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  • 米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国
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  • JAXA宇宙探査計画
  • 2015/12/24
  • 沖縄 rss

    全戦没者20万人の起源、誤謬を重ね死者増やす

     1946年1月15日、アメリカ海軍軍政府は沖縄本島の人口調査結果を発表した。32万6625人であった。沖縄諮詢(しじゅん)会は44年2月の沖縄本島の人口49万2128人から46年1月の本島人口を差し引いた16万5503人を全住民戦没者数と推定した。

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    2紙に40ページの戦死者広告 杜撰な名簿、生存者の名も

     つい先日の3月11日、筆者は沖縄県議会に陳情書を提出した。その内容は、「平和の礎(いしじ)」の発想は筆者の“沖縄戦メモリアル”の完全盗作であり、強奪されたものであること。さらに今、平和の礎に刻まれている県民の死者名は沖縄戦と関係ない自然死がほとんどであることを挙げた。これは詐欺であり、犯罪で、もう一度初めからやり直すべきだ、との陳情だ。オール沖縄の議員団に支配されている県議会はどう対応するのか。陳情書の件について詳しく検討しよう。

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    繰り返された県民投票、愚民迎合より悪質な詐欺

     「反戦政治家・大田昌秀氏の正体」と表紙を飾るセンセーショナルな特集記事が出た。ほかでもない、1996年10月号の「文藝春秋」だ。取材班は作家の真神博氏の下、当時、朝日新聞をはじめとする中央のマスコミが大田昌秀知事を熱に浮かされたように賛辞を呈し、虚像が増幅されたことを痛烈に批判した。

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    全て並列表記の『新沖縄戦』、理解不能な林博史氏の説明

     筆者はここまで、自分の体験を基に、琉球新報、沖縄タイムスをはじめとする報道機関と報道人、学者、文化人がいかに腐敗し、沖縄戦を歪(ゆが)めてきたか、赤裸々に伝えてきたつもりだ。伝えたいことは山ほどあるが、慶良間の“住民玉砕”が終わった3月30日を最後に筆をおくことにしよう。

     ここまで発表したことを整理してみよう。

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    軍命説の誤り認めた谷川氏 、『うらそえ文藝』で真実知る

     2009年5月、『うらそえ文藝』という年1回発行の文芸誌が慰霊の特集を組んだ。それは全国的な反響を呼び、売り切れとなった。だが、沖縄では沖縄2紙は一切、報道しなかった。

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    消えた初版の「まえがき」、証言と食い違いも

     ここ数回にたって、曽野綾子さんの『ある神話の背景』についてその概要を紹介してきた。渡嘉敷島の住民の「玉砕」すなわち「集団自決」について、「極悪人赤松嘉次」の神話を一つ一つ突き崩していくという手法で解明しており、筆者は曽野さんを「ミステリー作家」と呼んでいる。彼女は数々の証人や記録を駆使し、読者をミステリー解明に引き込ませてゆく。

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    沖縄戦史捏造の原因 『鉄の暴風』をうのみに

     1970年9月、赤松嘉次氏と元部下の沖縄訪問から半年後、大阪のホテルで一つの会合が開かれた。第3艦隊の報告会であった。そこで曽野綾子さんは、初めて事件の主人公たち14、15人を見た。死ぬはずだった人々が集まっていた。谷本小次郎氏は「陣中日誌」を配った。この陣中日誌が彼女が入手した第3戦隊に関する文書1号となった。

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    自決命令の「赤松神話」、那覇市職労が捏造に加担

     曽野綾子さんは『ある神話の背景』で見事にミステリー作家ぶりを見せている。このような評価を下すのは曽野さん本人も読者の皆さんも意外に思うかもしれない。しかし、これが筆者の正直な感想だ、

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    沖縄2紙「軍命関与」報道、 曽野綾子氏の予言が現実に

     2007年3月30日、文科省は教科書から「沖縄の集団自決の軍命の記述を削除すべし」との検定意見を出したところ、翌日から琉球新報と沖縄タイムスは激しく反発し、その後、連日猛烈なキャンペーンが張られ、全市町村議会が両紙の抗し難きキャンペーンを受け「集団自決に軍命あり」の決議を出すことになった。

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    岩波が中止を要求、幻となった連載最終稿

     筆者が琉球新報記者4人組による信じ難い暴挙の件について会見しなかった理由はただ一つ、親友である嘉数(かかず)武編集長の苦しい立場を考慮したからだ。その時、筆者も嘉数氏も「大江・岩波」裁判が筆者の長期連載に影響を及ぼすことになるとは全く考えていなかった。

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    「社の方針」で連載中止、表現の自由奪った新報

     1996年6月に筆者が発表した「沖縄戦ショウダウン」の中で、沖縄タイムスの『鉄の暴風』を徹底的に批判したことがあった。その時、タイムスとライバル関係にあった琉球新報の記者たちは「よく書いたな」と喜んでくれたものだが、2006年には事情が一変していた。

