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アジア・オセアニア rss

広がるソフトパワーで存在感増す台湾(下)

 ひと口にソフトパワーといっても一朝一夕になるものではない。独自のソフトパワー形成の背景には、当然、長い歴史の上に積み重ねられた伝統文化や国民的気質の存在が不可欠だ。東アジアの一角に位置する台湾もまた今、悠久なる歴史の中でソフトパワーを増幅させ、独自の発展と繁栄を遂げようとしている。そのソフトパワーの源を探ってみた。(湯朝 肇)

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拳銃社会

地球だより

 せんだってタイのカムロンウィット前首都圏警察長官が成田空港で拳銃所持により逮捕された。これに関しプラチン運輸相は、前長官の出国時にスワンナプーム空港の検査では手荷物から拳銃は見つかっていなかったと説明した。

 なお前長官が捕まったのは、入国時ではなく入国して数日後に帰国しようとして成田国際空港で手荷物から拳銃と実弾が見つかったからだ。

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比ミンダナオ和平、武装解除開始も前途多難

 このほどミンダナオ島を拠点に、長年にわたって反政府活動を続けてきた国内最大のイスラム武装勢力、モロ・イスラム解放戦線(MILF)が、フィリピン政府との包括和平合意に基づき武装解除を行った。しかし、和平プロセスの最終段階となるイスラム自治政府の設立に必要なバンサモロ基本法案の審議が遅れており、残り約1年となっているアキノ政権での和平達成を危ぶむ見方も出始めている。(マニラ・福島純一)

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広がるソフトパワーで存在感増す台湾(上)

 近年、東アジアの中で台湾の存在感が急上昇している。もちろん、中国での一国二制度という制約はあるものの、経済指標で見ても、国民一人あたりのGDP(国内総生産)はアジアでは6位、外貨準備高は世界で5位(2014年)。これまで西欧的価値観のもとで培われた自由主義的思考は今後も変わることがない。それどころか台湾は今、独自の歴史発展の下、東アジアの一角を占めるべく、デザインや映画、芸術などのソフトパワーの分野で力を伸ばし、その影響圏を広げている。(湯朝 肇)

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恐怖の血のスープ

地球だより

 それぞれの国に根差した伝統的な食文化は、他国から見ると実に異様なものであったりする。わが国の海苔(のり)や納豆にしても、前者の黒い色や後者の匂いに閉口する外国人は少なくない。

 ベトナムだとさしずめ「豚の血スープ」だろう。これは豚の血に軟骨やホルモンを入れてゼリー状にし、ピーナツや香草と合わせたもの。特に北部では、好んで食べられ酒の肴(さかな)には定番となっている。

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選挙改革案を否決した香港 親中派と民主派の対立激化へ

 2017年の香港行政長官選挙をめぐる普通選挙改革法案の採決が18日、香港立法会(議会=70)で行われ、民主派議員らの反対で否決され、廃案となった。昨秋の「雨傘革命」と呼ばれる民主化デモ以来、選挙改革法案の否決による親中派と民主派の対立はさらに先鋭化しかねず、台湾統一のために一国二制度を導入させたい中国は、来年1月の台湾総統選挙への影響を警戒している。(香港・深川耕治)

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中国の南沙軍事拠点化問題

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生

 5月には中国の軍事動向に関する米国防総省の年次報告書(米レポート)や中国政府の「中国の軍事戦略」(国防白書)など重要資料が続けて公表された。

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親中反共二極化で迷走続く香港

 中国本土への依存を深める香港政府は、昨年8月末に中央政府が決定した普通選挙に向けた政治体制改革案を、17日に立法会(議会=70議席)で審議入りさせるが、早ければ18日に否決される公算が大きい。法案可決を支持する親中派や親政府派と、「ニセの普通選挙だ」と反対する民主派の溝は埋まらず、香港社会は二極化による対立が鮮明になっている。(香港・深川耕治)

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周氏無期判決、反腐敗に名を借りた権力闘争

 小役人だけでなく、大物政治家の汚職も許さないという意味の「トラもハエもたたく」とのスローガンを掲げた中国の習近平政権にとって、最高意思決定機関である共産党中央政治局常務委員会のメンバーだった周永康氏の裁判こそは、“反腐敗ショー”の最大の見せ場になるはずだった。

 1949年の建国以来、常務委員経験者が初めて汚職で有罪判決を受けたのだ。

習政権には不本意な結果

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注目集める「水しぶき兄弟」

地球だより

 シンガポールで開催中の東南アジア競技大会で、フィリピンの「スプラッシュブラザーズ」が注目を集めている。なんだかカッコいい響きだが、実は皮肉が込められた呼び名で、フィリピン国民としてはあまりうれしくないようだ。

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タイで日中が高速鉄道争奪戦

 太田昭宏国土交通相は先月下旬、訪日したタイのプラジン運輸相と会談し、タイが計画する高速鉄道に日本の新幹線技術の導入を前提に、共同で事業調査する覚書を締結した。6年前から高速鉄道計画を始動させているタイ政府は、半世紀もの間、大きな事故もなく運営している日本の新幹線技術に高い関心を寄せてきたが、具体的に新幹線を明示した覚書は初めてとなる。これでタイの高速鉄道計画に日本同様、関心を持ってきた中国に対し一歩、先んじた格好だが、インフラ整備でアジアを大きく取り込もうとしている一帯一路計画をてこに巻き返しを図る中国の動きに目が離せない。(池永達夫)

