ロシアのシリア内戦介入 アルアハラム財団事務局長に聞く
民主化強制は失敗、アラブ世界に必要な「発展」
ロシアのシリア内戦介入アルアハラム財団事務局長 モハメド・F・ファラハト氏に聞く(4)
――ムスリム同胞団のエジプトにおける現状はどうか。政府からの強い圧力の下に彼らは「イスラム国(IS)」や過激派により近づいているのか。

米中東政策への不信 アフガン、イラクでテロ拡大
ロシアのシリア内戦介入アルアハラム財団事務局長 モハメド・F・ファラハト氏に聞く(3)
――エジプトは米国から大量の軍事支援を受けている。もしエジプト政府がロシアとより接近した場合、米国は関係を切る可能性はあるのではないか。

露の戦略的立場強化、イランとサウジの仲介も
ロシアのシリア内戦介入アルアハラム財団事務局長 モハメド・F・ファラハト氏に聞く(2)
――エジプトとサウジ間には誤解はないのか。
サウジはシリアのアサド政権に強く反対し、アサド政権を崩壊させようと努力している。シリアにスンニ派政権の樹立を願っている。サウジはシリアの民主化には関心がないが、イランとの戦いに関心がある。アサド政権はこの地域でのイランとの同盟国の一国だ。

エジプトとロシア、シリア国家維持では利益共通
ロシアのシリア内戦介入アルアハラム財団事務局長 モハメド・F・ファラハト氏に聞く(1)
混迷を深めるシリア情勢に、アサド政権と連携したロシアが本格介入した。このことは中東全体の行方に大きな影響をもたらす可能性がある。エジプトの有力な戦略研究所や新聞社などを傘下に置くアルアハラム財団事務局長のモハメド・ファイエズ・ファラハト氏に聞いた。(聞き手=カイロ・鈴木眞吉)
