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米国の分断 第2部 反米・容共の風潮 rss

若者の歪んだ歴史観、政治の方向性誤らせる恐れ

 「ばかげている、ばかげている」。共産主義の残虐な歴史を後世に伝える活動を行う米非営利組織「共産主義犠牲者追悼財団」のマリオン・スミス事務局長は、本紙のインタビューの最中、険しい表情でこの言葉を何度も繰り返した。

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甦るマルクスの亡霊、ミスリードするメディア

 この2年間で新会員を一気に増やし、影響力を拡大させている左翼政治団体「アメリカ民主社会主義者」(DSA)。そのオレゴン州ポートランド支部で共同議長を務める女性が今月初め、ツイッターにこんな書き込みをした。

 「DSA支部の共同議長として、はっきりさせたいことがある。共産主義は素晴らしい、ということだ」

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左翼政治団体の躍進、社会主義に惹かれる若者

 2016年の米大統領選以降、急速に勢力を拡大している政治団体がある。「アメリカ民主社会主義者」(DSA)という米国の社会主義化を目指す左翼団体だ。米メディアによると、5000人程度だった会員数は、トランプ大統領の当選を境に急増し、今では4万人を突破。全米最大の社会主義団体となった。

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被害者意識を超えて、黒人の成功物語に焦点を

 「私は今も昔もラディカル(急進論者)だ」。米バージニア州にあるジョージ・メイソン大学の研究室で本紙のインタビューに応じた黒人のウォルター・ウィリアムズ特別教授は、笑いながらこう語った。身長が2㍍近くあるためか、とても82歳には見えない。

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警察は黒人の脅威か、放置される「不都合な真実」

 黒人が警官に射殺された事件をきっかけに全米に吹き荒れた反警察運動「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)」(BLM)。この運動により、人種的偏見を持つ白人警官が罪なき黒人を次々に殺している、そんな印象が広まり、人種間の対立を深刻化させた。ナショナル・フットボールリーグ(NFL)のスター選手が国歌斉唱時に「片膝抗議」を始めたのも、こうした流れからだ。

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「忠誠の誓い」を拒否、国家に反抗「かっこいい」

 米バージニア州のセンタービル高校で教師の怒号が響いたのは、昨年11月のことだった。

 「ここはNFL(ナショナル・フットボールリーグ)ではない!」

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米国の分断 NFL選手の「片膝抗議」

 愛国心が強く、政治的には反共、そんな米国人のイメージを覆す現象が、特に若い世代の間で相次いでいる。米国が米国らしからぬ国に変わりつつあることを象徴する社会の分断の事例を報告する。(編集委員・早川俊行)

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