミャンマー北東部シャン州コーカン地区で、2月9日に始まった国軍と少数民族コーカン族の武装勢力「ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)」との戦闘が拡大、半月で少なくとも約140人の死者を出した。今秋に迎える総選挙を前にミャンマー政府は、全少数民族武装勢力と和平交渉を進め全国停戦協定を目指しているが、逆にこれが反政府少数民族の強硬派をあぶり出す事態になっている。この軋轢(あつれき)が果たして少数民族武装勢力が政府に反旗を翻す最後のものとなるのか、嵐を予告する一陣の風であるのか予断を許さない状況が続く。(池永達夫、写真も)

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テトとお年玉

地球だより

 中国に春節があるように、ベトナムではテト(旧正月)がある。

 ベトナムでは毎年テトが近づくと、お寺にお参りする際のお賽銭(さいせん)や親族縁者の子供たちなどに配るお年玉などに使用するための新札の少額紙幣の需要が急増する。銀行は毎年、VIP客を引き止めるためのサービスとして、少額の新札紙幣を大量に用意している。わが国で年末に顧客に配るカレンダーサービスのような感覚だ。

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比ミンダナオ和平、再び混迷

 フィリピン南部マギンダナオ州で、警官44人が殺害された戦闘をめぐり、イスラム反政府組織、モロ・イスラム解放戦線(MILF)への不信が高まり、和平プロセスに急ブレーキがかかっている。さらに、イスラム勢力同士の戦闘が拡大し、数万人の住人が避難するなど、ミンダナオ和平は混沌(こんとん)とした状況に陥っている。(マニラ・福島純一)

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習主席が進める新軍事改革

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生

 中国では共産党中央委員会第3回全体会議(3中全会)の「公共安全体系の健全化」の決議を受けて中央国家安全委員会(国家安全委)が創設された。また、中央軍事委員会の下に「国防・軍隊建設改革領導小組」も設立された。習近平はそれぞれのトップの座に就き、権力集中を進める中で、国家の安全保障に関わる部門でも強大な権力を握ったことになる。

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漆が持つ文化的粘質

地球だより

 チャイナは磁器。ジャパンというと漆器だが、何も日本独自の工芸ではない。

 漆文化は台湾やタイ、ミャンマーでも見られる。

 とりわけ近代化の波に洗われないまま、古来のままの漆文化が現存するのがミャンマーだ。

 マンダレーの漆工房を見学した折、釈迦の誕生から涅槃(ねはん)に至るまでの仏教にまつわる多様で繊細な文様を、漆職人が下書きなしで彫り込んでいたのを思い起こす。

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中国、花火爆竹規制で大気汚染対策

 中国では春節(旧正月=今年は19日)期間に合わせ、農村部出身の出稼ぎ労働者(農民工)による「春運」と呼ばれる帰省ラッシュが始まり、ピークを迎えている。大気汚染が深刻化し、微小粒子状物質「PM2・5」を含むスモッグに覆われる日が多い北京や上海などの大都市部では、春節期間の花火や爆竹の煙が悪影響を及ぼすことを防止するため、規制措置が取られている。(香港・深川耕治)

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いいことずくめの季節

地球だより

 フィリピンでは昨年末から涼しい気候が続いている。外に出るだけで汗が吹き出す、サウナのような南国の暑さがすっかり影を潜め、まるで違う国に住んでいるかのような錯覚に陥る。

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タイ暫定首相きょう訪日

 タイ軍事政権のプラユット暫定首相が8日、日本を訪問する。昨年5月の軍事クーデター後、同暫定首相が訪日するのは初めてのことになる。日本政府が積極的にプラユット暫定首相の訪日に動いた背景には中国のタイ取り込みを牽制(けんせい)する狙いがある。(池永達夫)

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中国と香港カップルに異変

 香港と陸続きで隣接する中国広東省との人的交流が進み、香港人若年層の結婚観が変わりつつある。特に香港人女性で中国本土の男性と結婚するケースが30年間で約10倍増加。香港と中国本土の経済格差が縮むことで対等な立場での夫婦の在り方が一般的になり、新たな問題も浮上している。(香港・深川耕治、写真も)

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再来キングコブラ?

地球だより

 1月27日、世界遺産のタイ北部スコータイ歴史公園の事務所近くで体長約4㍍余のキングコブラが見つかり、警察から連絡を受けたボランティア団体職員が捕獲した。

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比政府とMILF、和平実現に暗雲も

 フィリピン南部を拠点とするイスラム反政府組織、モロ・イスラム解放戦線(MILF)と警察の特殊部隊が交戦し44人の警官が死亡した事件で、政府とMILFの和平交渉への影響が懸念されている。アキノ大統領は緊急演説を行い、和平実現の重要性を強調し、国民に理解を求めたが、国会議員の間でMILFへの不信が高まるなど、和平プロセスの遅延は避けられそうにない状況だ。(マニラ・福島純一)

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習主席の鉄腕統治 いずれ揺り戻しも

2015 世界はどう動く 識者に聞く(21)

評論家 石平氏(下)

 ――香港の雨傘革命をどう見るか。

 学生らの民主化運動そのものは成功したわけではないが、習近平が勝ったわけでもない。中国は鎮圧したからといって何か得たわけではない。むしろ、運動が起きた時点で中国は敗北している。

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中国が仕掛ける歴史戦 日米提唱の法的秩序に反撃

2015 世界はどう動く 識者に聞く(20)

評論家 石平氏(中)

 ――今年、戦後70年ということで、中国は「歴史戦」を仕掛けてくる?

 昨年、中国は日本との戦争に関わる二つの国家的記念日を決めた。一つは、9月3日の抗日戦争勝利記念日。もう一つは12月3日の南京大虐殺記念日を国家的追悼日に定めた。

 両方とも大々的なキャンペーンを展開し、式典に習近平主席自身が出席している

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中国の海洋大国化 米のリバランスで失敗も

2015 世界はどう動く 識者に聞く(19)

評論家 石平氏(上)

 ――中国は海洋国家に舵(かじ)を切ってきた。しかし、大陸国家が海洋国家に転じると破綻するという地政学的なテーゼからすると、中国の抱え込んだリスクは大きい。大陸国家が海洋国家へと転じて成功したのはローマと米国だけだ。

 中国の海洋国家建設は失敗に終わると思う。

 中国が海を狙うと、日米やアジア諸国も全部、敵にまわしてしまうことになる。

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空を飛ぶ灯籠リスク

地球だより

 タイ陰暦12月の満月の夜に灯籠(とうろう)を流して1年の罪を流すタイの伝統行事「ロイクラトーン」は有名だが、灯籠を川に流さず空に飛ばす「コムローイ」がタイ北部チェンマイならではのローカル行事として人気を博している。

 空を飛ぶコムローイの原理は、熱気球と同じでロウソクの炎でもって紙や布で作られた小さな気球の中の空気を暖め天空に飛ばす。

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行政長官と民主派、「香港独立」めぐり舌戦

 昨年9月から79日間続いた雨傘革命がようやく収束した香港では立法会(議会=70議席)で梁振英行政長官の施政方針演説を皮切りに香港独立論に対する舌戦が民主派と親中派の間で展開されている。親中派からは中央で審議中の国家安全法の香港適用を提唱する案も出ており、中国からの独立か隷属かとの急進論に親政府派は否定的な動きを見せるしかないスタンスだ。(香港・深川耕治)

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