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アジア・オセアニア rss

部下たちの命を救った警部、廣枝音右衛門

【連載】台湾で祀られる日本人先覚者(10)

 緑深い原生林に覆われた台湾苗栗県にある標高491メートルの獅頭山は、台湾仏教の聖地として有名である。「獅頭」という名前は、その山頂が獅子(しし)の鬣(たてがみ)に似ていることから命名されたらしい。そこには大小幾つもの寺院が点在している。この中の一つ「勧化堂」に廣枝音右衛門という日本人警部の霊が祀(まつ)られていることはあまり知られていない。

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季節感を取り戻した新年ーフィリピンから

 フィリピンの新年は、悪霊を追い払うため派手な花火や爆竹の爆音とともに迎える風習がある。しかし今年は、感染対策により多くの自治体が花火禁止を打ち出した。今回はさぞかし静かな異例の年越しになると思っていたが、実際のところは違った。大晦日(みそか)に午前0時が近づくと例年ほどではないが派手に花火を打ち上げる連中や、クラクションを鳴らしながら走り回るバイクなど、それなりに賑(にぎ)やかさが戻った感じだった。

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コロナ禍で広がる教育格差-フィリピンから

 コロナ禍で通学する子供たちの声が地域から消えて久しい。年末、厳格なロックダウン(都市封鎖)こそ解除されたが原則的に18歳以下の未成年者は外出禁止だ。学校も3月からずっと閉鎖している。

 全国でインターネットを使った遠隔授業が昨年10月から開始されたが、フィリピンはアジア有数のネット後進国。電波を捕まえるために、生徒や教師が屋根や木に登ることを強いられる地域もある。特に低学年の場合、保護者がつきっきりで授業を手伝うことも必要で、家庭側の負担も大きい。

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20年の世界 コロナ禍への反省なき中国

 2020年は、中国・武漢発の新型コロナウイルスが猛威を振るった一年だった。全世界で8000万人以上が感染し、約180万人が死亡。経済にも大打撃を与えた。

 一方、中国はコロナ禍の中でも香港への統制を強化し、覇権への野心をむき出しにした海洋進出を一層強めるなど、その脅威を増大させた。

 香港への統制を強化

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米次期政権の外交と東アジア 日韓リモート座談会

 陳 米大統領選挙で民主党のバイデン元副大統領が選出される状況について日本はどう見ているか。

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観光鎖国でサバイバルータイから

 タイは新型コロナウイルス封印に成功したかに見えていた。だが最近、感染者急増の趨勢(すうせい)にある。年間4000万人近くが訪問し、7兆円ほどの観光収入をはじき出すタイの観光産業の苦しみは、まだまだ先が見えない状況だ。

 本来、雨季明けの11月、12月はかき入れ時だ。この季節は日本の初秋のような過ごしやすさで、欧米や近隣諸国からもどっと旅行者が訪れたものだ。

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フィリピン 警官の親子射殺に猛批判

 フィリピンのルソン島で現役の警官が、隣人の親子を射殺する残忍な事件が発生し人々の怒りを呼んでいる。被害者の家族が事件の一部始終を記録したビデオはネット上でまたたく間に拡散され、警官への迅速な処罰を求める声も強まっている。後を絶たない警官による不祥事は、警察の身内に甘い不処罰の蔓延(まんえん)が招いているとの批判も出ている。 (マニラ・福島純一)

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目的と手段の交差の終着点ーネパールから

 先日、ネパール人の友人から連絡先を聞いたのか、沖縄在住のネパール人女性から連絡があった。その女性が言うには、留学ビザで日本に滞在していたが、留学ビザの延長ができなかったので、他のビザへの切り替えをしたいが、どのような方法があるかという。

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「中国は祖国を返せ」 人権侵害に抗議のデモ 都内

 国連総会での世界人権宣言の採択から72年を前に、中国当局による人権問題の解決を訴えるデモが5日、東京・浅草で行われ、チベット、ウイグル、南(内)モンゴル、香港、民主化を目指す中国人などの人々が約100人集った。

 小雨の降る中、花川戸公園を出発した一行は、浅草寺雷門前など浅草一帯を練り歩き、「中国は祖国を返せ」と声を上げた。

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台湾教育界の礎作りに命を懸けた「六氏先生」

【連載】台湾で祀られる日本人先覚者(9)

 台北市郊外の士林区に、たくさんの木々に覆われた小高い丘がある。MRT(台北捷運(しょううん))淡水線芝山駅から歩いて15分ほどであろうか。

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コロナ禍でクリスマス縮小ーフィリピンから

 フィリピンといえば9月から始まる世界最長のクリスマスシーズンで有名だが、今年はコロナ禍によって前代未聞の静かなクリスマスとなっている。

 マニラ首都圏マカティ市の金融街では、公園にお洒落(しゃれ)なイルミネーションが毎年点灯され、インスタ映えスポットとして人気を集めていたが、今年はコロナ禍により中止に追い込まれた。

