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アジア・オセアニア rss

台湾情勢 日本は関係強化の法制定を

 米国が中国の台湾侵攻に警戒を強めている。米国の同盟国で台湾と地理的に近い日本は、米台との連携を強化して有事に備える必要がある。

 米軍司令官「有事近い」

 中国の習近平国家主席は2019年1月、台湾政策を武力解放から平和統一に転換した「台湾同胞に告げる書」の発表40周年を記念して演説し、「武力使用を放棄することは承諾できない」と明言した。

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なぜか台湾を安住の地に選んだ海兵 樋口 勝見

【連載】台湾で祀られる日本人先覚者(13)

 「海角七号―君想う、国境の南」という台湾映画がある。2008年8月に台湾で、翌年12月に日本でも公開された。日本が台湾を統治していた頃の切ない恋愛物語で、史上空前の大ヒットとなり、これを見ると「海角七号症候群」と呼ばれる中毒症状が出るという噂(うわさ)が広まるほど、台湾で社会現象を巻き起こした。

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ミャンマー騒乱、落としどころは早期再選挙

《 記 者 の 視 点 》

 タイには約100万人以上のミャンマー人が就労しているとされる。

 バンコク支局時代にも、タイで多くのミャンマー人を目にした。何人かは友達付き合いもした。

 その一人が支局に電話をかけてきたことがある。

 故郷のシャン州に住む家族が村ごと国軍の襲撃を受け、山に逃げ込み安否が分からなくなったというのだ。いつも冷静沈着な男が落ち着きがなくなっていた。

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接種でも「割り込み」横行ーフィリピンから

 ようやく新型コロナウイルス用のワクチン接種が開始されたフィリピンだが、優先順位を無視して接種を受ける人々が相次ぎ、波紋を呼んでいる。

 政府のガイドラインでは最前線の医療従事者から接種を開始する手筈(てはず)だったが、地方の首長たちが真っ先に接種を受けるケースが多発。政府から説明を求められた首長の1人は、ワクチンの安全性を示し接種を促すために受けたと弁明した。

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ミャンマー 平和的なデモへの弾圧許すな

 ミャンマーでは国軍記念日の27日、治安部隊が2月のクーデターに抗議するデモ隊に発砲して100人以上が死亡した。平和的なデモに参加する国民を虐殺することは許されない。

 国際的な批判が強まる

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名前は「鮭魚」で寿司食いねぇー台湾から

 日本では恥をかくことを「名を汚す」と表現する。「家名」などというやや古めかしい言葉もある。「名前」というものを尊重し、大切にしていることの表れだろう。

 先日、台湾では改名をめぐる社会問題が起きた。発端は、台湾に進出している日本の回転寿司チェーン店のキャンペーンである。いくつかの割引条件の中に「名前に鮭魚(サーモン)の文字が入っている人は同行者も含めて無料」というのがあった。

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中国の台湾パイン輸入禁止、依存逆手に経済的恫喝

 台湾の農業委員会(農水省)は2月26日、記者会見を開き、中国が台湾産パイナップルを3月1日から輸入禁止にすると通告してきたことを明らかにした。しかし、その理由には全く説得力がない。中国は輸出入先を中国に依存している品目を逆手に取って経済的恫喝(どうかつ)を繰り返している。(台北・早川友久)

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食用昆虫国際市場デビューーベトナムから

 東京・渋谷のパルコに昆虫食レストランが出店して、話題になったことがある。ベトナムの首都ハノイ市ダイラー通りには、もっと古い人気の昆虫食レストランが存在する。

 メニューは、日本人にもなじみのあるイナゴから、ムカデやサソリ、ヤモリといった強精剤まがいのものまで多種多様だ。

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フィリピン、再びコロナ感染が急増

 フィリピンではマニラ首都圏を中心に再び新型コロナウイルスの感染者が急増し、政府が改めて厳しい外出規制を導入するなど対策に追われている。財政的な理由から昨年のような厳格なロックダウン(都市封鎖)は避けたい政府だが、感染が減少に転じない場合は再ロックダウンも辞さない構えだ。(マニラ・福島純一)

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北マレーシア断交、犯罪拠点を一掃する契機に

 北朝鮮外務省が声明でマレーシアとの外交関係を断絶すると発表した。北朝鮮のための違法なマネーロンダリング(資金洗浄)などに関わった疑いでマレーシアに在住する北朝鮮出身の50代の男が現地当局に拘束・起訴されていたが、その身柄が米連邦捜査局(FBI)の要請に応じて米国に引き渡された。断交はこれに反発したものだ。  東南アジアには北朝鮮の犯罪拠点が多数あり問題視されてきた。これを機に一掃されることを願う。

 制裁回避摘発に反発

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女性たちの抗議行動ーネパールから

 ネパールでは女性への暴行事件がデモに発展している。下校途中だった生徒バギラティ・バッタさんが行方不明になった翌日、自宅がある西部バイタディ郡の村に近い渓谷で遺体で発見された事件を発端としたものだ。

 事件があったのは2月4日だが、同12日に首都カトマンズで葬列を模した数百人規模の抗議デモが行われた。女性の社会的地位が低い歴史の中で近年、性的暴行事件の増加が注目を集めたことが背景にある。

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阿里山森林開発のパイオニア、河合 鈰太郎

【連載】台湾で祀られる日本人先覚者(12)

