’14衆院選 注目区を行く
神奈川4区 瀬戸際、浅尾を攻める自民
’14衆院選 注目区を行く(5)
横浜市と鎌倉市にまたがるJR大船駅。リニューアルされたモダンな駅舎と、駅前に広がる雑多な商店街や狭い路地が対照的な姿を見せる。日の暮れた同駅笠間口で街頭演説する前みんなの党代表、浅尾慶一郎の前を、足早に人々が通り過ぎていく。

群馬5区 ひたすら「お詫び」の小渕
’14衆院選 注目区を行く(4)
観劇や顔写真付きワインの配布などで関連政治団体の不明朗な収支が発覚し経済産業大臣を辞任した自民党の小渕優子が出馬する選挙区。すでに当選5回だが、「一から出直す」として、初出馬のような“どぶ板”選挙運動を展開している。
派手な街頭演説はしない。大規模集会も一切開かない。小まめに短時間の拠点遊説をし、ひたすら頭を下げての「お詫び」行脚だ。

北海道1区 新党大地の変節で自・民 伯仲
’14衆院選 注目区を行く(3)
「ちょうど2年前の衆院選では、この1区で自民党はついに民主党の牙城を切り崩しました。市民は新しい風を求めたのです。皆さん、この流れを変えるわけにはいきません」。公示日の2日、自民党公認の船橋は札幌市内の中心街・大通公園で第一声を発した。

東京12区 「太田優位」脅かす田母神
’14衆院選 注目区を行く(2)
自公連立の象徴的な選挙区とされるのが東京12区だ。現国土交通相の太田昭宏は公明党代表も務めた同党の“ドン”だ。前回、太田は11万票余を獲得して圧勝し、他を寄せ付けない貫禄を見せた。2003年の衆院選以降、自民党は自前候補を立てず、今回も太田を推薦。民主党も前回に引き続き候補擁立を見送った。与野党第1党の候補不在の選挙区でもある。

沖縄1区 問われる自公の絆の力
’14衆院選 注目区を行く(1)
「経済振興で豊かな沖縄を!」「新基地を絶対につくらせない!」
公示日以降、那覇市内では選挙カーからウグイス嬢の大きな声が流れる。
沖縄県は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設が最大の争点となった県知事選で移設反対の翁長雄志が当選、それからわずか2週間余で衆院選に突入した。