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ミャンマー 日米は民主化を強く促せ

 上下両院(定数計664)の議席を争ったミャンマーの総選挙で、アウン・サン・スー・チー国家顧問の与党・国民民主連盟(NLD)が、改選476議席のうち396議席を獲得する地滑り的勝利を果たした。

 スー・チー政権2期目へ

 総選挙は軍人枠166議席と治安上の理由で投票を見送った22議席を除いて行われ、最大野党で国軍系の連邦団結発展党(USDP)は33議席にとどまった。スー・チー政権は2期目に入った。

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教皇、ウイグル問題で初の非難 著書で中国の宗教弾圧に

 ローマからの報道によると、カトリック教会のフランシスコ・ローマ教皇が来月1日に出版予定の著書の中で、初めて中国・新疆ウイグル自治区の少数民族ウイグル族のイスラム教徒に対する中国政府による弾圧を非難した。これまでキリスト教徒を標的とするイスラム過激派のテロ攻撃を非難したことはあったが、今回はイスラム教徒の迫害に具体的に言及した形だ。

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「モンゴル人の母語奪うな!」 王毅外相来日でモンゴル族らデモ

 中国の内モンゴル自治区で今年9月から始まった、教育を中国語中心に切り替える当局の政策に抗議するデモ(主催=在日モンゴル人有志連合)が24日、東京・永田町の国会議事堂前で行われ、在日モンゴル人らが漢化教育政策の撤回などを訴えた。

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ウイグル人への人権弾圧は他人事ではない

■ウイグル人の苦しみ

 中国共産党は東トルキスタンをウイグル人から奪った。中国内のウイグル人は中国共産党の人権弾圧で苦しみ、生きるために外国へ脱出する。日本は脱出先の一つ。日本に脱出した在日ウイグル人には安寧の日は訪れず、中国共産党のスパイになることを強要される。

ウイグル族への弾圧、在日に波及 故郷の家族人質に情報要求https://www.tokyo-np.co.jp/article/69860

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自粛・忍耐のダサイン祭ーネパールから

 最も有名なヒンズー教徒の祭典の一つ、ダサイン・フェスティバルが10月17~26日にあった。毎年ヒンズー暦により日は変わるが、秋に10日間かけて世界中のヒンズー教徒がこの祭典を祝う。

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香港 親中派一色になる立法会

 香港の民主化運動が最大の危機に直面している。中国の習近平指導部の方針を受け、立法会(議会70議席)から民主派4議員が資格剥奪され、別の15人も抗議のために辞表を提出。来年9月の立法会選挙では「愛国」の有無を条件に立候補の段階から排除される可能性が濃厚となり、民主派は立候補資格が最大の難関となっている。 (深川耕治)

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モンゴル語保護国際会議 中国の「人権侵害許されない」

  中国・内モンゴル自治区における教育の漢語化政策に反対するモンゴル人らによる国際会議が19日、衆院第1議員会館で行われ、内モンゴル出身者らが実情を訴えた。

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香港民主派排除「深刻な懸念」、米英加豪NZの5外相が共同声明

 香港政府が中国政府の方針を受け民主派議員4人の資格を剥奪したことをめぐり、米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド5カ国の外相は18日、共同声明を発表し、「深刻な懸念」を表明。「香港の高度な自治や権利、自由をさらに損なうものだ」として、資格が剥奪された議員を直ちに復職させるよう求めた。

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漢化教育の撤回求める、在日モンゴル族らデモ 東京・池袋

 中国の内モンゴル自治区で今年9月から始まった、教育を中国語中心に切り替える当局の政策に抗議するため、日本に住むモンゴル族らが15日、東京・池袋でデモ行進を行った。

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ポストコロナ時代への貢献

【寄稿】中華民国(台湾)衛生福利部長 陳時中

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蔡総統の「バトル・オブ・タイワン」演説

平成国際大学教授 浅野 和生

 10月10日、例年のごとく、台湾の蔡英文総統は中華民国の双十国慶節で国民にメッセージを発したが、今年の蔡英文演説は、「バトル・オブ・タイワン(Battle of Taiwan)」の呼び掛けとして歴史に刻まれるかもしれない。

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身命を賭して集落を守った飛行兵 杉浦 茂峰

【連載】台湾で祀られる日本人先覚者(8)

 台湾西南部にある台南市には、数多くの寺廟(びょう)や史跡が点在している。17世紀に台湾にやって来たオランダは、ここに根拠地を設け、続いて、オランダを駆逐した鄭成功(ていせいこう)一族、さらに清朝による制圧後も、台湾の政治、行政、経済の中枢として栄えた。古都の風情が漂うことから「台湾の京都」とも称される。

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