 台湾の中央部にある玉山は、富士山を超える3952メートルもの高さを誇る。かつて、この山は「新高山」と呼ばれた。日本による台湾統治が始まって間もなく測量を実施したところ「富士山よりも高い日本最高峰の新しい山」であることが分かり、明治天皇によって、こう命名された。

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足並みそろわぬ旅行規制ーフィリピンから

 コロナ禍で海外観光客が見込めないフィリピンでは、国内旅行を活性化させて経済を回そうという試みが行われている。その一環として政府は、州をまたぐ旅行に必須だったPCR検査や許可証を全国的に撤廃すると発表した。

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国際河川メコン、渇水の危機

 ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムなど流域4カ国で構成する国際機関メコン川委員会(MRC)は2月12日、「メコン川の水位が懸念されるレベルにまで低下している」と警告を発し、その原因を「中国雲南省の水力発電だ」と告発した。MRCが中国を名指しで批判したのは初めてのことだ。 (池永達夫)

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「赤と黄」の通過儀礼ータイから

 タイ人の誇りの一つは、近隣国が西洋諸国の植民地となった時代にも独立を維持してきた歴史にある。それが可能になったのは、インドシナを植民地にしたフランスとインドを植民地にした英国に対し、中立の中間線が必要と説いたタイの交渉術の巧みさだけではなかった。

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フィリピン大統領、全国的規制緩和却下

 フィリピンではコロナ禍で高い失業率が続くなど早期の経済復興が期待されているが、感染対策の移動制限などが足かせとなり経済回復とは程遠い状況が続いている。政府内では全土を対象に規制緩和を行い、観光などを促進し経済復興に弾みを付ける案も出ているが、ワクチンの普及にこだわるドゥテルテ大統領はこの提案を却下した。 (マニラ・福島純一)

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英製インド産ワクチンは救世主ーネパールから

 ネパールでは、2008年に王政が廃止されたが、昨年末から特に王政復古のデモが広がっており、このデモの直接的原因は「政府のコロナ対策の失敗」であると地元有力紙は分析している。

 たとえ王政復古で国王がコロナ禍の救世主として立てられたからといって、国家の問題がたちまち全て解決するものではないと思うが、国民の間で現政府に対しての不満が募っているのは確かである。

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米の台湾支持の姿勢は変わらず

財団法人李登輝基金会顧問 早川 友久

 台湾でも昨年12月の米国大統領選挙には大きな関心が寄せられていた。同盟国である日本が注視するのと同様、あるいはそれ以上に、台湾もまた米国の国内法である「台湾関係法」によって実質的に防衛を米国に寄与している部分が大きいからだ。  しかし、結果として民主党のバイデン大統領が誕生し、台湾では失望や不安が広がった。過去4年間のトランプ政権は、米台双方の高官の訪問を促進する「台湾旅行法」や、台湾への武器売却の常態化や台湾の国際組織への参加の支持を米政府に促す「台湾保証法」を成立させた。1979年の米台断交以来、これほどまでに米台関係が緊密な時期はなかっただけに、トランプ氏の続投を期待した台湾人が多かったのが事実だからだ。

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インド氷河崩壊 現実となった突発洪水の教訓

 インド北部ウッタラカンド州のガンジス川上流部の支流で発生した洪水をもたらした氷河崩壊は、水源のあるヒマラヤ山脈周辺の氷河に対する地球温暖化の影響によるものとの見方が有力だ。

 気候変動がもたらす自然災害は年々深刻の度を増しており、脱炭素化など温暖化対策の取り組みは急務の課題だ。

縮小ペースが速まる

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謎多き明治初期の軍人「吉原元帥」こと吉原小造

【連載】台湾で祀られる日本人先覚者(11)

 台湾が世界史の中に組み込まれたのは16世紀中頃のことである。ポルトガルの船が台湾近海を航海中、船員が緑溢(あふ)れる台湾島を発見し、あまりの美しさに「イラ・フォルモサ」と叫んだと言われている。ポルトガル語で「麗しい島」という意味である。以来、「フォルモサ」は台湾の別称として定着していった。

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寂しい旧正月行事の中止ーフィリピンから

 フィリピンのマニラ市には世界最古と言われる中華街が今も存在し、中華系フィリピン人も多く住んでいて異国情緒を感じる街並みは人気の観光スポットだ。

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「自由で」戦略に不都合な 東南アジアの反自由・強権化

 ミャンマーの劇的な政変は、この国の民主化時計を午前零時に戻してしまうのか。膨張中国と日米豪印の「自由で開かれたインド太平洋」戦略の間で、東南アジア諸国連合(ASEAN)の国々がどちら寄りになるかは、大きなカギとなる。

 だがミャンマー以外でも、地域には中国類似型の強権化・自由抑圧傾向が増している。その一例が反政府派を吸い込む“ブラックホール”。タイをハブとした近隣諸国での「強制的失踪」事件だ。

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ミャンマー 国軍の民主化潰しを憂う

 ミャンマーでクーデターが起き、国軍が政権を奪った。

 国軍は、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相ら政府・与党幹部を拘束した上で、1年間の非常事態宣言を全土に発令し、国家の全権を握った。2011年3月に民政移管されたミャンマーの民主化は、10年足らずで軍靴で踏み潰(つぶ)された格好となった。国軍の暴挙を憂う。

選挙結果覆すクーデター

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