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    大江・岩波裁判の誤算、訴えるべきは『鉄の暴風』

     集団自決訴訟「大江・岩波」裁判は『鉄の暴風』と沖縄タイムスも被告として訴えるべきだったが、原告側の不手際で「大江・岩波」の勝利に終わった。

     裁判の被告・岩波書店の2008年臨時増刊「沖縄戦と『集団自決』」も、「集団自決」の最重要文献で、宮城晴美氏が沖縄タイムスで発表したコラム「母の遺言―きり取られた自決命令」には一言も触れていない。被告に不利な証拠文献は避けるべきなのは自明のことだからだ。

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    県史編集委員の狙い、意図的に「集団自決」演出

     新沖縄県史の最終章において、沖縄戦編集部長の吉浜忍沖縄国際大学元教授は、1944年3月22日から45年9月7日まで連日の記録を「沖縄戦詳細年表」として発表している。筆者はアメリカ側の記録を基に「沖縄戦G2戦時記録」を出版していたからこの年表に関心を覚えた。どのような意図や背景でまとめられたか一目瞭然だからだ。「集団自決」については次のように記録している。

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    史実確認怠った林教授、日本軍と防衛隊員混同

     筆者はバックナー中将の遺族と石原正一郎大尉本人に会い、さまざまな文献に接し、ようやく事の真相に辿(たど)り着くことができた。これが、筆者の沖縄戦に対する基本姿勢だ。

     決して教科書や書籍を信じてはならない。実際、全ての学校教科書は沖縄戦戦没者数でとんでもないを犯している。新沖縄県史が「平和の礎(いしじ)」の戦没者数で決定的な詐欺行為を行ったことは既に指摘した。

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    昨日の敵は今日の友、自責の念晴れた石原隊長

     バックナー中将らが立っていた丘陵最東端の真南1キロの地点には日本軍の榴弾(りゅうだん)砲2門が草木で擬装され、じっと隊長の発射命令を待っていた。野戦重砲兵第1連隊長の石原正一郎大尉は砲弾が8発しか残されておらず、その砲弾の標的がくるのを今か今かと待っていた。

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    バックナー中将の戦死、最後まで前線で兵士鼓舞

     筆者はこの連載の冒頭で「最も醜いはずの戦争の中に、最も美しい物語が潜んでいる」と書いた。今回はその一つを紹介しよう。1945年6月18日、南部前線視察の日だ。バックナー中将の部下らは前線視察は危険だからと忠告したが、将軍はいつものように「部下の兵士らが前線で戦っているのに将軍の私が逃げるわけにはいくまい」と忠告を一蹴した。将軍は前線視察がどれだけ兵士の士気を鼓舞するか、よく知っていたから、しばしば前線に出ていた。

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    ずさんな『新沖縄戦』、両軍トップ戦死の日付に誤り

     「集団自決」という言葉は伊佐(大田)良博氏が『鉄の暴風』の中で初めて使用したもので、それまで「玉砕」と当たり前のように使われていた。実際、今でも渡嘉敷島では「第1玉砕場」とか「第2玉砕場」という呼び名が使われている。ところが記念碑には「集団自決の碑」と刻まれ、「玉砕の碑」の表記は使いづらくなっている。筆者も今さら「玉砕」という言葉を使えず、本当に困っている。だから、カッコ付きの「集団自決」で前に進もう。

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    嘘を事実認定する新県史 大田元知事、投降日を捏造

     昨年3月、沖縄県は県史『新沖縄戦』を発行した。執筆者は吉浜忍沖縄国際大学教授(今年引退)の指揮下に37人いるが、本の内容は実に杜撰(ずさん)なものだ。

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    歴史歪めた歴代知事の責任、「集団自決」に無知な翁長氏

     第1次世界大戦が終わり、戦後処理が始まった時、日米軍縮会議が開かれ、「琉球」をどうするか議題に上がった。ドイツ領であった南洋諸島が日本の「管轄下」に置かれたことはよく知られているが、「琉球」のことは誰も知らない。

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    沖縄は全体主義的閉鎖社会、曽野綾子氏の予言的指摘

     連載第1回で筆者は、1950年8月15日、沖縄タイムス編『鉄の暴風―現地人による沖縄戦記』によって赤松嘉次大尉と梅澤裕少佐は「集団自決」を命じた「極悪人」であることが暴露され、そのイメージが定着した、と書いた。『鉄の暴風』の第2章「悲劇の離島・集団自決」の著者・伊佐(後に太田と改名)良博氏がその元凶だったが、その後、誰もそれを咎(とが)める者はなかった。しかし、曽野綾子氏が73年、『ある神話の背景』で赤松氏や第3戦隊の隊員らに取材し、太田良博氏の“極悪人赤松嘉次”の神話が音を立てて崩れていったのだ。

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    渡嘉敷島“玉砕”の真実、3人組で20人超を殺害

     金城重明牧師は「集団自決」の日から50年後の1995年、一冊の本を高文研から出版した。『集団自決を心に刻んで―沖縄キリスト者の絶望からの精神史』というタイトルだ。彼は70年4月15日、琉球新報紙上に「渡嘉敷島の集団自決と戦争責任の意味するもの」と題する一編を発表した。あの集団自決から25年後、長い沈黙を破って表に出てきたのだ。そして50年後には東久邇(ひがしくに)稔彦(なるひこ)内閣の「一億総懺悔(ざんげ)」を非難している始末だ。

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