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ベトナムで人気のカプセルホテル

地球だより

 カプセルホテルというと日本だけの特殊宿泊施設と思われがちだが、今では香港でもおなじみとなっている。寝室を極限にまで縮めたカプセルホテルは、地価の高い香港でも簡易ホテルとして市民権を得た。  さらに近年、ベトナムの商都ホーチミン市でもカプセルホテルがお目見えし、バックパッカーなどで結構、繁盛している。

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訪日したアキノ比大統領、安保分野での連携強化に期待

 フィリピンのアキノ大統領が国賓として日本を訪問し、天皇、皇后両陛下との懇談や参院本会議場での演説、安倍晋三首相との首脳会談などを行った。アキノ大統領は、一貫して南シナ海で岩礁の埋め立てなどで、実効支配の拡大を進める中国が国際的な脅威であると訴え、日本と軍事的な同盟関係を強化したい考えを強調した。(マニラ・福島純一)

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「天安門」26年、強まる抑圧 共産党権力といかに闘うか

 中国で学生らの民主化運動を武力弾圧した天安門事件から4日で26年。共産党・政府は民主化要求を「暴乱」とした評価を変えない上、言論の自由など憲法に明記された市民の権利要求に対する抑圧を強めており、「天安門事件以降で最悪の引き締め」(人権派弁護士)と言われる。共産党の権力にどう働き掛け、市民の声が反映される社会を実現していくか-。中国の改革と進歩を求める人権・民主派は今、習近平国家主席による集権体制の下で岐路に立たされている。

 ◇市民権利を要求

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失敗の轍を踏む

地球だより

 ベトナム最大の商都ホーチミン市では、大通りの路面にできた「轍(わだち)」が原因の交通事故が多発して社会問題になっている。舗装道路に轍ができることがいかにもベトナムらしいところだが、過積載トラックの連続的走行やシャワーのような雨期のスコールによる道路の傷み、何よりアスファルトを溶かす炎熱の南国風土などいろいろ要因はあるようだ。

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中南米の新貿易ルート狙う中国

 昨年7月の習近平国家主席歴訪に続き、中国の李克強首相は18日から26日まで中南米4カ国を訪問し、インフラ投資で関係を強化して浸透を図っている。キューバとの国交回復交渉を進める米国が中南米で拡大する親中路線を親米に引き戻そうとする米中争奪戦に乗じ、「米国の裏庭」と呼ばれる中南米各国は両天秤(てんびん)外交でインフラ整備と資源開発による巨額投資を引き出そうと外資獲得に重点を置いている。(香港・深川耕治)

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フィリピンで大地震への危機感高まる

地球だより

 このところフィリピンで再び大地震への懸念が高まっている、先日ネパールで起きた大地震に刺激されたようで、急に政府が地震対策を呼び掛け始めた。

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日韓トンネル 多大な利点 「推進鳥取大会」400人参加

 日韓国交正常化50周年を記念した「日韓トンネル推進鳥取結成4周年大会」(主催・日韓トンネル推進鳥取県民会議)が24日午後、鳥取市の鳥取市文化ホール大ホールで開催され、地元の県会議員、市会議員、町会議員、企業経営者、有識者など400人が参加した。

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クーデターから1年 タイ軍政、国民投票で大幅延命も

 タイ軍事政権のプラユット首相(前タイ陸軍司令官)は19日、憲法起草委員会の最終憲法案を国民投票にかける意向を明らかにした。これで当初、今年9月にも新憲法を制定するとの暫定政府のもくろみは破綻し、総選挙は早くて来年8月以降となる見込みだ。さらに、国民投票で新憲法が否決されると、さらに総選挙は延長を余儀なくさせられる。22日でクーデターから1年が過ぎた。タイの治安は回復したけれど、国家を二分するタクシン派と反タクシン派の間に横たわる溝は、深まりこそすれ埋まる見込みはない。(池永達夫)

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台日往来過去最高 観光から体験型訪問へ

台湾特集

 台日往来数が昨年、460万人を超え過去最高を記録した。旅行者の増加に伴って航空便も増え、今年中に週500便を超えると予想されるなど、台日間の交流は確実に深まっている。  台湾の交通部統計によると、昨年訪日した台湾旅行者は297万人、訪台した日本人旅行者は163万人となり、いずれも過去最高を記録した。

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阿里山・黒部、集集・いすみ、平渓・江ノ電 鉄道イベントが盛況

台湾特集

 台湾と日本の鉄道共通チケット交換など共同企画が今年も盛んに行われている。

 台湾の阿里山森林鉄道と黒部峡谷鉄道の使用済み乗車券の無料乗車券交換が今年も継続して行われることになった。

 阿里山森林鉄道は嘉義-奮起湖、黒部渓谷鉄道は宇奈月-欅平の使用済み往復チケットでそれぞれの乗車券に交換できる。事前予約が必要で、ウェブサイトから書式をダウンロードして、メールかファクスで申し込む。

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台日関係の継続発展を期待

台湾特集

台北駐日経済文化代表処 沈斯淳代表

 馬英九総統は、2008年に総統に初当選し、2012年に再選され、この5月20日、2期8年間の任期の最後の1年に入りました。この間、台湾社会はますます成熟し、政府が取り組んできた政策も実を結びつつあります。

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「中国には十分な空間がある」

 中国習近平国家主席は17日、訪中のケリー米国務長官に、「太平洋には米国と中国2カ国を受け入れるのに十分な空間がある」と述べ、南シナ海を含むアジア地域の覇権を米国と分かち合う2大国構想を表明したという。

 習近平主席の発言を読んで、「太平洋は確かに広大だが、中国も10億人以上の国民を養うことができる広大な領土を有している」と思い出し、習主席の発言に倣って、「中国には十分な空間がある」というキャッチフレーズが浮かび上ってきた。

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